2015/05/07 16:00
14歳の中学生アイドルシンガー吉田凜音が、5月6日に都内ライブハウスにて【ポジティビティ祭り!】と題されたワンマンライブを行った。
過去にも都内でワンマンライブを行っている彼女だが、今回はいつもとは異なる内容でDJタイム有り、初の生バンド演奏有り、更にそのドラムを彼女のリリース作品全てのプロデューサー 西寺郷太(NONA REEVES)自身がプレイするプレミア演出も有りという、実に濃度の高いものになった。
1曲目「恋のサンクチュアリ!」から会場のテンションは一気にヒートアップ。「今日のライブは本当に来たほうが良かったよ! 来なかった友達には怒ったほうがいーよ!」彼女のMCに会場は盛り上がり、バックダンサーチーム“NATT!”との絡みも交えつつ軽快なテンポでライブは進む。
りりりんね「卒業カウントダウン」、カバー曲「初恋サイダー」等のアッパーな楽曲とミディアムナンバーを織り交ぜて更にライブは盛り上がっていく。そんな彼女のライブのもう一つの魅力と言えば、あの絶妙なマイペーストーク。彼女、実は周囲から“師匠”と呼ばれているらしいのだが、その事についてMCで触れた場面。「あの、私って“師匠”と呼ばれてるんですけど、師匠って初めに呼んだのは誰でしょうか?」といきなり喋りだし、反応の薄い空気に「知らない、と…はい!」「興味ない、と…はい!」「みなさん、これからも“師匠”とお呼びください!」「ありがとうございます!それでは続いての曲」と、振った質問の答えを言わないままに何事もなく次の曲に進んでしまうこのマイペースさ。これも彼女のキャラクターの大きな魅力と言えるだろう。
本編最後のパートで披露された「テンセイリンネ~GONG! GONG! GONG!~」で遂に西寺郷太(dr)、KASHIF(g)が登場。自身初となる西寺郷太との生共演&生バンド演奏に会場のテンションも最高潮に達し、その勢いのままにアンコール含めた全3曲が彼等とコラボ披露された。アンコール前のMCでは、西寺郷太本人が「今日は凜音ちゃんとライブを一緒にやれるという事で楽しみにしてきました! ゆくゆくは“globe”みたいに(プロデュースの立場から)メンバーに入ろうかな!」と挨拶があり、会場は大きな歓声に包まれた。
アンコール含めた全17曲、14歳の若さと類まれな歌唱力が最高のミュージシャン達によって一層引き出された今回のコラボは、彼女の更なる糧となるだろう。今夏も札幌と東京を活発に移動し多くのアイドルイベントへの出演を予定している彼女は、正に今、シンガーとして表現者として成長の真っ只中にいると言えるだろう。
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