2017/07/13 10:21
1990年代に大ブ-ムを巻き起こした伝説的テレビドラマの25年ぶりの続編「ツイン・ピ-クス The Return」の放送を記念して、主人公のク-パ-捜査官を演じたカイル・マクラクランが来日。12日に東京都内で記者会見が行われた。
「ツイン・ピ-クス」は、のどかな田舎町ツイン・ピ-クスで起きた殺人事件を巡って、FBI捜査官ク-パ-がその真相に迫ってゆくミステリ-。鬼才デヴィッド・リンチ監督ならではの謎めいた映像世界と、強烈な個性の登場人物たちが繰り広げる物語が話題を呼び、世界中で大ブ-ムを巻き起こした。 その最終話にあった「25年後に会いましょう」の言葉通り、2017年に復活を果たした続編が、「ツイン・ピ-クス The Return」である。
久しぶりの来日となったカイル・マクラクランは、「記憶にある通り」という東京の印象について、「清潔な町で、まるでツイン・ピ-クスのようです。日本人の温かいおもてなしは世界一」と満足そう。
放送前のため、スト-リ-について多くは語れないとしながらも、その口からは「郷愁を呼ぶよりも、新しいスト-リ-が見られる」、「僕は幾つかの役を演じている」、「誰もが予想できなかった展開」と、断片的ながら期待を煽る言葉が次々と飛び出した。
また本作は、全18話をすべてデヴィッド・リンチが監督しており、全話の撮影を終えてから18話に分割するという異例の制作スタイルが特徴。複数の監督が参加した前シリ-ズよりも、さらに濃密な“デヴィッド・リンチ・ワ-ルド”が味わえる。リンチと長年の信頼関係を築いてきたカイルも、「一番興奮したのは、デヴィッド・リンチと久しぶりに組めること。18時間、全て彼が演出していることが楽しみ」と語った。
その一方、前シリ-ズを知らない視聴者に対しては、「知らなくても楽しめます」と前置きしつつ、「ただし、時間があれば最初の序章と劇場版『ツイン・ピ-クス/ロ-ラ・パ-マ-最期の7日間』を見ておくと、より楽しめます」とアドバイス。独特なデヴィッド・リンチの映像世界については「オ-プンな気持ちで見て」と、アピ-ルした。
続いて、「ツイン・ピ-クス」ファンのお笑い芸人、椿鬼奴が、前シリ-ズで“世界一美しい死体”と話題を集めた登場人物ロ-ラ・パ-マ-風の衣装を纏って登壇。感極まって涙を流す椿に自らのワイナリ-で作ったワインをプレゼントするなど、和やかに交流を繰り広げた。
「ツイン・ピ-クス The Return」は、7月22日(土)夜9時、WOWOWプライムで全18話が放送スタ-ト。第1話無料放送。毎週土曜夜9:00(二か国語版)/毎週金曜夜11:00(字幕版)
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