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<インタビュー>初来日公演の開催が迫るレヴィン・カリ、ビヨンセからも愛されるシンガーソングライター/プロデューサーが語る自身の歩み

インタビューバナー

 R&Bやネオソウル、ヒップホップを取り入れた最先端のサウンドでリスナーだけでなく、名だたるアーティストからもラヴコールを受けるシンガーソングライター/プロデューサー、レヴィン・カリがビルボードライブ東京と大阪で初来日公演を開催する。ドレイクや、スノー・アレグラ、スクリレックスらとの共作を経て、2022年にはビヨンセの最新アルバムに収録されている4曲を共作/プロデュースしたことが大きな話題となり、現行のポップスシーン最重要人物と言っても過言ではない存在となっている。ジャンルを超えてのコラボレーションワークだけではなく、自身の音楽制作の歩みも止めない、多忙を極める彼にインタビューを敢行し、そのキャリアの成り立ちや未来への展望、そして運命的なビヨンセとの出会いまで様々な質問に答えてもらった。

音楽キャリアやインスピレーションについて

――アーティストを目指したきっかけは何ですか?

レヴィン・カリ:音楽を作っているときにだけ感じるフィーリングがあるんだ。新しいコード進行やメロディー、グルーヴを見つけたときにね。今まで感じたことのある感情のなかで最も充実感があるフィーリング。この感覚に近いものは何もないし、いつまでも飽きることはないよ。


――これまでの音楽キャリアについて教えてください。何歳くらいからアーティストを目指しましたか?

レヴィン:今のところ、ここに来るまでの僕のキャリアはかなりワイルド。あまり人に教えたことがないから、僕がどうやってキャリアをスタートさせたのかを知っている人はあまりいないんだけど、TV番組かなにかにするべきだと思う。端的に言うと、2017年、僕が22歳のときから音楽はリリースしてる。



――音楽活動において、1番影響を受けたアーティストはいますか?

レヴィン:家族から影響を受けたし、今も家族からインスピレーションをもらっている。(※両親もミュージシャン)メロディーやリズムに惹きつけられるのは、僕のDNAの一部なんだと思う。両親は常に家のなかで歌ったり楽器を演奏していて、叔父や叔母も一緒に音楽を作ったり歌ったりしているんだ。尊敬しているアーティストはたくさんいるけど、僕の基礎になっているのは確実に家族からの影響だね。


――注目しているアーティストはいますか?

レヴィン:ファレル・ウィリアムスは僕にとっての大きなインスピレーション源。アーティストであることと、プロデューサーやソングライターでいることのバランスのとり方はすごいと思う。ジャンルを超えて興味を持ち続けている点もね。


――普段から仲の良い・親交のあるアーティストはいますか?

レヴィン:遊びに行ったり、音楽を作ったりするアーティストはたくさんいるよ。今日に至るまで、一番一緒に働いているのは高校からの友達だし、コラボレーションするアーティストも実際につるんでいるリアルな友達なんだ。


――好きな音楽や普段聞いている音楽は何ですか?

レヴィン:最近はかなりランダムに音楽を聞いているかな。レニー・クラヴィッツ、ピエロ・ピッチローニ、ドレイコ・ザ・ルーラー…僕の音楽のテイストはかなり手広いって言えるかも。


――音楽以外の趣味や特技はありますか?

レヴィン:ゴルフが大好き。


――ファッションがおしゃれな印象ですが、何かこだわりはありますか?

レヴィン:最近は、シルエットやテクスチャーにすごく興味があるんだ。シルエットを見るだけで、僕だってわかるようなスタイルを見つけたり、シンプルなアイテムに深みを出してくれるようなテクスチャーを探すのにハマっている。着ていて気分がいい服や、僕の身体にフィットするものに惹かれるから、あまりブランドものに興味を持ったことはないな。





運命的なビヨンセとの出会い

――ビヨンセの最新作『ルネッサンス』収録曲4曲をプロデュースされてますが、プロデュースの経緯について教えていただけますか。

レヴィン:偶然にも、僕が当時興味を持っていたテーマやスタイルに彼女も興味を持っていて、彼女のチームと繋がることができたんだ。星が一列に並んで、僕たちを同じ方向に向かせてくれた感じだね。



――ビヨンセとの楽曲制作エピソードは何かありますか?

レヴィン:全ての経験がすごく特別なものだったよ。ずっと尊敬していた人とコラボレーションできたわけだからね。一緒に作った楽曲が世界でリリースされたときの気持ちは、かなり現実離れしていたよ。


――あなたにとっての音楽はなんですか?

レヴィン:僕のすべて。


――これから挑戦してみたいことはありますか?

レヴィン:TVシリーズを手掛けてみたい。


――日本の印象はどうですか?

レヴィン:日本のことは人からたくさん聞いているよ。例えば、どんなに街が綺麗かとかね。食べ物やカルチャーも最高って聞いているから、自分で実際に経験するのがすごく楽しみ。


――日本でやってみたいことや、行きたい場所はありますか?

レヴィン:チャンスがあったら、沖縄や鹿のいる公園に行ってみたい。シーズンではないと思うけど、スノーモンキーも見てみたいな。あと買い物は絶対にしなくちゃ。寿司が大好きだから、美味しいレストランを見つけるのも楽しみ。


――初の来日公演に向けてファンにメッセージをお願いします!

レヴィン:みんなにショーで会えることを楽しみにしているよ。日本に行ってみんなのためにパフォーマンスをするのが本当に楽しみなんだ。日本でショーをするのはずっと夢だったからね。今まで演奏したことのない曲もパフォーマンスするつもりだよ。I love y’all.




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