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ぜったくん『人間』インタビュー「一番調子に乗ってるじゃないですか、人間って(笑)。それで「良いところはなんだろう」と考えたら“愛”だったっていう」



ぜったくん『人間』インタビュー「一番調子に乗ってるじゃないですか、人間って(笑)。それで「良いところはなんだろう」と考えたら“愛”だったっていう」

 町田で生まれ育ち、音楽とゲームをこよなく愛し、夢心地なトラックとエッセイのように日常を切り取ったリリックで人気を博す、ナチュラル系ヒップホップアーティスト・ぜったくん。人間の醜さも美しさも描いた『人間』リリースタイミングで、Billboard JAPAN初となるインタビューを敢行しました。誰もが共感できて、ちょっと誰かに優しくなれる本作についてはもちろん、ぜったくんがどんな人間なのか知るべくその音楽人生についても語ってもらったので、ぜひご覧下さい。

Interviewer:平賀哲雄|Photo:白井絢香

すごくおとなしくて、よく泣いている子供でした

--Billboard JAPANインタビュー初登場。そして『人間』リリースタイミングということで、まずはぜったくんがどんな人生を歩んできたのか掘り下げさせて下さい。幼い頃はどんな子供だったんですか?

ぜったくん:すごくおとなしくて、よく泣いている子供でした。泣くのは格好悪いことと思っていたんですけど、「絶対に泣かないぞ!」という気持ちが溢れ出て泣いてました(笑)。例えば、スポーツとかやっている奴って怒られ慣れているから泣かないじゃないですか。でも、ウチはあんまり怒る感じの家庭じゃなかったこともあって、先生から何かちょっとしたことで怒られると、うっ!ってなって泣いてしまって。あとは、よくゲームをしていました。

ぜったくん『人間』インタビュー「一番調子に乗ってるじゃないですか、人間って(笑)。それで「良いところはなんだろう」と考えたら“愛”だったっていう」

--どんなゲームをしていたんですか?

ぜったくん:母親がゲームボーイをやっていて、ポケモンの赤緑を3才ぐらいのときに一緒にやっていたのが始まりで、いちばん最初に買ってもらった家庭用のハードがNINTENDO64だったので、最初のスマブラでよく遊んでいましたね。兄貴のいる友達とかってめちゃくちゃスマブラに詳しいんですよ。兄貴は俺たちより数段上の格ゲーの情報を知っていて、スマブラの勝ち方を分かっているから、それで毎回ボコされながら「どうやってそんなに強くなったの?」って聞いて、それを吸収するみたいな。

--おとなしくて、よくゲームをやっていたということは、あんまり外で遊ぶような子供ではなかったんですかね。

ぜったくん:なかったですね。外で遊ぶのはそんなに好きじゃなかったんですよ。けど、テニスだけはやっていたんです。たぶん親に薦められたんだと思うんですけど、近所にテニススクールがあって。それでやってみたら楽しかったのと、当時は『テニスの王子様』の放送がちょうど始まった頃だったから「テニプリのヤバい技をできるようになりたい」という想いから続けていました。白鯨(はくげい)っていう、相手のコートでボールをバウンドさせて自分のもとへ戻す技があるんですけど、それが奇跡的に出来たときは「白鯨だぁ!」みたいな(笑)。

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--ぜったくんは町田で生まれ育ったそうですが、どの辺りによく出没していました?

ぜったくん:中学生の頃は、ラブホ街のほうにある町田ボウリングセンターでよく遊んでいました。神奈川との県境に境川という川が流れていて、南町田の家からチャリでそこのサイクリングロードを通って、ラブホ街にチャリ停めて、友達とボウリングして帰るみたいな。

--音楽に傾倒するようになったきっかけは何だったんでしょう?

ぜったくん:これもまた親の薦めなんですけど、ヤマハの音楽教室に通わせてくれていたんですよ。3才のときから。そのときは「なんでこんなことをやらなきゃならないのか」ってイヤイヤやっていて。ピアノの発表会もキライだったんですよ。最初に礼して、弾いて、終わったらまた礼するやつ。あれが本当にイヤで「辞めたいな」と思っていたんですけど、途中からバンドのアンサンブルみたいな発表会があって。大人数で、みんなエレクトーンだけど、リードを弾く人とかベースを弾く人とかパートを分けて演奏するんです。僕はベースだったんですけど、それがめっちゃ好きで「うわぁ、こんなにアンサンブルって楽しいんだ!」みたいな。なので、その為だけに続けていました(笑)。

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--それが音楽の原体験だったんですね。

ぜったくん:あとは、親がSMAPを好きで聴いていたので、小学生の頃は一緒にライブを観にスタジアムへ行ったり。仕掛けがめっちゃあるから、子供でもすごく楽しかったんですよね。ゆずのスタジアムでのライブにも行きました。

--ヒップホップへの目覚めは?

ぜったくん:中学生の頃に音源をいっぱい持っている友達がいて、自分のPSPに「入れてくんない?」って頼んだら、その中にRIP SLYMEの曲があって、そこから日本語ラップをよく聴くようになって。で、高校生の頃にノリで「みんなでちょっとラップしてみない? 町田クルーみたいなのやんない?」って(笑)。そこでちょっとヴァースを書いたりして、友達ん家の押入れでレコーディングして、それを聴いて「ヤバっ」みたいな。それが最初のヒップホップとの出逢い。ただ、そのあと大学へ入ったときに「新しいことをやりたい」と思ってギターを始めたんですよ。で、ゆくゆくはバンドで活動するんですけど。

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自分はSNSよりも曲のほうが気持ちを伝えやすい

--そのきっかけは何だったんですか?

ぜったくん:コピバンするサークルに入ったんです。初心者向けのサークルで、そこで「最初から教えてくれ」みたいな。で、ELLEGARDENとかアジカンとか邦ロックをコピーしてだんだん演奏できるようになったら、自分のバンドを組みたいと思うようになって、卒業してからオリジナルの曲でバンド活動をしていたんですけど、それが空中分解してしまって。「じゃあ、ひとりで音楽やる」と思ったときにDTMをちょっとやっていたから、それにラップを乗せてみようと。「高校生の頃にやっていたアレをもう一度」みたいな感じで。

--その時点で「音楽で飯食えるようになりたい」的なヴィジョンはあったんですか?

ぜったくん:ヴィジョンはありました。一応、新卒で就職はしたんですけど、1時間で退社するという事件がありまして。そこから「もう何やっても大丈夫かもしれない」と思って、ラップとか曲とか作っているうちに「これでいけたらいいな」という気持ちは芽生えていました。


▲ぜったくん : 入社して1時間でやめた理由

--プロフィールには「だらだらした生活の最中、ラブホでバイトしながら作った楽曲がきっかけで、オーディションのグランプリを勝ち取ってしまう」と書いてありますけど、具体的にはどれぐらいだらだらした生活を送っていたんですか(笑)?

ぜったくん:ラブホで夜勤のバイトをしていたんですけど、めちゃくちゃヒマだったんですよ。お客さんが来ても宿泊していると部屋から出てこないから、やることがなくて。そこでDTMの勉強したりとか、映画観たりとか。で、家に帰ってからも同じことをするんです(笑)。要するにダラダラ過ごしていたんですけど、そんな中で考えたんですよ。「どうやったら上がれるんだろうな。どうやったらバイトしないで音楽だけで食えるのかな」って。ただ、自分はSNSとかも好きじゃないし、セルフプロデュースがすげぇ苦手だなというのもあって。であれば、オーディションをバチボコ受けようと思って、受けまくっていたら優勝させてもらったっていう。

--それがきっかけでデビューして、様々な作品をリリースしていくわけですけど、ぜったくんの日常の葛藤などを描きながらも、気構えずに聴けるラップの世界観ってどうやって確立されていったものなんですか?

ぜったくん:3,4年ぐらい前、バンドをやっていた頃は、自分の悩みを書くのが恥ずかしいと思っていたんですけど、みんなが聴いてくれるようになったここ2,3年のリリックに関しては、自分の気持ち、生活の中で本当に思ったことを書くようになって。そうなったのは、自分はいらんことまで考えちゃうタイプなんですよね。で、最終的に「宇宙ってなんなんだ?」みたいなところに辿り着くんですけど(笑)。そういうことばっかり考えちゃっていたから、それをそのまま書いたらいいのかなって。で、それが日常生活に紐付いているようなリリックしたいなと思って今のスタイルになったんです。

ぜったくん『人間』インタビュー「一番調子に乗ってるじゃないですか、人間って(笑)。それで「良いところはなんだろう」と考えたら“愛”だったっていう」

--強く見せようとする言葉選びをしないのも特徴的ですよね。今はヒップホップも多様化しているからアレですけど、ストロングスタイルでヒップホップの歴史を作ってきた人たちもいる中で、ぜったくんはその真逆というか、そうはならないようにしている印象も受けます。

ぜったくん:ヒップホップは「上がってやったぜ!」みたいなことを主張するような文化だったし、自分もそういう強い曲ばかり聴いていた時期もあったんですけど、僕がラップするリリックではないなと思っていて。ただ、その中で、RHYMESTERさんとか、RIP SLYMEさんとかもそうですけど、わりと日常のことや自分の気持ちを歌っていたりして「上がってやったぜ!」じゃない、そういう曲たちを聴いたときに「これが自分には合っているな」って。それで、自分も日本語ラップで日常を歌おうと思ったところはあります。あと、それが得意っていう。切り取り方がなんかエッセイっぽいなって思っているんですけど、そういうリリックが自分でも得意だなと感じているんで、それをみんなにも聴いてもらえたらなって。

--先ほど、SNSが好きじゃないと仰っていましたけど、そんなところに自分の気持ちを乗せるんじゃなくて、自分の曲に乗せて表現するというところに集中させている。純粋に音楽をアウトプット先に選んでいるからこそ、今回の「人間」みたいな曲も生まれるんだろうなって。

ぜったくん:そうですね。ツイートひとつ取っても捉え方次第で全然違って見えたりするじゃないですか。人によっては「この文章はすごく攻撃的だ」と感じたり。そうなるのがイヤだし、怖いし、炎上もしたくないし(笑)。それよりは音に乗せたほうが間違いないというか、サウンドの雰囲気と併せて伝えることが出来るし、あんまり捉え方が悪い意味で多様化しないような気もして。だから、自分はSNSよりも曲のほうが気持ちを伝えやすい。

ぜったくん『人間』インタビュー「一番調子に乗ってるじゃないですか、人間って(笑)。それで「良いところはなんだろう」と考えたら“愛”だったっていう」

--それもあってか、ぜったくんのリリックはヒップホップとして表現されているわけですけど、フォークソングにも通ずるものがあるのかなと思って。今回の「人間」で言えば、吉田拓郎「人間なんて」にも通ずる“人間なんて凄いもんじゃないんだよ”というマインドがあったり。

ぜったくん:“人間なんて凄いもんじゃないんだよ”という想いは、この曲を書き始めたときからありました。一番調子に乗ってるじゃないですか、人間って(笑)。だから、書きながら人間のイヤなところばかり見えちゃって。それで「良いところはなんだろう」と考えたときに“愛”だったっていう。

--そもそもどうして人間について書いてみようと思ったんですか?

ぜったくん:この曲に関しては、サビがまず「人間 誰だって♪」って浮かんだので、それで人間について書くことにしたんです。で、人間について考え出したら「調子に乗ってる」と思って(笑)。

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1回めちゃめちゃどかーんって単純に売れたいです(笑)

--人間について書いているから当然かもしれませんけど、この曲は共感性しかないですよね。人間であれば、誰もが思い当たるリリックだらけ。例えば、電車から降りながら肩をぶつけてきた奴のことを考えるくだりとか。

ぜったくん:「絶対にぶつかんなくても行けただろ」っていう場面ってあるじゃないですか。それで「こいつは会社ではどんな奴なんだろう?」って考えていく中で、意外と慕われていたらイヤだなと思ったり。これは完全な偏見ですけど、ぶつかっておいて「ごめんなさい」と言わない人ってすごくオス味が強いなと思って。オラオラ系というか。ということは、そのオラオラがゆえにみんなを引っ張ってくれる人かもしれない。だとしたら「だるいな」と思って(笑)。

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--そこからどういう変遷を辿って“愛”に辿りついたんですか?

ぜったくん:例えば、大好きなケーキを半分に切り分けて、でっかいほうを「これ、君のね」って渡してあげる。なんかそういう自己犠牲じゃないけど、その人の為に何かやってあげたいと思う。自然とそう思えるところも人間にはあって、それが人間の愛なのかなって。最初はその行為すらも「結局、相手に好かれたいからなんじゃないか。自分の利益の為にやっているんじゃないか。人間って悪いところばかりじゃねぇか!」って思ったんですけど(笑)。でも、そういう良く見られたいところも含めて、とっさに「やってあげたい」と思った瞬間。それは愛なのではないかと思い直して。

--最終的に肯定してポップに昇華する。それこそがぜったくんのアイデンティティなのかもしれませんね、

ぜったくん:あんまり暗くはなりたくないじゃないですか、やっぱり。聴いたあとにツラい気持ちになったらイヤなんで、最終的にはポジティヴにしたいと思っていますね。今回も「人間って悪いところばかりじゃねぇか!」で終わらせないで、人間の良さはなんなのか考えようとしたのは、そうじゃないと信じたいからだと思うんですよね。考え方ひとつで人生って楽しいと思えるから「人間って良いもんだよ」って自分に言い聞かせる。そういうところもあると思います。

--過去2回のワンマンライブを取材させて頂いたんですけど、まさに今話していたマインドが溢れていましたよね。特に初ワンマンのみんなが自然とボロ泣きしちゃっていた状況なんて「人間って良いもんだよ」そのものじゃないですか。

ぜったくん:ハハハハ!

▼ぜったくん「すっごい涙してる!」初ワンマンで盟友らバンド陣とボロ泣き──生涯忘れないであろう優しい夜
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▼ぜったくん、初のフルアルバム『Bed in Wonderland』を体現するワンマンライブ【WAKE WE UP!!!】大成功
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--最後にみんなで泣いちゃうような構成ではなかったのに、そこにある音楽と空気でナチュラルにそこへ到達してしまった流れは、ぜったくんのライブならではなんだろうなと思いました。

ぜったくん:僕にとってもすごく特別なライブになりましたよ。そもそも泣くっていうことがないですから(笑)。それこそ小学生のときに怒られて泣いた以来。ライブで泣くってことがあるとは……自分でも驚きましたね。


▲ぜったくん初 ワンマンライブ「Good Feeling」2021.11.03 @SHIBUYA WWW X ダイジェスト映像

--今回の新作『人間』、どんな風に響いてほしいなと思いますか?

ぜったくん:この曲はリズミカルで、メロとかもすごく気に入っているから音楽として楽しんでほしいと思いますし、歌詞を聴いて……偉そうに思われたら申し訳ないですけど、愛について考えてほしいなって。あと、ぶつかって「ごめんなさい」を言わなかった人が「ごめんなさい」と言うようになってほしいです(笑)。

--そんな『人間』もリリースされる2023年、どんな展開をしていこうと思っているんでしょう?

ぜったくん:曲をいっぱい作りたい。というのが今年の目標としてあって、仲間内で「今年は20曲作ろう」と言ってて。ただ単に量産すりゃいいもんじゃないと思うんですけど、いっぱい作ることによってアウトプットの脳が活性化するし、その中でめちゃくちゃ良い曲が生まれることもあるんで。そういう曲が出来たら世に出していきたいなと思っています。

--ぜったくんって「音楽を続けて、最終的にここに辿り着きたい」みたいなヴィジョンを持っていたりするんですか?

ぜったくん:「誰々みたいになりたい」みたいなロールモデルとかはないんですけど、自分で曲をつくって、自分でラップして歌っている。これがいつまでも続いたらいいなって。曲作りも好きだし、出来たときの達成感もめちゃくちゃあるし、それをみんなが聴いてくれるのは嬉しいし、こんなに幸せなことってないから。でも、それをずっと続けていく為にも、1回めちゃめちゃどかーんって単純に売れたいです(笑)。

ぜったくん『人間』インタビュー「一番調子に乗ってるじゃないですか、人間って(笑)。それで「良いところはなんだろう」と考えたら“愛”だったっていう」

Interviewer:平賀哲雄|Photo:白井絢香

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