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2019/11/18

カーディ・B、待望の2ndALに向けた曲作りや女優業について語る

 Netflixのラップ・オーディション番組『リズム+フロー』の審査員を務めたり、ジェニファー・ロペス主演の映画『ハスラーズ』に主要キャストとして名を連ねたりと、2019年は音楽以外の活動でも多忙だったカーディ・Bが、待望の2ndアルバムに取り組んでいることを米ビルボードとの最新インタビューで明かしている。

  「アルバムのことばかり考えている。(活動の)焦点はそれだけみたいなもの」と言う彼女は、ニュー・アルバムの楽曲作りにおいて迷いがあったことを認めている。「やりたい音楽がいくつかあるんだけど、”これに興味を持ってもらえるのかな?”って思ってしまう。状況が変わったと感じるんだ。今はトゥワーク・サウンドっぽいものが流行ってるじゃない?だから、”自分の音楽を(流行に)合わせるべきか?”って悩む。でも流行ばかりを追うわけにはいかない。やっぱり自分がやりたいことを選択しなければならない」と、彼女は新曲について語っている。

 デビュー作『インヴェイジョン・オブ・プライバシー』でも貫いていたその曲作りのスタンスは結果的に大成功し、米ビルボード・アルバム・チャート”Billboard 200”首位を獲得しただけでなく、【グラミー賞】<最優秀ラップ・アルバム>を女性ソロ・アーティストとして初めて受賞することになった。デビュー作についてカーディは、「みんなに聴いてもらいたいもの、自分が好きなものを選択していた」と振り返り、「だから今もそうしている。スタジオでは楽しんでるんだ、だって、”最初のアルバムはこうだったから、同じレシピじゃなくっちゃ”とか考えていてもうまくいくわけがないし」と説明している。

 現在はアルバム制作に集中しているものの、引き続き映画出演などもこなす彼女は、役どころは不明だが『ワイルド・スピード9』にも出演することが発表されているほか、今回のインタビューで主演映画が控えていることも明かしている。『ハスラーズ』での経験が『ワイルド・スピード9』でも生かせると思いながら撮影に挑んだものの、予想以上に難しかったそうで、「もっと演技レッスンを受けなくちゃ」と彼女は笑いながら話している。

 現在のカーディの多岐にわたる活躍は、2017年に「ボーダック・イエロー(マネー・ムーブス)」が大ヒットしたことから始まった。自身を一躍スターダムへと押し上げたこの楽曲のレガシーについて聞かれると彼女は、「レガシー?えー、分からない。どうやって説明すればいいの?単なるちょっとした曲じゃない。どのパーティーでも、新年とか、シンコ・デ・マヨとか、感謝祭とかさ、毎回パーティーを盛り上げるためにかけたくなるような曲なんだよ。魅力的な女、イケてる女になった気分にさせてくれる、そんな曲。”ボーダック・イエロー”はイケてる女なんだよ」と彼女らしい答えを返しつつも、「音楽業界やレーベルが、女性アーティストがこれからもっと活躍できるってことに気付くきっかけになったと思う」と、真面目な分析もしている。

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