2016/04/16 12:00
今週もチャートは波乱気味。2位のPerfumeは4週連続ベスト5入りで虎視眈々と首位を狙っているし、ツイッターのつぶやき数だけで一気に6位まで上昇したRADWIMPSなんていうダークホースまで現れた。
そんななか、1位を獲得したのは欅坂46の「サイレントマジョリティー」だ(【表1】)。昨年8月に結成されたばかりのプロジェクトで、本作がデビュー曲となる。4種類の形態でリリースされたということもあり、複数枚購入者が多いことは想像つくが、それでも初週だけで25万枚超えというのは驚異的。もちろん、売上に比例して、ツイッターの指数(水色のグラフ)や、YouTubeなどの再生数(赤いグラフ)も軒並み上位。そして、注目すべきはラジオでのオンエア回数だ(緑のグラフ)。アイドルものはラジオが弱いことも多いが、先々週が89位、先週が28位、そして今週が7位と、しっかり上位へと上っている。これは、彼女たちへの期待度の高さが、ラジオ・プロモーションにつながったといえるだろう。
その欅坂46の先輩格である乃木坂46。彼女たちの新曲「ハルジオンが咲く頃」は発売週だった先々週に首位を獲得したが、今週も先週と変わらず4位にとどまっている(【表2】)。こちらは動画の再生数は圏外になってしまったが(赤いグラフ)、ツイッターの指数は横ばいで12位をキープ(水色のグラフ)。そして、ここでもラジオのオンエア回数はそれほど落ちずに27位と健闘している(緑のグラフ)。彼女たちもラジオでの応援があるから、上位にい続けられるといっていいだろう。そのためには楽曲のクオリティも大切だということがよく分かる。アイドルでも、しっかりと楽曲がラジオでプレイされることを念頭に置かないと、チャート上位をキープするのは簡単ではないのだ。text by 栗本斉
関連記事
Billboard JAPAN HOT 100
欅坂46「サイレントマジョリティー」がセールス、ダウンロードで1位獲得、Twitter1位はラッド「前前前世」が初登場1位に
【Chart insight of insight】季節モノ・ソングがチャート上昇! 春の定番となったレミオロメンとケツメイシの秘密
【Chart insight of insight】頑張れ20年選手。じわじわとチャートを追い上げるASIAN KUNG-FU GENERATIONとケツメイシ
【CHART insight of insight】発売前なのにチャートイン? Perfumeと三代目 J Soul Brothersの秘密最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Hot Shot Songs】米津玄師「IRIS OUT」が首位、HANA 5曲入り
2
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
3
Billboard JAPAN 2025年年間チャート発表、Mrs. GREEN APPLE/Snow Manが首位
4
【ビルボード 2025年 年間Download Albums】Mrs. GREEN APPLE『10』大差で1位、Number_i/サザンが続く
5
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
インタビュー・タイムマシン







注目の画像















