2014/09/22 16:10
9月3日に最新アルバム~1979年12月の日本武道館公演を収録した初のライブアルバム『SUPER TAKANAKA LIVE!』の内容をスタジオで完全再現レコーディングした『SUPER STUDIO LIVE!』をリリースしたばかりの日本が誇るギタリストTAKANAKAが「ビルボードライブ東京」に登場。この日のライブはその伝説の武道館公演がクラブサイズで体感できることになるだろうと大きな期待を抱いてTAKANAKAの登場を待った。
TAKANAKAといえば、代表曲「BLUE LAGOON」は勿論、昭和のプロレスファンには涙ものの名曲~プロレスラー天龍源一郎のテーマ曲「THUNDERSTORM」等、数々の名曲、特に夏が似合うナンバーを生み出すアーティストであり、永遠のギター・ヒーローだ。
そのTAKANAKAが遂にビルボードライブのステージに登場した!
オープニングは名刺代わりの1発、最新アルバムでも1曲目を飾る「BLUE LAGOON」!派手なシャツに青いSGが良く似合う。客席もこの曲でTAKANAKAのギターに一気に惹き込まれた。続く「EXPLOSION」では曲の途中でメンバーとキメのジャンプを披露。「珊瑚礁の妖精」には心底癒された。至近距離で体感するTAKANAKAのギターに早くも感無量。
この後メンバー紹介が行われたが、小島良喜と青柳誠の2台のキーボードでサウンドにより重厚感が増し、斉藤ノヴのパーカッションの存在感も大きかった。そして、懐かしさと共に驚かされたのはベースの松原秀樹だ。嘗て中村雅俊が先生役で主演を務めた人気TVドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』に前島正樹という生徒役で出演していた元俳優だ。俳優からベーシストに転向し、TAKANAKAと共演していることに感動してしまった。
最新アルバムに収録された新曲「BLUE WIND」は、ストラトに持ち替えて披露され、軽快なTAKANAKAらしいサウンドでヒットの予感を感じさせる素敵なナンバーだ。今回、個人的に胸を打たれたのはジャズの名曲「I REMEMBER CLIFFORD」と「LEFT ALONE」。「LEFT ALONE」ではTAKANAKAが冒頭でスティール・ギターを披露し、ギターは歌っていた。
途中、「近過ぎてやりにくい。見ないで!」とステージと客席があまりにも密接している状況に本音を吐露しながらも、後半のMCではニュースで話題の「デング熱」の話から、朝考えたギャグと言ってギターで蚊の羽音を熱演。そして、エコーが掛かったマイクで今人気のどぶろっくの「もしかしてだけど」を歌い出し、「高・中・正・義・すばらしいんじゃないの~」と会場を和ませてくれた。そんな遊び心も永遠のギター・ヒーローの魅力だ。「READY TO FLY」では白いSGに持ち替え、青柳誠がソプラノ・サックスを披露。ラストの永遠の名曲「黒船」も圧巻だった。
夏と言えば、TAKANAKA。最高のギターで猛暑が続いた今年夏の終わりを告げてくれたような最高のライブだった。
ビルボードライブ東京公演:2014.9.7(日)より
Text: 加瀬正之
ジャズ&音楽情報マガジン『The Walker's』発行人&編集人
http://www.t-walkers.com
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