2014/07/25 11:00
サマーチューン、マジック!の「ルード」が2週目の首位をキープした、8月2日HOT100チャート。
2000年代前期から中期にかけてブームを巻き起こした、ダンスホールやレゲトンとは一転、スタンダードなレゲエ・チューンで挑んだ「ルード」。レゲエソングとしては、そのダンスホール・ブームだった2003年に、ショーン・ポールが放った「ゲット・ビジィ」以来のNo.1獲得で、当の本人たちも驚きと喜びを隠せないようだ。なお、マジック!のイケメンヴォーカリスト、ナスリ・アトウェは、これまでジャスティン・ビーバーやピットブルにも曲を提供していて、No.1獲得はこの「ルード」が初めてだが、TOP10入り自体は3曲目となる。
そして今週、こちらも自身初となるTOP3入りを果たしたのがサム・スミス。登場15週目、先週の5位からポイントを伸ばし、ついに自己最高位をマークした。また、サム・スミスをフィーチャーしたディスクロージャーの「ラッチ」も、先週の10位から9位にアップ。新譜ラッシュのアルバムチャートでも、『イン・ザ・ロンリー・アワー』が6位にランクイン、今年の大ブレイク・アーティストといってもいい活躍をみせている。ジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」が今年の春に3週の首位をマークし、大ヒットしたことを受け、この「ステイ・ウィズ・ミー」も、No.1獲得をするであろうと予想されている。そのジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」は、登場41週目にして、先週の7位から6位に上昇した。ケイティ・ペリーの「ダーク・ホース」(今週16位)も、40週までTOP10内にランクインしていたが、その記録を上回るロングヒットに至っている。
11位には、先週のアルバムチャートで初のNo,1デビューを果たした、シーアの「シャンデリア」がランクイン、次週初のTOP10入りなるか、注目だ。また、7週のNo,1をマークした、イギー・アゼリアの「ファンシー」(今週2位)の相方をつとめている、チャーリー・XCXの「ブーム・クラップ」は、登場7週という異例の早さで14位まで上昇した。
15位には、昨年末から春にかけて大ヒットを記録した、ワンリパブリックの「カウンティング・スターズ」に続くシングル、「ラブ・ランズ・アウト」が17位から2ランク・アップした。「カウンティング・スターズ」のヒットを受け、2曲連続のTOP10入りが期待される。
ラテン界の貴公子、エンリケ・イグレシアスの「バイランド」先週の23位から17位にアップ、自身9曲目のTOP20入りを果たした。約3年半ぶり、10枚目のスタジオ・アルバムとなる『セックス・アンド・ラブ』からの3rdシングルで、ビルボード・ラテン・ミュージック・アワードでお披露目したことが話題をよび、ヒットに繋がった。
今週の初登場一番人気は、24位にデビューした、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの「エヴリシング・アイ・ディドゥント・セイ」。先々週、16位にデビューしたばかりの「アムニージア」に続くシングルで、デビュー・アルバムからはこれで5曲がTOP40以内にランクインしたことになる。
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