2014/04/17 17:13
『ロック・オブ・エイジズ』の制作に携わった映画/舞台プロデューサーのマシュー・ウィーバーが、ダンス音楽番組『ソウル・トレイン』の舞台上演権を獲得したことが明らかになった。彼は4月15日、同番組を舞台化することで、ブロードウェイの昔からのファンと敬遠している人たちの双方を魅了したいと抱負を述べた。
制作会社メディアウィーバー・エンターテインメントを率いるウィーバーは、「緊張しているし、謙虚な気持ちにもなっていますが、興奮しています。古いタイプのミュージカルの部分もありつつ和気あいあいとした部分もある『ロック・オブ・エイジズ』の精神が必要だと考えているため、我々はそれをするのに適任だと思っています」と話している。
オープニングの汽車のアニメ映像がトレードマークになっていた番組『ソウル・トレイン』は、R&Bアーティストや黒人の文化とファッションを週1回、全国放送で届け、スポンサーにとっては黒人消費者市場へ参入するきっかけとなった。
1971年から2006年までの35年間にわたり放送された『ソウル・トレイン』には、ジェームス・ブラウン、アル・グリーン、アイク&ティナ・ターナー、ホール&オーツ、ドナ・サマー、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン5、アレサ・フランクリン、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ホイットニー・ヒューストン、デヴィッド・ボウイ、プリンス、RUN D.M.C.、デスティニーズ・チャイルドなどが登場。番組内でダンサー達が開発した動きはアメリカ中に広まった。
ニューヨークで育ったウィーバーは、毎週土曜の朝欠かさず『ソウル・トレイン』を見ては、ダンス、ファッション、音楽に魅了されたという。彼は「『ロック・オブ・エイジズ』が5年も続いているのは、ストーリーと登場人物が素晴らしいからです。私にとって『ソウル・トレイン』の核心は素晴らしいストーリーと素晴らしい登場人物です。素晴らしい音楽もファッションも雰囲気も、良いストーリーがなければ何の意味もないのです」と話している。
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