2013/10/23 15:04
日本語で「おもてなし」を披露したジュゼッペ・トルナトーレ監督
映画『鑑定士と顔のない依頼人』が22日、都内で開催中の第26回東京国際映画祭で特別招待作品として上映され、ジュゼッペ・トルナトーレ監督が舞台あいさつを行った。
本作は、天才オークション鑑定士に舞い込んだ、ある屋敷の鑑定依頼。そこには隠し部屋から姿を現さない依頼人と、世紀の発見となる美術品が待っていた…という極上のミステリー。
『ニュー・シネマ・パラダイス』などで日本でも著名なトルナトーレ監督。東京国際映画祭には2009年の『シチリア!シチリア!』以来2度目の参加となった。
トルナトーレ監督は主演のジェフリー・ラッシュをイメージしながら脚本を書いたという。「脚本を送って1週間ぐらいで彼から引き受けるという返事が来た。とてもラッキーだった。彼はいつまでも一緒に仕事がしたいと思わせてくれる俳優だ」と賛辞を送った。
また「この映画のテーマは、偽りの中に真実があるということ。日本の観客はとても聡明なので、私が細かく説明する必要はないと思う」と語り、お気に入りの日本語として「おもてなし」を披露した。
映画は12月13日からTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。
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