2013/08/02 11:00
「今年アメリカでもっとも長くトップに君臨したシングル」の記録を更新したロビン・シックの「ブラード・ラインズ」が8週目の首位をマークした8月10日HOT100チャート。
1週で約2億回のエアプレイを記録して、デジタルセールスは米国だけで200万、全世界では1000万近い売上げに達している「ブラード・ラインズ」。8週目の首位にして、更に前週よりもポイントを伸ばし続けているという快挙を成し遂げ、上半期にNo.1となったマックルモア&ライアン・ルイスの「スリフト・ショップ」(6週首位)を抜き、2013年の年間No.1ソングになるのではないか、という声もあがっている。8週連続首位は、2012の年間No.1に輝いた、ゴティエの「サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ」以来で、次週首位が確定すれば、昨年の夏に大ブレイクした、カーリー・レイ・ジェプセンの「コール・ミー・メイビー」に並ぶ9週連続No.1の記録を更新することになる。
初登場一番人気で2位にデビューしたのは、ワン・ダイレクションの「ベスト・ソング・エヴァー」。秋にリリース予定の3rdアルバム(タイトル未定)からのファーストシングルで、シングルチャートとしては、米国でデビュー以来最高位を記録した(アルバムは1st、2nd共に首位を獲得)。夏らしい爽やかなポップチューンで、コスプレをした特殊メイクが印象的なプロモーションビデオが、公開後1日で再生数が約1000万回以上を記録し、彼らの人気を物語っている。
8位から7位にアップしたジェイ・Zの「ホーリー・グレイル」と、アナ・ケンドリックの「カップス」が8位から9位に上昇した他、先週のランク順に1ランクずつ後退しつつも、TOP10内をキープ。TOP10入りが予想されていたマックルモア&ライアン・ルイスの「セイム・ラブ」やマルーン5の「ラブ・サムバディ」は若干伸び悩んでいるが、その中で順当にポイントを伸ばしているのが、15位のキャピタル・シティーズ。
今年デビューを果たしたばかりの、LA発エレクトロ・ポップ・ロック・デュオで、6月にリリースされたデビューアルバム『イン・ア・タイダル・ウェイヴ・オブ・ミステリー』からの先行シングル「セーフ&サウンド」が、登場13週目にして15位まで上昇した。デビューシングルとしては異例の早さでTOP20以内にランクインするという快挙を成し遂げ、ドイツでは既にNo.1を獲得している。アメリカでも、オルタナティブ・ソング・チャートでは首位に到達し、HOT100でも、次週以降TOP10入りが期待される。
16位にランクインしているセレーナ・ゴメスは、今週アルバムチャートでNo.1デビューを果たしたことから、先行シングル「カム・アンド・ゲット・イット」もエアプレイが上昇し、66位には同アルバムに収録されている「スロウ・ダウン」もリ・エントリーした。
また、17位にランクイン中の「ザ・ウェイ」が大ヒットを記録しているアリアナ・グランデは、9月に1stアルバムがリリースされることが予定されていて、この「ザ・ウェイ」を含むデビュー盤『ユアーズ・トゥルーリー』からのシングル「ベイビー・アイ」が21位に初登場した。両シングルのヒットから、アルバムもヒットすることが予想される。
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