2024/03/15
オリヴィア・ロドリゴが、現地時間2024年3月12日に米ミズーリ州セントルイスで開催した【ガッツ・ワールド・ツアー】のコンサートで、ミズーリ中絶基金を会場に迎えて希望する来場者に緊急避妊ピルを無料で配った。
あるファンはX(旧Twitter)で、ジュリー(Julie)のモーニングアフターピル2包と、会場で受け取った中絶ケアの探し方に関する情報の写真をシェアしながら21歳のポップ・スターに感謝した。同州の公式基金が直後にこの投稿をリポストし、「ここミズーリ州は厳しい(状況)ですが、私たちは妊娠中絶へのアクセスのためにここにいます」と添えた。
また別のファンは、「メインストリームのポップ・ガールの新世代が、これほど勇敢で、これほど世論を二分する問題について100%(自身の立場を)明確にすることを厭わないなんて……泣きそう、素晴らしいことだよ」と書いている。
この投稿には、「(米ノースカロライナ州)シャーロットのコンサートでは、彼女がツアーで訪れる各都市で中絶基金に寄付していると言われたし、無料のコンドームや“プランB”(緊急避妊薬)などが大量に配られてたよ。(こういうことを)めったに見ることができないようなところだから特に、ものすごく嬉しかったよ!」と別のユーザーが返信している。
ジュリーの担当者は米ビルボードに対し声明で、「私たちは、新世代のためにモーニングアフター・エクスペリエンスを書き換えるためにジュリーを立ち上げました。緊急避妊に関連しがちな汚名と羞恥心を、アクセス、探求、教育に置き換えることが私たちの核心であり、オリヴィア・ロドリゴのようなアーティストやミズーリ中絶基金のような私たちの使命を共有する取り組みに感謝しています。ジュリー・フォー・オールを通じ、モーニングアフターピルが1錠購入されるごとに、1錠を必要としている人に寄付しています。私たちは、全国300以上のパートナーに100万個以上を寄付してきたことを誇りに思っています」とコメントしている。
2023年6月22日の【グラストンベリー】公演でオリヴィアは、ロー対ウェイド法を覆した最高裁を非難し、リリー・アレンと共に「Fuck You」を米最高裁判事に捧げた。2月には、【ガッツ・ワールド・ツアー】の収益金の一部を北米中絶基金全国ネットワーク(National Network of Abortion Funds in North America)などのリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)団体に寄付するFund 4 Goodを立ち上げた。
当時彼女は、インスタグラム・ストーリーズに投稿した動画で「この基金は、女児の教育、リプロダクティブ・ライツの支援、ジェンダーに基づく暴力の防止といった活動を行う、地域に根ざした非営利団体を直接支援するものです。私がとても気にかけているこの大義を支援してくれて本当にありがとう」と語っていた。
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