2013/05/31 11:00
8年ぶり4作目のスタジオ・アルバムとなる、ダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』が、自身最高の初動枚数を獲得し、ナンバーワンデビューを果たした、6月8日付アルバムチャート。
34万枚の初動枚数を獲得し、初登場首位を獲得した『ランダム・アクセス・メモリーズ』。ダフト・パンクにとっては初のナンバーワン・デビューで、UKやカナダをはじめ、既に10ヶ国で首位となっている。初動枚数はキャリア最高の記録で、トータルセールスをみても、デビュー作『ホームワーク』が70万枚、セカンド『ディスカバリー』が80万枚、前作『ヒューマン・アフター・オール』が13万枚(全て米国のみのセールス枚数)という結果から、本作は最大のヒット作になることが予想される。アルバムからの先行シングル「ゲット・ラッキー」の大ヒットが最大のプロモーション効果となり、今週のシングルチャートでは初のトップ5入り(4位)となった。この「ゲット・ラッキー」でコラボレーションしているナイル・ロジャースや、ドナ・サマー、デヴィッド・ボウイ等のヒット曲でもしられる、ジョルジオ・モロダーがアルバムにはクレジットされていて、トータルサウンドも、まさに彼らが活躍していた70年代のレトロなディスコ・サウンドに仕上がっている。セールスはデジタルが半数以上を占め、iTunesや各デジタル・チャートでも首位を獲得している。
2位も初登場。フーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュのシンガー、ダリアス・ラッカーのソロ作品、『トゥルー・ビリーバーズ』が8万枚をセールスしてランクインした。ソロ・アルバムでは4枚目のスタジオアルバムで、2010年にリリースされた前作、『チャールストン SC 1966』に続く、連続2位。カントリーチャートでは、セカンドアルバムから3作連続の、ナンバーワンを獲得している。本作からの先行シングル、「ワゴン・ホイール」も好調で、今週のHOT100チャートでは15位まで浮上、シングルとしては自己最高記録となっている。3位には、ロックバンドのザ・ナショナルが初登場。6作目のスタジオアルバム『トラブル・ウィル・ファインド・ミー』は7万5千枚をセールスし、前作『ハイ・ヴァイオレット』(3位)に続くトップ3アルバムとなった。売上げも自己最高で、現時点で9ヶ国でトップ10入りを果たしている。
4位まで全て初登場だった今週のアルバムチャート、4位にはフレンチ・モンタナの『エクスキューズ・マイ・フレンチ』がデビューし、カントリーやロック・アルバムに押され気味だったアルバムチャートに、ラップ界から久々のランクインとなった。リック・ロスやドレイク等のヒット曲にゲスト参加していたフレンチ・モンタナだが、その活躍やミックステープが話題だったこともあり、既にデビューを果たしているかと思いきや、メジャーデビューでのリリースは、本作が初となる。よって、初のランクインにして、トップ5入りという快挙を果たした。ショーン・コムズことディディのバッド・ボーイ・レコードからのリリースで、そのディディやリック・ロスもゲスト参加している。5位の『華麗なるギャツビー』サウンドトラックを挟み、6位も初登場で、サーティー・セカンズ・トゥ・マーズの『ラヴ・ラスト・フェイス・アンド・ドリームス』が、5万枚を獲得して初のトップ10入りを果たした。本作は4枚目のスタジオアルバムで、前作『ディス・イズ・ウォー』の18位を大きく上回り、3ヶ国で3位、計6ヶ国でトップ10入りを果たしている。
トップ10以下では、32位にカーアクション映画のシリーズ、『ワイルド・スピード』のサウンド・トラックが初登場。ウィズ・カリファやリル・ウェイン、デヴィット・ゲッタ等、人気のシンガー達が参加している。上位にランクインしていたアルバムが下降したものの、シングルヒットを収録したアルバムは、ロングヒットに至っていて、マックルモア&ライアン・ルイスやP!NK、イマジン・ドラゴンズはランクイン30週を超えている。
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