2021/06/02 12:40
2021年6月5日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で、オリヴィア・ロドリゴがデビュー・アルバム『サワー』に収録されている全11曲をTOP30圏内に同時チャートインさせる快挙を成し遂げた。
MRCデータによると、5月21日にリリースされた『サワー』は、4月24日付チャートでテイラー・スウィフトの『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』が記録した291,000を上回る、2021年最大の週間ユニット295,000を記録し、最新の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位となった。さらには、女性アーティストのデビュー・アルバムとして2018年のカーディ・Bの『インベージョン・オブ・プライバシー』(255,000ユニット)を上回る、過去最大の週間ユニットを記録した。
11曲以上を“Hot 100”のTOP30圏内に同時に送り込むのは歴代4組目で、女性アーティストとしては初となる。最多記録はドレイクの17曲で、『スコーピオン』が“Billboard 200”で初登場1位となった2018年7月14日付チャートで達成している。続いてポスト・マローンが12曲(2018年5月12日付/『ハリウッズ・ブリーディング』初登場週)、J.コール(2020年5月29日付/『The Off-Season』初登場週)とオリヴィアが11曲を同時にランクインさせている。
また、オリヴィアは11曲以上を一度に“Hot 100”のTOP100圏内にエントリーさせた6組目の女性アーティストとなる。最多記録を保持しているのはテイラー・スウィフトで、2019年9月7日付チャートに18曲が同時ランクインした。他にも、カーディ・B、ビヨンセ、ビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデが、11曲以上をTOP100に同時に送り込んでいる。全てのアーティストでは、ドレイクが2018年7月14日付の“Hot 100”に史上最多となる27曲をランクインさせている。
加えて、『サワー』に収録されている11曲全てにソングライターとしてクレジットされているオリヴィアは、約2年前に発足したソングライター・チャート“Hot 100 Songwriters”で今週10週目の首位をマークした。これを受けて、ロディ・リッチの歴代2位記録とタイとなった。歴代最多はフィニアスの11週となっている。
◎『サワー』全収録曲の“Hot 100”ランキング(2021年6月5日付)
2位「good 4 u」 (前週首位からワンランクダウン)
3位「deja vu」(前週21位から上昇、最高位更新)
9位「traitor」
11位「drivers license」(前週24位から上昇、8週連続首位獲得)
12位「brutal」
14位「enough for you」
15位「happier」
18位「favorite crime」
19位「1 step forward, 3 steps back」
24位「jealousy, jealousy」
29位「hope ur ok」
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