2020/09/30 11:32
映画『罪の声』完成報告会が29日、東京都内で行われ、出演者の小栗旬、星野源、土井裕泰監督、原作者の塩田武士氏が登壇した。
本作は、未解決のまま時効となった昭和の大事件をモチ-フにした塩田氏の同名ミステリ-小説を映画化。事件の真相を追う新聞記者・阿久津英士を小栗が演じ、テ-ラ-を営む曽根俊也を星野が演じた。
オファ-を受けたときの心境を聞かれた小栗は「原作を読ませてもらったときに、この作品に参加しない手はないなと思うぐらい、原作の持つエネルギ-を感じたし、すごく緻密なスト-リ-で感動しました」と答えた。
星野は「あらすじを聞いただけで鳥肌が立った」といい、さらに「原作を読んだときは“小栗くんがこの役をやるんだ”とフレッシュに感じられました。普通のおじさんなんですよ。記者役というと、正義感あふれる感じの役が多いけど、阿久津はどちらかというと挫折を経験していて、人の気持ちをちゃんと見れる人。でもパッと見はくたびれたおじさんなので、そんな小栗くんを早く見たいと楽しみになりました」と振り返った。
司会者から「おじさん?」と確認された小栗は「はい、普通のおじさんです。撮影の時は、ちょこっと、おなかも乗っかっているぐらいの感じでした」と、笑いながらうなずいた。
本作が映画初共演となった2人。星野が「共通の知人を通じて会うことはあったけど、飲みの場だけだったので、ワイワイ状態の小栗くんしか知らなかった。でも、現場ではそっといるタイプの人で、僕も同じタイプ。待ち時間に、2人でボソボソ話すのが楽しくて、一気に好きになりました」と語ると、小栗も「僕もとっても好きになりました」と返した。
映画は10月30日から公開。
原作者の塩田武士氏、小栗旬、星野源、土井裕泰監督
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