2026/09/21 12:00
劇場版『キングダム 魂の決戦』の好調が、音楽・書籍の両チャートに波及している。同映画は原泰久による同名漫画を実写化したシリーズ第5弾として、2026年7月17日に公開された。公開38日間で興行収入は61億円を突破しており、邦画実写シリーズ史上初となる「5作連続興行収入50億円超え」の記録を達成し、2026年公開の邦画実写映画において興行収入1位を記録している。
山﨑賢人、吉沢亮らが出演する映画「キングダム」シリーズは、2019年4月に第1作『キングダム』、2022年7月に第2作『キングダム2 遥かなる大地へ』、2023年7月に第3作『キングダム 運命の炎』、2024年7月に第4作『キングダム 大将軍の帰還』が公開されてきた。
音楽面では、『魂の決戦』に米津玄師が書き下ろした主題歌「夜鷹」が、公開週にあたるBillboard JAPAN Hot 100の7月22日公開分(集計期間:2026年7月13日~19日)で5位に初登場した。これはシリーズ5作品の主題歌の中で最も高い初動順位となった。同週の指標別順位を見ると、ダウンロードが3位、ストリーミングが3位、ラジオが6位、YouTubeが6位と、いずれも高い順位でスタートしている。
その後の推移では、8月12日公開分(集計期間:8月3日~9日)で、YouTubeポイントが前週から約31%増加。この時期には映画の動員数が300万人を突破しており、作品への注目度が高まっていた時期と重なる。
また、過去作の主題歌にも映画公開に伴う動きがみられた。2019年公開の第1作の主題歌、ONE OK ROCK「Wasted Nights」は、『魂の決戦』公開週の7月22日公開分でストリーミングポイントが上昇。ストリーミングでは、8週連続でTOP300圏内にランクインしており、継続的な聴取が続いている。
書籍面では、映画公開時点での最新刊である79巻(2026年5月19日発売)が、映画公開直後の7月30日公開分(集計期間:7月20日~26日)で前週比5.5%増加し、順位を上げた。その後、お盆にあたる8月20日公開分(集計期間:8月10日~16日)には、前週比62.1%増加した。
78巻以前の原作本にも、映画公開週前後にポイントが伸びる動きがみられた。2026年1月発売の78巻は、映画『魂の決戦』公開直後の7月30日公開分(集計期間:2026年7月20日~26日)で、紙書籍(小売店)、ダウンロードのポイントが上昇。さらに、お盆の8月20日公開分では、紙書籍(小売店)ポイントが上昇した。原作本第1巻(2006年5月発売)も、7月16日公開分(集計期間:7月6日~12日)、7月23日公開分(集計期間:7月13日~19日)で、2週連続ダウンロードポイントが上昇。映画公開を機に、最新巻だけでなく、過去の巻を含む原作シリーズ全体の購買・ダウンロードにも波及したとみられる。
さらに、2026年8月19日発売の80巻は、発売週の8月27日公開分(集計期間:8月17日~23日)、9月3日公開分(集計期間:8月24日~30日)で、2週連続1位を記録した。指標別順位をみると、紙書籍(小売店)では同じく2週連続1位、ダウンロードでは初週1位を記録している。
このように、映画『キングダム 魂の決戦』のヒットに伴い、最新作の主題歌「夜鷹」だけでなく、過去作の主題歌「Wasted Nights」や原作漫画の最新巻・過去巻にもチャート上の動きがみられた。映画の公開を起点に、音楽・書籍の双方で「キングダム」シリーズへの関心が広がっていることがうかがえる。
Text:Itchy
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