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2026/07/21 10:30

【米ビルボード・ソング・チャート】エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」通算14週1位、女性アーティストとして首位獲得週が歴代2位

 今週(2026年7月25日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が通算14週目の首位を獲得し、歴代2位タイの首位獲得記録を達成した。TOP10には、ステラ・レフティの「ボストン」が6位に上昇し、自身初のランクインを果たしている。

 登場16週目の2026年2月14日付で1位に到達したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、その後6度の再浮上を経て今週のチャート(7月25日付)で通算14週目の首位を獲得した。

 1958年8月に集計が始まったソング・チャート“Hot 100”史上、首位獲得週が14週を超えた女性アーティストによる楽曲としては、以下に続く4曲目の快挙で、非ホリデー・ソング(クリスマス関連以外)の楽曲としては、マライア・キャリーの「ウィー・ビロング・トゥゲザー」、故ホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」と同率の歴代最長1位獲得週数(各14週)の記録に並んだ。

・22週:マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2019~26年)
・14週:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(2026年)
・14週:マライア・キャリー「ウィー・ビロング・トゥゲザー」(2005年)
・14週:ホイットニー・ヒューストン「オールウェイズ・ラヴ・ユー」(1992~93年)
・13週:ブランディ&モニカ「ザ・ボーイ・イズ・マイン」(1998年)
・11週:デスティニーズ・チャイルド「インディペンデント・ウーマン Part 1」(2000~01年)
・11週:トニ・ブラクストン「アンブレイク・マイ・ハート」(1996~97年)

 14週目の首位を獲得した「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(2026年7月10日~7月16日)に公式ストリーミング再生数が2,400万回(4%減)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が5,100万(1%増)、セールスは7,000(前週同率)を記録した。

 最高4位を記録したエアプレイ・チャートでは、先週に続き今週も6位をキープ。ストリーミング・ソング・チャートでは通算15週目、デジタル・ソング・セールス・チャートでも通算13週目の首位をそれぞれキープしている。

 また、カントリー・ソング・チャートでは32週目、今年のソング・オブ・ザ・サマー・チャートでも7週目の首位をそれぞれ獲得した。

 「チュージン・テキサス」が通算11週目の首位を獲得した際(7月4日付)、同曲はデビー・ブーンの「ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」(10週)を上回り、カントリー・ソング・チャートにランクインした曲を持つ女性アーティストによるソング・チャート“Hot 100”における単独最長首位獲得曲となった。

 さらに、今週14週目の首位を獲得したことで、上記の「オールウェイズ・ラヴ・ユー」と同率の最長記録を達成した。記録を達成したホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」はカントリー・ソングではないが、原曲はドリー・パートンによるカントリー・ソングで、同曲は1974年と1982年の2度にわたり、異なるバージョンでカントリー・ソング・チャートで首位を獲得している。

 エラ・ラングレーは、同曲の他にも「ビー・ハー」(最高2位)が3位、モーガン・ウォーレンとのデュエット曲「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」(最高4位)が7位に、今週も3曲をTOP10にランクインさせた。

 今週新たにTOP10入りしたのは、米イリノイ州出身の女性シンガーソングライター=ステラ・レフティの「ボストン」で、前週の12位から6位に上昇し、自身初のランクインを果たした。今週の集計週に公式ストリーミング再生数が1,600万回(7%増)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が2,100万(22%増)、セールスは2,000(12%増)を記録し、カントリー・ソング・チャートでは最高位の4位に返り咲いている。

 「ボストン」は、ステラ・レフティにとって初のソング・チャート“Hot 100”にランクインした楽曲で、自身の初チャートイン作品(デビュー曲など)がカントリー・ソングでありながらTOP10入りを果たした女性アーティストは、2020年に「アイ・ホープ」が最高3位を記録したギャビー・バレット以来となる。

2020年以降では、2週連続で首位を獲得したオリヴァー・アンソニー・ミュージックの「リッチ・メン・ノース・オブ・リッチモンド」、最高10位を記録したザック・ブライアンの「サムシング・イン・ザ・オレンジ」が、いずれも2023年にカントリー・ソングであり、かつ自身初のHot 100エントリー曲をTOP10に送り込んでいる。

 「ボストン」には、ノア・カーンの「スティック・シーズン」がサンプリングされていて、間接的ではあるがノア・カーンもソングライターとしてクレジットされている。今週「ボストン」が6位を記録したことで、2024年に最高9位を記録した「スティック・シーズン」を超える高順位をマークしたことになる。

 さらに「ボストン」は、昨年発足したアトランティック・レコード傘下のレーベル<Atlantic Outpost>にとっても、ソング・チャート“Hot 100”における初のTOP10入りした楽曲となった。

 タイトルに「ボストン」という都市名が含まれる楽曲がTOP10入りを果たすのは、1974年に最高5位を記録したデイヴ・ロギンスの「麗しのボストン(Please Come to Boston)」に次ぐ史上2曲目となる。なお、米マサチューセッツ州ボストン出身のロック・バンドのボストン(Boston)は、1986年に1位を獲得した「アマンダ」を含む計4曲のTOP10ヒットを輩出している。

 上記の女性アーティストによるカントリー・ソングがヒットする中、テイラー・スウィフトもカントリー・ソングとしてリリースした「アイ・ニュー・イット・アイ・ニュー・ユー」が、今週で4週連続の2位を記録した。同曲は、初登場の6月20日付から翌27日付の2週間首位を獲得している。

 先週9位にランクインしていたオリヴィア・ディーンの「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」(最高5位)は、今週も同位をキープ。「マン・アイ・ニード」(最高2位)は前週の10位から8位に再浮上し、今週も2曲をTOP10にランクインさせた。

 「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」は、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が前週と横ばいの6,290万回を記録して、エアプレイ・チャートでワンランク上昇し首位に立った。同チャートでの首位獲得は、今年2月に3週連続で1位を獲得した「マン・アイ・ニード」に続く、自身2曲目のNo.1タイトルとなる(この2曲は4月上旬以降、毎週TOP10に同時にランクインし続けている)。

 オリヴィア・ディーンは、初のエアプレイ・チャート入りを果たした「マン・アイ・ニード」に続き、今週「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」でも1位を記録。これにより、デビュー(初ランクイン)から2曲連続で首位に送り込む快挙を達成した。この記録は、2019年から2020年にかけて「サムワン・ユー・ラヴド」と「ビフォア・ユー・ゴー」で達成したルイス・キャパルディ以来で、その直前の2019年には、リゾが「トゥルース・ハーツ」と「グッド・アズ・ヘル」で同様の記録を打ち立てている。さらに遡ると、アデルが2011年から2012年にかけて「ローリング・イン・ザ・ディープ」、「サムワン・ライク・ユー」、「セット・ファイヤー・トゥ・ザ・レイン」の3曲で、自身の初エントリーから3曲連続で1位を獲得するという、史上唯一の記録を達成した。

 5月13日付でNo.1デビューを飾ったアリアナ・グランデの「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」は、先週の6位から4位に再浮上。先週5位にランクインしていたテーム・インパラとBLACKPINKのジェニーによる「ドラキュラ」は今週も同位をキープして、ダンス/エレクトロニック・ソング・チャートでは通算28週目、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートでは10週目の首位を獲得した。

 1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、前週の7位から今週10位にランクダウンしたが、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでは通算20週目の首位を獲得し、1958年10月まで遡る同チャートにおいて、歴代5番目に長い首位獲得週を記録した。



Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは7月23日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「アイ・ニュー・イット・アイ・ニュー・ユー」テイラー・スウィフト
3位「ビー・ハー」エラ・ラングレー
4位「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」アリアナ・グランデ
5位「ドラキュラ」テーム・インパラ&ジェニー
6位「ボストン」ステラ・レフティ
7位「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」エラ・ラングレー&モーガン・ウォレン
8位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
9位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
10位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ