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CNCO初来日記念インタビュー ~サイン入りポラロイド写真を抽選で2名様にプレゼント!

CNCO来日記念インタビュー

 2015年、ワン・ダイレクションやフィフス・ハーモニーを生んだ音楽プロデューサー=サイモン・コーエルとラテン界の第一人者=リッキー・マーティンがプロデュースしたラテン版人気オーディションTV番組『ラ・バンダ』にて勝ち残った5人組ボーイズ・グループ=CNCO(シー・エヌ・シー・オー)。2018年7月に日本独自企画盤『CNCO (ジャパン・エディション)』をリリースし、9月に待望の初来日を果たした。今回の来日時に、Billboard JAPANはCNCOにインタビューを実施。MV再生回数13億回という驚異の記録を突破した「恋のレゲトン・レント」をはじめ、自分たちの楽曲が世界中で聴かれていることやセルフタイトルを冠したアルバム『CNCO』についてなど、様々な質問に、屈託のない笑顔で誠実に答えてくれる様子が印象的だった。

(写真左から)リチャード、サブディエル、エリック、ジョエル、クリストファー

「ラテン・ミュージックが世界中に広がっていくことにCNCOも貢献できているのかなって思えたよ。」

――9月10日は皆さんの初来日イベントでしたが、熱気が凄かったですね!日本のファンの反応はいかがでしたか?


ジョエル:本当に素晴らしかったよ。僕たちは「100人も来てくれるのかな…?」と思っていたんだけど、実際には1,000人も集まってくれて嬉しかったし、日本のみんながスペイン語や英語で一緒に歌ってくれていたのを見て、「僕たちももっとファンのために頑張ろう」と思えたんだ。ファンの熱い反応が嬉しくて、何度も何度も日本に戻ってきたいと思ったよ。

リチャード:日本に来て初めてこんなにファンの応援をもらっていることを知って、自分たちの状況に驚いたし、本当にありがたいと思っているよ。ファンのみんなはもちろん、日本は食べ物も美味しいし、人も優しいし、本当に素晴らしいね。



――2016年の1stアルバム『Primera Cita』、2018年の2ndアルバム『CNCO』が米ビルボード・ラテン・アルバム・チャート2作連続1位を獲得されましたね。日本では「恋のレゲトン・レント」で最初にCNCOを知った方が多いと思うのですが、同曲はビルボード・ジャパンの洋楽ソング・チャート“Hot Overseas”でも、2018年7月30日付(日本独自企画盤『CNCO』リリース直後)に3位を獲得されています。ラジオでのオンエアが大きな要因でした。


ジョエル:もう少しで1位だったね!(笑)でもこれだけファンが応援してくれているから、これから1位になれるかもしれないよね。

――もちろんです!その「恋のレゲトン・レント」ですが、YouTubeでの再生回数が13億回…!驚きの数字ですね。


クリストファー:信じられないよね。僕たちも最近知ったんだけど、ボーイズ・グループでの視聴回数の最高記録を更新したんだ! 歴史に名を刻めたことも嬉しいし、自分たちが音楽シーンに変化をもたらしていることも実感できた。ラテン・ミュージックが世界中に広がっていくことにCNCOも貢献できているのかなって思えたよ。

ジョエル:「恋のレゲトン・レント」のビデオは多くの人に見てもらえていて、日本のファンからのリアクションやコメントをもらうことも多いんだ。こうやって日本に来る前から世界中に自分たちの音楽が届いているということを知るきっかけにもなったからすごく嬉しいよ。


▲CNCO - Reggaetón Lento (Bailemos)


――今仰って頂いたんですが、ラテン・ミュージックやスペイン語が世界中で聴かれていることも素晴らしいことだなと思います。


リチャード:ラテン・ミュージックはここまでの道のりが長かった。「デスパシート」(ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー)のヒットが世界の扉を開いてくれたということもあって、今は世界中のトレンドになっていると感じているよ。そして、そのトレンドの中に自分たちがいることをとても嬉しく思うし、今後も僕らの音楽を多くの人に広めていけるように頑張りたいね。

エリック:ラテン・ミュージックの広がりは本当に実感しているし、誇りに感じるよ。日本のようにスペイン語が母国語じゃない国で自分たちの音楽を聴いてもらえて、しかも歌ってくれている人たちがいるということが信じられないけれど凄く嬉しいよ。

――「恋のレゲトン・レント」ではリトル・ミックスとコラボーレションもされていましたね。


サブディエル:彼女たちとコラボレーションすることになって、しかも英語で歌うことが決まった時に、僕とエリックはあまり英語が得意ではないから、けっこう大変だったんだ。言葉をきちんと発音するために苦労もしたんだけど、それでも仕上がりにはすごく満足しているよ。このコラボレーションのおかげで、イギリスやヨーロッパ、そしてアジアにも自分たちが行くことができたきっかけになったし、リトル・ミックスのメンバーもスーパークールで謙虚で礼儀正しくて、一緒に仕事できてよかったよ。あと、この曲をきっかけに、サイモン・コーウェルも出演しているイギリスの『Xファクター』(オーディション番組)でパフォーマンスすることも実現したんだ。とても嬉しかったよ。

――皆さんもサイモンが作り上げる音楽オーディション番組『ラ・バンダ』で結成されましたが、共同プロデュースを手掛けたリッキー・マーティンがデビューからの2年間マネージャーを務められていましたよね。彼にもらったアドバイスで心に残っていることは何ですか?


サブディエル:たくさんあったんだけど、「謙虚でいること」かな。

クリストファー:リッキーは人としてもアーティストとしても本当に素晴らしい人で、彼から直接たくさんのアドバイスをもらったよ。だけど1番は、彼のツアーに連れて行ってもらったとき、そのツアー中の彼の振る舞いを目の前で見みて、そこから多くのことを学んだね。

ジョエル:たくさん休むこと!

サブディエル:間違いないね。僕はどこでも寝られるよ(笑)

ジョエル:リッキーは「しっかり休養を取ること」が大事だと言ってくれたんだ。確かにこの仕事をしていると忙しい時は中々睡眠を取ることが出来ない。だから、例えば車の移動中や本番前の少しの時間でも、しっかり休みを取るんだ。そうすると、自分の気持ち的にも良い状態でステージや本番に臨むことができるようになる。とても大事なことなんだ。

エリック:音楽が好きであること!それがとても大事だと教えてもらったよ。

リチャード:グループとして第一歩を踏む時にしっかり支えてくれた人でもあるし、CNCOを組む前に『ラ・バンダ』で彼が言っていた言葉で印象に残っているのが「自分らしさを忘れない」ということ。他の人と同じことをするのではなく、自分で自分の道を切り開くんだ。そうすることで自分は幸せになれると思うからね。

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日本のファンに覚えてもらいたいスペイン語は?

CD
▲『CNCO
(ジャパン・エディション)』

――今回、日本でもアルバム『CNCO(ジャパン・エディション)』がリリースされましたね。2ndアルバムにしてセルフタイトルが名付けられていますが、こちらに込めた意味を教えて頂けますか?


ジョエル:今回のアルバムに『CNCO』と名付けたのは、1stアルバムに比べて、より今作が自分たちらしいサウンドになっているし、自分たちらしさが反映された楽曲がたくさん収録されているからかな。『Primera Cita』の時は「CNCOがどういうサウンドなのか」というのを皆探りながらやっていたけれど、2作目でそれを発揮できたと思ってるよ。

――皆さんにとって満足できた作品ということですね。


ジョエル:大満足だよ!『CNCO』では「ボニータ」と「ノ・メ・スエルテス」の2曲をICONというチームと一緒に作ったんだけど、自分たちも楽曲制作に携わったんだ。「ボニータ」はメキシコで、「ノ・メ・スエルテス」はマイアミで書いた曲で、自分たちの想い入れも強い曲だから、日本版のアルバムに収録されていることもすごく嬉しいし、もっと世界中に広めていきたいな。





リチャード:今回のジャパン・エディションは、日本のファンのためだけに、『Primera Cita』と『CNCO』の中から自分たちが気に入っている最高の楽曲を合わせた作品になっているんだ。特別だよね。

――特別と言えば、「マミータ」のSpanglishバージョン(スペイン語と英語のミックス)が日本のエクスクルーシブ曲として収録されていますが、どうしてこの曲を?「マミータ」というのは女性に向けた言葉ですよね。


ジョエル:「マミータ」は好きな子に声をかけるときに使うよ!「ベイビー」みたいな感じかな。

クリストファー:どうしてかと言うと、日本のマミータたちが大好きで、できれば将来は結婚したいからだよ!

――とてもストレートですね!(笑) それでは次に、皆さんが大好きなアーティストや今ハマっている曲などがあれば教えてください。


サブディエル:もちろん、マイケル・ジャクソンだよ。

クリストファー:僕はボン・ジョヴィや、シン・バンデラが好きでよく聴いていたよ。

ジョエル:ビートルズやエルヴィス・プレスリーかな。あと今一番好きなアーティストはエド・シーランだね。

エリック:ラテンアーティストのマーク・アンソニーやチャイヤンが好きだよ。

リチャード:R&Bをたくさん聴いていたね。アッシャーやジャスティン・ティンバーレイクも好きだけど、クリス・ブラウンを聴いて自分も歌いたいと思う大きなきっかけになったんだ。そこからクリス・ブラウンはずっと聴いているし、あとはやっぱりマイケル・ジャクソンだよね。

――皆さん聴いている音楽がバラバラなんですね!


クリストファー:うん。バラバラなのはとてもいいことだと思っているし、魔法のように色々なものを混ぜることによって、自分たちが良いと思える音楽に繋がっていくんだ。それが僕らの強みでもあるよね。

――来日イベントでは、皆さんとても上手な日本語を披露されていましたが、逆に日本のファンに「これだけは覚えてほしい!」というスペイン語はありますか?


ジョエル:普段使う言葉でとても大事な言葉があるよ。「Dónde está el baño?」(「トイレはどこですか?」)これだけは覚えておいてね(笑)

――とても大事ですね!皆さんがファンに言ってもらいたい言葉は?


ジョエル&リチャード:「Te amo」!「愛してるよ」って意味だよ。

ジョエル:あと「un placer conocerlo」も!これは「会えて嬉しい」だね。

クリストファー:「Gracias」もね。「ありがとう」という意味。

――ライブで使う言葉も聞きたいです!例えば「手を上げて!」(Put your hands up)は?


ジョエル:(手を上げてノリノリ)

クリストファー:「Arriba las manos!」だよ!僕たちがそう言ったらみんなジョエルみたいに手を上げてね。

――では、「声出して!」(Make some noise)は?


リチャード:「Una bulla」だよ!これを言ったらライブで盛り上がってほしいね!

――ありがとうございます。では、最後にCNCOとしての今後の目標を教えてください。


リチャード:たくさんあるよ。目標は大きく、全部達成していきたいね。映画での演技もやってみたいし、グラミーも獲りたいし、ドキュメンタリーも撮ってみたい。ファッションブランドとのコラボなんかも楽しそうだね。それに、自分たちが尊敬するアーティストのように世界中をツアーで回って、人としてもアーティストとしても成長していきたい。とにかく、CNCOをもっと大きくしていくことが一番の目標だね。

――グラミーで皆さんの姿が見れる日を楽しみにしています!


全員:アリガトウ!

CNCOのサイン入りポラロイド写真を抽選で2名様にプレゼント!

写真

応募〆切:2018年9月21日(金)正午までに、Billboard JAPANの公式twitterアカウント(@Billboard_JAPAN)と洋楽専用アカウント(@BillboardJP_INT)を両方フォロー&ハッシュタグ#CNCO_BillboardJPでツイートした読者の中から抽選で2名様に取材時に撮影したサイン入りポラロイド写真をプレゼント!下記注意事項を必ず確認の上、ふるってご応募下さい!

・写真は選べません。予めご了承ください。
・応募締め切りは、2018年9月21日(金)正午となります。
・当選者の方には、@Billboard_JAPANよりDMを送ります。当選時に@Billboard_JAPAN@BillboardJP_INTをフォローされていない場合、当選は無効となります。
・当選は発送をもって代えさせて頂きます。

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