2017/07/27
伝説的な作曲家で米音楽界の大御所クインシー・ジョーンズが、印税の支払いを求めて故マイケル・ジャクソンのエステート(遺産管理人)を相手取って起こしていた裁判で、彼に940万ドル(約10.4億円)の支払いを命じる判決が2017年7月26日に言い渡された。
ジョーンズ側が求めていた3,000万ドル(約33億円)には届かなかったが、エステート側が未払いを認めていた40万ドル(約4,440万円)よりは多い結果となった。
マイケルのアルバム『オフ・ザ・ウォール』、『スリラー』、『バッド』などをプロデュースしたジョーンズは、自身がマイケルと製作した楽曲をリミックスする選択権から不当に除外され、多額の印税が支払われていなかったとして、2013年にMJJプロダクションズを訴えていた。3週間に及ぶ今回の裁判では、先週20日に84歳の本人も出廷し、24日の最終弁論後から陪審員団が評議に入っていた。
判決が下される前、エステート側は会計ミスを認めて40万ドルの支払いに応じるとしていた。また、近年20万~30万ドル(約2,240万円~3,360万円)の間の額の和解金がジョーンズに支払われ、2009年にマイケルが死去してから2016年までの間に約1,800万ドル(約20億円)の印税が支払われていたことも法廷での証言から明らかになっていた。
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