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<インタビュー>VIBYが初登場 全員10代のボーイズグループが歌うのは、青春を象徴する「恋におちたら」&「Mi*light」

インタビューバナー

Interview:小松香里
Photo:森好弘

 感性を基点にした次世代アーティスト制作プラットフォーム「Rii.MJ」(リ・エムジェイ)から生まれた初のグループ、VIBY。IO、RENKI、AKITO、RYOHA、KOTAROという全員が10代の日本人メンバー5人で構成されており、Crystal Kayの2005年のヒット曲「恋におちたら」を大胆に再解釈したリメイクでプレデビューを果たした。

 グループ名のVIBYは「Voyage Into Bright Youth」=「輝く青春の旅路」を意味する言葉の頭文字が由来。今の時代を生きる少年たちの率直でピュアな感情を落とし込んだ楽曲は、キラキラと輝く青春を体現している。最新曲「Mi*light」は不安や葛藤を乗り越え、夢へと踏み出す第一歩を描いた、VIBYの等身大の想いが詰まった楽曲だ。8月31日には日本武道館での異例のデビュー・ショーケースを控える5人に話を聞いた。

写真左から、RENKI、IO、KOTARO、AKITO、RYOHA

――VIBYは感性を基点にしたIP開発プラットフォーム「Rii.MJ」初のグループですが、どのように集まったメンバーなのでしょう?


KOTARO:プロデューサーのキム・ミジョンさんが全国各地に出向いて、僕たち5人を見つけてくれたことでスタートしました。僕たちは2年前から韓国で練習生として活動していったんです。僕はそれまでダンスはやっていたんですが、歌は未経験だったのでかなり苦労しましたが、今は、練習を積み、成長できてきたかなと思います。


AKITO:KOTAROは出会った時からダンスが上手かったのですが、今はオールラウンダーって言ってもいいぐらい全部がハイレベル。尊敬してます。


KOTARO:ありがとうございます!



――AKITOさんは、ご自身でどんな成長ができたと思いますか?

AKITO:僕はダンスは得意だったのですが、ボーカルに対して苦手意識があって。でも最初に比べたらすごく成長できたと思います。


RYOHA:AKITOは振りの覚えがすごく早くなったよね。


AKITO:昔は振り覚えがすごく苦手だったのですが、随分早くなりましたね。



IO:僕は、最初は高音を出すのが苦手だったのですが、韓国でレッスンを受けていく中で少しずつ高音が出るようになっていきました。VIBYのメンバーに決まったことでさらに歌への関心が強くなりました。


RENKI:僕はダンスもボーカルも未経験だったのですが、みんなで韓国に行って共同生活が送れると聞いて「面白そうだな」と思ってプロジェクトに参加することにしたんです。それまでは飛行機も乗ったことがなかったですし。でも練習生として活動するうちに、気が付いたらデビューすることが夢になっていました。


――歌もダンスも未経験のところから、メンバーに選ばれるくらい成長できたのはどうしてだったのでしょう?

RENKI:小学校から中学校までずっとキックボクシングをやっていたんです。そこで辛いことから逃げない忍耐力が身に付いたのかなと思っていて。学校が終わるとすぐに自転車で片道40~50分くらいかけてキックボクシングの教室に通っていたのですが、大変だったけどずっと続けていました。



――それぞれ好きなアーティストや影響を受けたアーティストはいますか?

IO:僕は音楽好きのお母さんがよく車で流していたバックストリート・ボーイズさん。歌唱力が高い方たちですし、5人グループでハーモニーが魅力的なので最近は自分たちに当てはめて、バックストリート・ボーイズさんの曲を聴いて「頑張ろう」と自分を奮い立たせています。


KOTARO:僕は藤井 風さんとBTSのジョングクさんです。お二人とも自分だけのオーラがあって見ているだけで圧倒される。ジョングクさんの「Standing Next to You」をずっと聴いていたのと、3月にちょうど中学を卒業するので卒業ソングとしても聴かれている藤井 風さんの「旅路」を最近はよく聴いていますね。


AKITO:&TEAMのKさんとBTSのVさんと亀梨和也さんです。3人とも華やオーラがあってアイドル力全開で憧れています。それに、皆さん音楽活動だけじゃなく、バラエティなどで幅広く活躍していますよね。僕は日本のバラエティ番組が大好きで、韓国で練習生をしていた時も見ていたんです。特に好きなのは『世界の果てまでイッテQ!』です!


RYOHA:僕はTREASUREのCHOI HYUN SUKさんとkeshiさんです。HYUN SUKさんはステージでの自分の見せ方やお客さんの盛り上げ方がとても上手でカリスマ性に溢れていますが、プライベートではメンバーの方からいじられることも多くてそのギャップがたまらなく好きです。keshiさんはすごく綺麗な裏声を出す方で、僕は裏声を出すのが苦手なので、いつかkeshiさんみたいに歌えるようになりたいなと思っています。


RENKI:僕はBOYNEXTDOORさんとVaundyさんが好きです。BOYNEXTDOOR さんはステージの上で全力で楽しむパフォーマンスに惹かれて、Vaundyさんは練習生時代に「life hack」を課題曲として練習したことをきっかけに他の曲も聴くようになって、良い曲がたくさんあって大好きになりました。



――皆さん様々なジャンルを聞かれているんですね。そんな皆さんがプレデビューする曲は、Crystal Kayさんの2005年のヒット曲のアレンジとなる「恋におちたら」。これを聞かれたとき、どう思われましたか?

AKITO:とても有名な曲なので、その曲でプレデビューするというスケール感にびっくりしました。


――レゲエのリズムが取り入れられていたり、かなり大胆なアレンジのリメイクになっていますね。

IO:いろんな要素が混ざってますよね。


KOTARO:オリジナルはCrystal Kayさんがおひとりで歌ってますが、僕たちはグループなのでハーモニーのパートが多かったり、「こういう解釈のアレンジがあるんだな」と思いました。自分がコーラス担当のパートは、できるだけメインで歌っているメンバーの邪魔をせずに綺麗な声を出す練習をたくさんしましたね。


IO:僕が担当している2サビの前の<いくつもの思い出がやさしく>というパートのメロディはオリジナルにはないんですが、うまく歌うのがとても難しくてずっと練習をしていたら、逆に一番自信のあるパートになりました。今では愛着を持って歌ってます。



RYOHA:1サビの最初のパ―トが僕の担当で、結構長いパートなので息継ぎがうまくできなくて苦戦しました。しかも踊りながら歌うので力が入り過ぎてうまく歌えなくて。ダンスの先生に「力を抜くように」とアドバイスをもらってやってみたら声が出しやすくなりました。


AKITO:僕は、<たとえば今は違う場所に立っていても>というパートの最後の方の音程を取るのがとても難しくて、KOTAROに助けてもらいながら繰り返し練習しました。KOTAROの音程はとても正確なので、このパートを歌ってもらって。


IO:僕も音程がわからなくなるとKOTAROを呼んで、自分の歌を聴いてもらって合ってるかどうか確認してもらってます。KOTAROの正確な音程は才能ですね。キーの調節はKOTAROに任せることが多いんです。


AKITO:KOTAROに歌ってもらって一度耳をリセットさせたりするよね?


KOTARO:そこは任せて。


RYOHA:頼もしい!


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VIBY '恋におちたら' MV


――「恋におちたら」のMVは岩井俊二監督が手がけています。それぞれの道を歩んできた5人が東京に集まってVIBYとして始動するというストーリーが描かれていますが、撮影で印象的だったことというと?

KOTARO:それぞれが自分の故郷に行って撮影をしたんです。しかも思い入れのある場所で撮影したので、リアリティのある映像になっていると思います。


AKITO:僕は北海道が地元なんですが、帰郷する度にテンションがあがるくらい地元が好きで。そこでMVを撮るのはすごく不思議な気持ちでした。楽しかったですね。


RYOHA:僕の地元は石川県の能美市なんですが、そこにある、昔よく遊びに行った遊園地で撮影しました。僕の素が出てると思います。


RENKI:僕は兵庫県にある駅で撮影したのですが、偶然地元の友達と遭遇して、緊張が一気にほぐれました。岩井監督の意向で急遽友達も一緒に撮影して。だから僕も素がめちゃくちゃ出てると思います。その友達は僕がメイクをして衣装を着ている姿を見たのが初めてなのでびっくりしてましたね(笑)。



IO:僕の地元は京都で関西なのでRENKIの撮影を観に行ったのですが、友達と会ってから表情がすごく良くなったんです。そこからスムーズに撮影が進んで終了したので、RENKIの撮影の時は毎回友達を呼んでほしいです(笑)。僕は実家の近くにある、昔野球をやっていた神社で撮影しました。走るシーンがあってかなり長い距離を3往復くらいしたんです。カメラマンの方がものすごく大きいカメラを抱えての撮影だったので、心配になりました。


AKITO:僕も昔よく散歩していた川沿いで走るシーンがあったんですけど、カメラマンの方が僕を見て走りながら撮っている時に草にひっかかって3回転ぐらいしちゃって。でもカメラは死守してたんですよ。


IO:プロだよね。


AKITO:「かっこいい!」って思いました。


IO:僕はその前にやっていた自分の撮影で力を出し尽くしてロケバスの中で爆睡しちゃってて、その瞬間が見れなかったので残念です(笑)。


AKITO:僕はIOの撮影をちゃんと見てたけどね(笑)。そのカメラマンさんは転倒して足を痛めてしまって、次のRYOHAの撮影の時は走れなくなっちゃったらしくて。


RYOHA:だから僕の走るシーンの撮影は車で追っかけてました(笑)。



――そんなエピソードも思い浮かべながら、もう一度見てみたいと思います。そして、プレデビューから1か月も経たないタイミングで「Mi*light」が配信されます。約半分が英語詞の曲ですね。

IO:自分たちのことを物語っているような歌詞がすごく深くて。いろんなストーリーが詰まっているので歌詞にも注目してもらいたいですね。僕が歌うサビは特に、ついにデビューが決まったことを表している歌詞だなと思って感慨深かったです。


KOTARO:僕もサビの後半を担当しているのですが、練習生からデビューに向けて走ってきたストーリーが込められています。パフォーマンスでも強い想いを最大限表現しようと思ってます。


AKITO:自分たちに重なる部分がすごく多い歌詞ですよね。最初歌詞を見た時はしっかり理解ができなかったのですが、プロデューサーのミジョンさんから説明してもらって理解ができて、その上で歌詞を読むとさらに良い曲だなって思いました。


IO:1バース目では5人が出会う前のことだったり、出会った直後のことが描かれているけど、サビでは5人が出会っています。MVの撮影によって、それまでわかっていなかったことも理解できるようになりました。まだ完成版は見れていないんですが、見たらさらに解釈が深まる気がしているので楽しみです。



VIBY 'Mi*light' MV


AKITO:曲の展開として、最初は視界がぼやけた雰囲気がありますが、徐々に視界がはっきりしていって、サビですごく盛り上がっていく。歌詞とすごくリンクした曲調だなと思いました。


RYOHA:最初聞いた時はリズムがすごく好きだなと思ったのですが、歌詞への理解が深まっていくにつれて、自分たちの物語に感情移入できて、この5人しか歌えない曲だなと思うようになりました。



RENKI:特に深いなって思ったのが<揺らめく不安と覚悟 交差するAM5:15>という歌詞。


IO:AM5:15は朝と夜の境目っていう解釈で、僕たちは不安と覚悟が交差していて暗闇の中で光を掴もうとしているんです。5時15分っていうのは僕たちくらいの年代が一番物事を考える時間らしく。


AKITO:プラスとマイナスが交差するみたいなね。


IO:そう。不安と覚悟、暗闇と光、朝と夜すべてが交差している時間が5時15分っていう意味が込められているんです。


AKITO:改めてすごい歌詞だよね。


IO:本当、自分たちのことだなって思います。



――まさにデビューに向けて不安と覚悟がある時期だと思いますが、VIBYの強みは何だと思いますか?

KOTARO:全員が10代で、フレッシュで爽やかな魅力があるところだと思います。青春を体現していると思うので。僕たちを見て「こんな青春を送りたいな」とか「こういう青春を送っていたな」って思ってもらえたら嬉しいですね。今だからこそ歌える曲たちにも注目してほしいです。


――今のグループの目標は何ですか?

IO:8月31日の武道館公演を成功させることです。デビュー・ショーケースを武道館でやることを聞いたときはすごくびっくりして。不安もありますが、絶対に成功させたいです。



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