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<インタビュー>『Who is Princess?』から誕生した5人組ガールズグループPRIKIL、エネルギッシュな魅力を詰め込んだシングル『SOMEBODY』でデビュー



 日本テレビ系で放送された、ガールズグループ・デビュー・サバイバル番組の『Who is Princess?』で約4か月の間、様々なミッションを勝ち抜いた5人により結成されたPRIKIL(プリキル)。結成時は平均年齢14歳という超フレッシュなチームとしてスタートを切り、いよいよ5月4日に正式デビューを迎える。

 彼女たちは、FTISLANDとCNBLUEを筆頭に、AOA、N.Flying、SF9、Cherry Bullet、P1Harmonyといったトップアーティストを輩出し続けるFNC ENTERTAINMENTの日本支社であるFNC ENTERTAINMENT JAPAN所属。日本に居ながら韓国メソッドで育成され、世界で活躍する“ガールクラッシュ”(女性が憧れるような女性)を目指す。そんなデビュー直前の5人の素顔をはじめ、デビュー曲の魅力や、今後の夢について迫った。

5月4日にデビューを迎えるPRIKIL

――まずは、自己紹介をお願いします。

RINKO:はい!PRIKILのメインボーカル担当でリーダーのRINKO(15)です。

UTA:サブボーカル、ムードメーカー担当のUTA(15)です!

NANA:メインダンサー担当、NANA(14)です!

RIN:リードボーカル、ラップ担当のRIN(14)です!

YUKINO:リードダンサー担当、YUKINO(15)です!




――PRIKILの結成が決まった1月下旬から数か月の間に、皆さんずいぶん印象が変わって、一気に“プロ感”が増しましたね!

RINKO:ありがとうございます!ミュージックビデオの撮影で韓国に行ったとき、美容院にも行ってカラーリングをしました。生まれて初めて染めたので、鏡の中の自分にびっくりして!直前まで、どんな仕上がりになるかわからなかったんですよ。わあ、自分じゃないみたい…と思いました。

YUKINO:私はガラッと変わったというか、黒からブラウンになったんですけど、全然印象が違って、やっぱり髪色って大事なんだなと思いました。

UTA:私が金髪になって見た目もすごく変わったので、友だちから、「あれ、UTAなの?!」っていう反応がLINEに届きました。

RIN:私の友だちも、「本当に染めたんだ!」って、びっくりし過ぎたみたいです(笑)。

NANA:私は…何も染めていないです!

▲aespa 「Black Mamba」DANCE COVER

――4人がカラーリングを初体験したのですね。PRIKILメンバーになったことについて、ご家族や友だちなど、周囲の反応はどうでしたか。

UTA:私はお母さんから、喋り方や、礼儀のアドバイスをしてもらいました。

YUKINO:私はオーディション中、ずっと脱落に近い“チャレンジャー組”だったんです。なのでメンバーに決まった直後、お母さんが「ゆきちゃんの粘り勝ちだね、おめでとう!」と祝ってくれて、出張中だったお父さんにはお母さんが電話で伝えると、泣いたり笑ったりしながら喜んでくれたみたいです。あと普段私って、いじられキャラというか、突っ込まれることが多いほうなので、友だちから、「え?あのYUKINOが?!」「YUKINOがテレビに映るなんて新鮮だね頑張ってね!」と、声をかけてもらいました。

RINKO:YUKINOがいじられキャラだなんて。PRIKILの中ではしっかりしています!

――改めて、どんなきっかけでアーティストを目指したのか教えてください。

RINKO:私は小さい頃から歌ったり踊ったりすることが好きで、少女時代さんやKARAさんをテレビの前で真似して、お母さんたちに見せていたんです。それがすごく楽しくて、私も人に夢や希望を与えられる存在になれたらなと思って、K-POPのアーティストみたいになりたいと思い始めたのが、中学1~2年生のころですね。

UTA:私が中学1年生のとき、BTSさんの大ファンの兄が、「ON」という曲のパフォーマンス動画を勧めてきて、それを見た時にすっごく感動して。かっこいい!こんなふうになりたい!なってやる!と思ったのがきっかけです。

NANA:私は小さい頃からダンスを習っていたんですが、それを活かした職業に就きたいとずっと思っていて、小学6年生のときにBTSさんのパフォーマンスを見て圧倒されて、私もこんなふうにパフォーマンスをしたいと思いました。

RIN:私は姉の影響でK-POPにハマったのですが、4Minuteさんが流行っていたとき、メンバーのヒョナさんを見て、私もヒョナさんみたいに独自の世界観を出せるアーティストになりたいなと思ったのがきっかけです。

YUKINO:私は13歳のとき、友だちから、ITZYさんの「WANNABE」を見せてもらったんですが、一瞬でこんなに人を感動させられるんだと感じて、私もそうなりたい!と思いました。




――お仕事とは別に、普段はどんな音楽を聴いているのでしょう。

RINKO:私はLittle Glee Monster さんの「いつかこの涙が」っていう曲が特に大好きで、落ち込んでいるときに聴くと勇気づけられます。『Who is Princess?』が始まるタイミングに寮生活が始まって、家族や友だちとも会えなくなって悲しかったんですけど、この曲を聴いて元気をもらっていました。

UTA:私は元気を出したいときに、ONE OK ROCKさんを聴きますね。お父さんが好きなんです。

NANA:私はK-POPが特に好きなので、最近はSF9さんの曲をよく聴いていますね。

RIN:私は最近、Saucy Dogさんの「シンデレラボーイ」にすごくハマっています。

YUKINO:私は、マカロニえんぴつさんの「ブルーベリー・ナイツ」をすっごく聴いています!

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等身大の想いを表現した渾身のデビュー曲「SOMEBODY」

――さて、『Who is Princess?』の中でも課題曲だった「SOMEBODY」が、デビュー曲に決まりました!改めてどんな曲でしょう?

RIN:TWICEさんやITZYさんを手がける有名プロデューサーのGALACTIKA*(ギャラクティカ)さんが、私たちPRIKILをイメージして作って下さいました。すごくパワフルな曲と前向きな歌詞で、聴いている人も元気になる曲だと思います!

NANA:この曲はダンスがすごく激しいので、普段から体力づくりや筋力づくりを頑張って、余裕を持って最後まで踊れるように、たくさん練習をしています。

RINKO:サビで、両手をグーにして頭の横でクルクルする、“クルクルダンス”というポイントダンスがあるんですが、実際は一番大変なところなんです。体全体に力を入れながら、余裕を見せつつ全員揃えて踊らなきゃいけないので、体幹が無いとうまく踊れなくて。でも、手の動きはすごく真似しやすいですよ!


▲「SOMEBODY」ミュージックビデオ

――韓国系の事務所といえば、ハードな訓練がある印象があるのですが、どんなレッスンを受けているのか気になります。

RINKO:練習生の頃から結成してからも変わらずやっていることが、歌いながら走るという有酸素運動です。

UTA:体力を付けるために、「SOMEBODY」や「FUN」などの曲を連続で踊ってから3分ほど休んで、また連続で踊って休む、という繰り返しの練習も頑張っていますね。

――まさに体育会系並みですね!2曲目には、『Who is Princess?』のテーマ曲だった「FUN」が収録されます。

NANA:この曲もGALACTIKA*さんが作って下さったのですが、「私は私、自分らしくいよう」というテーマで、3曲の中ではいちばんガールクラッシュっぽい曲になっています。15人で始まった『Who is Princess?』の最初にもらった曲で、ファイナル・ミッションでも踊って、PRIKILを結成してからも踊って、思い出がたくさん詰まっています。

――新曲となる「Amazing Girls」は、テンポも速く、音階の変化も激しくて、難しい曲だったのではないでしょうか?

全員:はい!難しかったです。

YUKINO:高いパートが多くて、喉の使い方も気にしながらの練習が必要なのですが、このチームには高音に強いリーダーがいるので(RINKOの顔を覗き込む)、リーダーに教えてもらいながらレコーディングに挑みました。ダンスしながらもしっかり歌えるように、もっと練習していきたいです。

RINKO:私も歌うパートが高かったので、ちゃんと出るかな?と思ったら、喉が緊張して硬くなったりと苦戦していたのですが、みんなで練習するときに、「ここをもう少しこうする?」と話し合ったり、「テンション上げていこう!」と声を掛け合ったり、みんなで協力しながらレコーディングできたんじゃないかなと思います。

――3曲とも皆さんのように、夢を抱いて羽ばたいてゆく人の歌詞ですが、歌詞の中で特に好きな部分をあげるとすると?

RINKO:「Amazing Girls」の私が歌うパートで、サビ前の“叶えたい どんな夢も叶う”っていう歌詞が、本当に私たちにピッタリで一番好きです。私たちも努力してデビューできることになったので、今、夢を必死に叶えようと努力している人たちを応援できる曲だと思います。

UTA:私は「SOMEBODY」Aメロの、“待ちに待ってた 時が来た 止まらない これからが本番”という歌詞が本当に大好きで、私たちの今の心境にも合っているなと感じています。

NANA:私は「SOMEBODY」2番の“これでいいの”っていうパートがすこく好きです。初めて見たときから振付も含めてその場所が大好きで、「これが私だから!」みたいな、自分を貫くカッコイイ感じが気に入っています。

RIN:私は「SOMEBODY」でサビ前の、“世界へ飛び出すの”っていうところが、すごく今の自分たちと合ってるなと思えるのでお気に入りです。

YUKINO:私は「FUN」の、“調子に乗ってるんじゃない 自信を持ってるんだ”という歌詞が好きです。メッセージが前面に出ていて、聴いている方々に、自信を持って真っすぐ進んでいいんだよ、という勇気を与えられる歌詞だと思います。

――3月には、『東京ガールズコレクション』と『関西コレクション』のステージでパフォーマンスもされましたが、お客さんの前に立ってみて、どうでしたか?

UTA:初めてお客さんの前に立つということで、すごく緊張もしたのですが、私たちのペンライトやうちわを持ってきて下さった方もいて、その姿が目に入ってからは緊張もほぐれて、集中して楽しむことができました。

YUKINO:ステージに出ると、私たちのペンライトやうちわを持っている方々が想像よりも多かったので、本当にうれしくて、思わずニヤニヤしちゃって(笑)。「ヤバい、私ニヤニヤしちゃってる!」と思ってみんなの顔を見たら、みんなもニヤニヤしていたんです。おかげで、いい緊張感を持ちながら楽しいステージができたと思います。

――PRIKILを結成してから、この5人のメンバーで良かったなと思うことは?

RINKO:『Who is Princess?』が始まる前の練習生のときから、私たちは一番年下の5人だったで、このメンバーで集まるということが本当に無くて、結成してから初めてこの5人での生活がスタートしました。最初はどうなるのかな?と思っていましたが、歳が近いぶん話も合いますし、休みの日も5人でワチャワチャしているので、このメンバーで良かったなと思っています。

YUKINO:年齢が近いぶん、練習をするときに遠慮せず意見をどんどん言い合いながら、パフォーマンスを高めて行くことができるので、本当にこの5人で良かったと思いますね。

UTA:休憩時間とかに、だるまさんがころんだとか色んなゲームを一緒にできるのも、歳が近いからだと思うんです。本当に楽しいです!

――特にこのメンバーのこんなところが大好き、尊敬する、などありますか?

RIN:私たちで先輩の曲を色々カバーさせていただいているんですが、BLACKPINKさんの「Lovesick Girls」を踊るNANAのダンスが、すごく好みです!私はヒップホップしかやってこなかったので、男性っぽい踊り方が得意なんですが、NANAは女性らしい踊りをするので、羨ましいなと思います。

YUKINO:私は全員うらやましいと思っています!NANAちゃんは力強くて全くブレないダンスを尊敬していて、RINちゃんはラップができて、ダンスも歌もリズムの取り方が上手くてカッコイイなと思いますし、UTAはバラードが本当に良くて上手で、UTAだけの感情を曲に乗せられるし、RINKOは高音がスパーン!って出るのが本当にすごくて、尊敬しています。

NANA:私もRINKOちゃんの歌声がすごく好きです。高音が出るのもすごいし、魅力的な声を持っているってイイなって思います。

RINKO:目の前で言われると照れますね(笑)。ありがとう!

――これからPRIKILとしてやってみたい夢や、理想のアーティスト像はありますか?

RINKO:PREMIER(ファンクラブの名前)の皆さんとのイベントで、着ぐるみを着たり、仮装をしたりしながら、パフォーマンスをして盛り上がりたいですね。ハロウィンとかだったら出来るかな?

NANA:ずっと叶えたいことがあるのですが、街中のビルに、PRIKILのみんなが大きくバーン!って出るのが夢です。渋谷109のビルとかに出られたら最高ですね。

UTA:早くPRIKILの単独ライブを開催して、世界を回りたいです!

YUKINO:ライブに加えて、世界中のPREMIERの皆さんと、サイン会をしたり、おしゃべりをしたり、交流できるイベントもしたいです。そのためにも、英語と韓国語と中国語を勉強中です。

RIN:いっぱいあるんですが……、いつかドームでPRIKILのライブをしたいですね。東京ドームでライブができるアーティストになりたいです!

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