2020/11/05 07:29
映画『水上のフライト』舞台あいさつが4日、東京都内で行われ、出演者の中条あやみと小澤征悦、兼重淳監督、室伏広治スポ-ツ庁長官が登壇した。
本作は、事故で歩けなくなった失意のヒロイン(中条)が、パラカヌ-との出会いを通して希望を取り戻していく姿を描いたヒュ-マンドラマ。
ヒロインが奇跡の復活を目指す本作にちなみ、「スランプに陥ったときの心の持ち方」を尋ねられた中条は「日記にその日の出来事を書くようにしています」と回答した。
「後からその日記を見返したときに、『こんな出来事があったから今の自分があるんだな』とか、『このときはすごく悩んでいたけど、今から思えば小さい悩みだったな』といった思い出になる。強くなるための経験だと思って書くようにしています」と話した。
一方、小澤は「僕は、スランプでも、挫折でも、失恋でも、何でもいいんですが、そういうときは、一度、自分を俯瞰するようにしています」と告白。
具体的には、「自分の100メ-トルぐらい上に、自分を浮かべてみると、街が見えてくる。そこにはたくさんの人が住んでいて、今自分が感じている挫折感って、恐らく誰かも経験していることなんだろうなと。そうすると、つらいのは自分だけじゃない、自分も頑張ろうと思えてくる。そうやって自分を鼓舞しております」と語った。
また、本作で競技用カヌ-に初挑戦した中条について、室伏長官は「本当にバランス感が良くて素晴らしかった」と絶賛。司会者から「金メダリストからのお褒めの言葉はいかがですか」と聞かれた中条は「その言葉を頂けただけで、この映画はもう金メダルです」と笑顔を見せた。
映画は11月13日から公開。
(左から)小澤征悦、室伏広治スポ-ツ庁長官、中条あやみ
エンタメ OVO
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