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2020/09/11 11:20

ア・サートゥン・レシオ、先行シングル「Berlin」のMVを公開、12年ぶりの新作は9/25発売

 ア・サートゥン・レシオが、9/25発売ニューアルバムより、先行シングル「Berlin」のミュージックビデオを公開した。https://youtu.be/hpcIlvzRO8U

 40年にわたり同郷のニュー・オーダーと共にバンド形態としてUKダンスカルチャーにコミットし続け、ポストバンク・リヴァイヴァルで最も再評価されたア・サートゥン・レシオ(以下、ACR)、彼らの12年ぶりのニュー・アルバム『ACR ロコ』より先行シングル「Berlin」のミュージック・ビデオが公開された。

 ビデオの監督は、以前ACRのトーキング・ヘッズのカヴァー「Houses in Motion」のビデオを監督したGroovy Chaos。

 「Berlin」では、今年7月に逝去したデニス・ジョンソンの美しい歌声が収録されている。 マーティン・モスクロップは次のように語っている。「大きな喪失感をずっと抱えています。しかし、デニスの舞い上がる様な歌声は私たちの音楽の中で永遠に生き続けていくでしょう。このアルバムで彼女と一緒にレコーディングできたことはとても光栄です」

 アルバム発売日の9月25日には、オンラインイベント【An Evening with A Certain Ratio】を開催する。ここではニュー・アルバム全曲ライヴ、DJセット、Q&Aなどが行われる。

 このアルバムはこれまでの40年間、彼らの嗜好や表現してきたものを完璧なまでに一気に詰め込んだものとなった。「先日リリースしたボックスセットのために過去を掘っていったことが我々を目覚めさせ、今回のアルバムに影響したのは間違いないね」と語るマーティン・モスクロップ。「そのことが我々のイマジネーションに火をつけてくれたんだ。過去のことも上手くやろうという気になったのは、未来に向けて前に進もうとしたからだ」と。このことがジェズ・カーとこのバンドの歴史をも再びつなげることになったのであるが、それは文字通り単なる過去の栄光の焼き直しではなく、このバンド独特の大胆で風変わりなスタイルでスタートすることであった。「我々はこのバンドの初期において存在した“全能感”をようやく取り戻すことができたんだ」と彼が語る。「自分か参加しているバンドや自分が作っている音楽以外他に全く何も考えられないあの感覚なんだ」。


◎リリース情報
アルバム『ACR ロコ(ACR Loco)』
2020/9/25 RELEASE
TRCP-287 2,400円(tax out)