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2020/03/31

【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」が首位に、ドジャ・キャット初TOP10入り

 ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」が首位の座を勝ち取った、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 先週2位に浮上した「ブラインディング・ライツ」は、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1デビューを飾った『アフター・アワーズ』のプロモーション効果により、各ポイントが上昇。前週から54%増の3,210万視聴を記録し、ストリーミング・チャートでは5位から1位にジャンプアップしている。なお、ストリーミング・チャートでの首位獲得は、2015年の「ザ・ヒルズ」以来5年ぶり、2曲目。週間8,220万回を記録して、エアプレイ・チャートでは5位から3位に、15,000ダウンロードを売り上げ、デジタル・ソング・セールス・チャートでも同3位にランクインした。

 Hot 100での首位獲得は5曲目で、『アフター・アワーズ』からは1stシングルの「ハートレス」も初登場1位を記録している(2019年12月14日付チャート)。その「ハートレス」も、アルバムのリリース効果により今週4位まで上昇した。その他には、先述の「ザ・ヒルズ」(6週)、2015年リリースの「キャント・フィール・マイ・フェイス」(3週)、そして前作『スターボーイ』(2016年)からタイトル曲「スターボーイ」(1週)が1位を獲得している。

 「ブラインディング・ライツ」は、R&Bソング・チャートで5週目の1位をキープし、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでは、ロディ・リッチの「ザ・ボックス」を破り通算6曲目のNo.1に輝いた。

 その「ザ・ボックス」は12週目の首位を死守できず、2位にランクダウン。R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでも同2位に下降したが、ラップ・ソング・チャートでは通算13週目の1位をキープしている。先週3位にダウンしたデュア・リパの「ドント・スタート・ナウ」は、今週も同位にランクイン。週間9,820万回を記録して、エアプレイ・チャートでは3週目のトップを維持した。3月27日にリリースされたデュア・リパの新作『フューチャー・ノスタルジア』は、次週のアルバム・チャートで上位にランクインする可能性が高い。同時に、「ドント・スタート・ナウ」もリリース&プロモーション効果により各ポイントが上昇するだろう。

 ポスト・マローンの「サークルズ」は、登場30週目にして5位をキープする驚異的なロング・ヒットを記録している。初登場から8週連続で2位にランクインした、フューチャー&ドレイクの「ライフ・イズ・グッド」は再浮上ならず、4位から6位にダウンした。ハリー・スタイルズの「アドア・ユー」は7位、ジャスティン・ビーバーの「インテンションズ feat.クエイヴォ」8位と、前週から順位が変わらず、いずれも最高位更新とはならなかった。

 9位には、先週の14位から上昇したドジャ・キャットの「セイ・ソー」がランクイン。これまでエントリーした2曲、「キャンディー」(2018年)が86位、「ジューシー」(2019年)は41位を記録したが、いずれも上位ランクインには至らず、TOP10入りは同曲が初の快挙となる。ヒットの火種となったのは、昨今ブームのTik Tokによるダンス・チャレンジに起用されたため。ストリーミング・チャートでは13位から18位に、デジタル・ソング・セールス・チャートでは15位から21位にそれぞれランクダウンしたが、ラジオが好調で、週間5,210万回を記録して17位から14位に浮上している。「セイ・ソー」が収録された2ndアルバム『ホット・ピンク』は、昨年11月にアルバム・チャート“Billboard 200”で17位、R&Bアルバム・チャートでは2位にランクインした。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月3日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
2位「ザ・ボックス」ロディ・リッチ
3位「ドント・スタート・ナウ」デュア・リパ
4位「ハートレス」ザ・ウィークエンド
5位「サークルズ」ポスト・マローン
6位「ライフ・イズ・グッド」フューチャーfeat.ドレイク
7位「アドア・ユー」ハリー・スタイルズ
8位「インテンションズ」ジャスティン・ビーバーfeat.クエイヴォ
9位「セイ・ソー」ドジャ・キャット
10位「ロクサーヌ」アリゾナ・ザーヴァス

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