2019/09/26
スウェーデンの16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリによる国連気候行動サミットでの演説を見たならば、大義への情熱と熱心な献身とは何かということを理解できるだろう。具体的な地球温暖化対策を世界のリーダーたちに求めた抗議運動は、多くの若者の共感を呼び、先週も世界各地で抗議活動が行われた。
環境問題に関心がないトランプ米大統領が、彼女のスピーチを皮肉るツイートを投稿したり、FOXニュースに出演した評論家や保守系コメンテーターらが彼女の活動をナチのプロパガンダやホラー映画『チルドレン・オブ・ザ・コーン』にたとえるなど、彼女の活動を嘲笑したり否定的な大人も目立つ中、SNSでは彼女を全面的に支持するコメントも多くの有名アーティストたちから発信されている。
ジョー・ジョナス、カミラ・カベロ、エリー・ゴールディングなど多くの有名人は、グレタが国連で、「私はここにいるべきではない。私は海の反対側で学校に通っているべきなのだ。それなのに、あなた方は私たち若者に希望を見いだそうとしている。よくもそんなことを!あなた方は、その空虚な言葉で私の夢と子ども時代を奪った」などと演説している動画を、“みんなこれを聞くべきだ”などとコメントを添えてリツイートした。
また、ビリー・アイリッシュ、ジャネール・モネイ、レオナルド・ディカプリオ、The 1975のマット・ヒーリーなどは、グレタの活動を賞賛している。マット・ヒーリーは彼女のことを、出会った中で“最もパンクな人”と呼んでおり、The 1975は来年発売予定のニュー・アルバム『Notes On a Conditional Form』の1曲目として(毎回「The 1975」と題されている)、彼女のスピーチを基にしたスポークン・ワードのコラボレーションを発表した。ジャネール・モネイが彼女を“the coolest”(かっこよすぎる)と褒めているほか、ビリー・アイリッシュも“TICK TOCK! もう時間がない”とツイートし、各国首脳に早急な環境対策を求めている。
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