2018/05/14 12:00
セレーナ・ゴメス製作総指揮のNetflixオリジナルシリーズ『13の理由』の最新シーズン全世界配信を前に、人気アーティスト3組が本作にインスパイアされ制作した楽曲が公開された。
本作は、ティーンエイジャーのクレイ(ディラン・ミネット)がある日、学校から帰宅し、玄関先で自分の名前が書かれた謎めいた箱を見つけるところから始まる。箱の中にあったのは、2週間前に命を絶ったクラスメートで、彼が密かに恋心を抱いていたハンナ(キャサリン·ラングフォード)が録音した<カセットテープ>。そこには、彼女が自殺を図るに至った“13の理由”が録音されており、ハンナとクレイの視点を通して語られる秘密と真実が描かれていく。
このシーズン1で鍵を握るのが、時代錯誤ともとれるカセットテープ。これをモチーフとした謎のカセットテープが、2018年5月12日に東京・渋谷で無料配布され、SNSで話題に。カネコアヤノ、Creepy Nuts、ぼくのりりっくのぼうよみの3組それぞれが、本作(シーズン1)にインスパイアされて制作した新曲が収録されていたのだが、これらの楽曲が特設サイト(https://13ry.jp/)で無料公開された。
カネコアヤノは、「この曲には、ヘルプの声を上げるのも、助け舟を出すのも 少し怖いけれど晴れてて嬉しいはずの日が涙で終わってしまわないように一歩踏み出して、という想いを込めました」と制作に至った経緯を述懐。Creepy Nutsは「いつ何時でも仮面が必要 対 仲間 対 大人 対 異性 対 自分 その息苦しさは学校にいても社会に出ても変わらない」と楽曲に込めた思いを語っている。また、ぼくのりりっくのぼうよみは、「異なった境遇/外見/性格の人間たちが各々の景色を見ていて、意味のない劣等感を抱きます。その結果、些細な理由から誰かを傷つけ貶めることが当たり前になっていく、そんな恐ろしい世界を私達は生きているのではないでしょうか」と楽曲制作にあたっての心境を明かしている。
5月18日に配信開始されるシーズン2では、ハンナの死の余波に揺れながらも、登場人物たちがそれぞれに傷を癒やし、乗り越えようとする複雑な過程が描かれていく。一方、リバティ高校の面々が裁判の準備を進める中、ハンナの死にまつわる真実をどんな手を使ってでも隠そうとする人物の気配が。そして新たに出てきた一連の不気味なポラロイド写真により、クレイと級友たちはさらなる秘密とそれを隠蔽しようとする陰謀の存在を知ることになる…。“テープは、はじまりにすぎない”というコピーにもあるように、最新シーズンでは、カセットテープから始まった謎が更に深まっていくミステリーとなりそうだ。
◎『13の理由』シーズン2 予告編
https://youtu.be/JelpSyznflE
◎配信情報
Netflixオリジナルシリーズ『13の理由』シーズン2
2018年5月18日(金)より、全世界同時オンラインストリーミング
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