2017/05/08 14:00
ビリー・ジョエルが新作アルバムを発表したのは1993年の『リヴァー・オブ・ドリームス』が最後で、それ以降ポップスのスタジオ・アルバムはリリースしていない。その後は活動をライブにシフトし、長い間これといった新作を発表していないにも関わらず、今でもスタジアム級の会場をソールドアウトし続けている。
そんな彼がロサンゼルス・タイムズ紙との最新インタビューで、ピンクとコラボレーションして約10年ぶりに新曲を出すかもしれないと示唆している。最近ピンクと会ってアイディアを交わしたと言う彼は、具体的にどうなるかはまだはっきりしないものの、作業自体は楽しかったと語っている。
1993年からの24年の間にジョエルがリリースした、インストゥルメンタルではない新曲は2007年の「オール・マイ・ライフ」というバラードと「クリスマス・イン・ファルージャ」というキャス・ディロンとのチャリティ・コラボの2曲のみ。後はいくつかのカヴァー(ポール・マッカートニー、ボブ・ディラン、ロイド・プライス、ジェリー・ゴフィン&キャロル・キング)やスタンダード・デュエットだけだ。
このインタビューでジョエルは、曲作りをやめたのは自分の中での基準が高くなりすぎて、作業が苦痛になってしまったからだと明かしている。「物を蹴ったりするような野蛮な男になってしまうんだ」と言う彼は、ポップ・ミュージック界の動向への興味をなくしてしまったからだとも話している。
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