2016/04/02 12:00
今週のHot100は、ダントツの強さで乃木坂46の「ハルジオンが咲く頃」がトップに躍り出た。71万枚というセールスによって他者を退けているのがすごい。先々週のAKB48もそうだが、アイドルの躍進には目を見張る。しかし、20年選手のアーティストが検討していることも忘れてはならない。
例えば、9位にランクインしたASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」(【表1】)。この曲は人気アニメ『僕だけがいない街』のオープニングテーマというタイアップが付いているが、実は2004年にリリースしたアルバム『ソルファ』の収録曲。今回あらためてシングルカットされたことで、旧曲にも関わらず売上数やダウンロードでは先週の4位に続き、今週は13位と健闘(紫のグラフ)。PCによる読み取り数(黄色のグラフ)やラジオでのオンエア回数(緑のグラフ)なども追い風となった。1996年に結成された彼らのようなキャリアのあるバンドが、過去の楽曲をあらためてチャートに送り込むことは、他のバンドにも刺激になるはず。ぜひとも長く盛り上げてもらいたいものだ。
また、10位にケツメイシの「さらば涙」がランクインしていることにも注目(【表2】)。彼らは1993年結成なので、アジカン以上にキャリアが長い。しかし、人気が衰えることなく一線を突っ走っているのは頼もしいばかりだ。この曲はCMタイアップ曲ということもあり、前評判も高かったが、フィジカルがリリースされた先週が9位、今週もベスト10にとどまっているというところに、根強い人気を伺うことができる。こちらもラジオのオンエア回数(緑のグラフ)やPCによる読み取り数(黄色のグラフ)がポイント。偏ることなくバランスよく支持されている証拠といえるだろう。新人が多数出てくることも大切だが、彼らのような定番アーティストがチャートを賑わせてくれることに、もっと期待したい。text by 栗本斉
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