2016/02/08 17:15
2013年ロッテムダム国際映画祭観客賞を受賞。同年モスクワ国際映画祭でも最優秀観客賞や批評家賞、2014年SKIPシティ国際Dシネマ映画祭のコンペティション長編部門・最優秀作品賞に輝くなど、世界各国の映画祭で大絶賛された『孤独のススメ』が4月9日より新宿シネマカリテほかにて全国順次ロードショー。この度、予告編が解禁された。
オランダの田舎町を舞台に、家族と別れ、人付き合いも捨てて孤独に生きる男が家に招き入れてしまったのは、言葉も発さず何も持たない謎の男だった。人間の孤独と愛、自由をユーモアたっぷりに描いた本作は、個性的で憎めないキャラクターのやりとりがやみつきになるのは勿論、よりシンプルに、自分らしく生きるヒントを与えてくれる作品となっている。
解禁された予告編では「こだわりのコーヒーを飲む」「食事の時間は6時ぴったり」「日曜は教会に行く」というルールで生活する“男おひとりさま”の孤独なフレッドが、ひょんなことから“何も持たない”奇妙な男テオを家に招き入れ、戸惑いながらも、次第に心を通わせていく様子がユーモラスに切り取られている。
無垢で子供のようなテオに、フレッドが食事のマナーやサッカーを教える姿は何とも微笑ましいが、町の人々は奇異なものを見るかのような視線を二人に送る。しがらみにとらわれたフレッドは「これぞ私の人生だ!」といえるような心を取り戻すことができるのか。68年のヒットナンバー「This is my life(La vita)」の壮大な響きが胸を打ち、運命的に出会った二人の今後の展開が気になる予告編となっている。
監督は、本作で初長編映画デビューとなったディーデリク・エビンゲ。オランダで俳優としても活躍し、これまでに短編映画やTV映画を発表してきたクリエイター。『ディーン、君がいた瞬間(とき)』や『ムカデ人間』など多様な才能を生み出すオランダから、世界が注目する新星が登場した。
◎映画『孤独のススメ』
4月9日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ディーデリク・エビンゲ
出演:トン・カス/ルネ・ファント・ホフ/ポーギー・フランセ/アリアネ・スフルーター
2013年/オランダ/86分/カラー/シネスコ
原題:Matterhorn
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
STORY:妻に先立たれ、一人静かに暮らす初老の男フレッド。信仰篤いオランダの田舎町で、毎週日曜日の礼拝以外は周囲との付き合いを避けて、ひっそりと生活をしていたある日、突然言葉も過去も持たない男テオが現れ、なぜかフレッドの家に居ついてしまう。やむなく始まった奇妙な共同生活だったが、そこに奇妙な友情が芽生え、次第にルールに縛られたフレッドの日常が鮮やかに色づいていくのだったが、保守的な田舎町に住む近隣は、彼らのことを問題視し、村から追い出そうとして…。
(C)2013, The Netherlands. Column Film B.V. All rights reserved.
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