2016/01/16 12:00
年末年始の社会に合わせて意外な楽曲がチャート上位に来るように、いろんな要因で“時間差ヒット”とでもいうべき動きを見せる楽曲がある。
今週、そのユニークな動きが顕著に表れたのが、9位にチャートインしたONE OK ROCKの「Wherever you are」だ(【表1】)。2010年にリリースされたアルバム『Nicheシンドローム』に収録されたロック・バラードだが、昨年末からNTTドコモのCMソングに抜擢。シングルカットされていないにもかかわらず、チャートを上昇し続けている。とくに、ダウンロードの売上が5位(紫のグラフ)、ツイッターの指数が10位(水色のグラフ)などの後押しもあり、もともとファンの間では名曲と評価されていることもあり、追い風となった。洋楽ではこういったCMによるリバイバル・ヒットは多いが、邦楽の近作にスポットが当たるのは非常に珍しいといえるだろう。
韓流ボーイズ・グループのSUPER JUNIORが発表した最新シングル「Devil」も、少し異色の動きをしている一曲だ(【表2】)。1/6リリースなので、今週のHot100で5位という数字も、もちろん初動のなせる結果である。しかし、この曲自体は、すでに昨年7月に発表されているのだ。その時は、アルバム『Devil』の収録曲であったが、プロモーション・クリップを同時期に発表。そのため、Hot100では圏外だったが、動画再生回数では最高16位まで上昇していた(赤いグラフ)。よって、感覚的には夏と冬の二度チャートインしたロングセラー楽曲と言えるのだ。text by 栗本斉
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