2014/05/02 23:07
これまで7度のグラミーに輝き、昨年リリースした最新作も高評価を受けるジョン・メイヤーによる4年ぶりのジャパン・ツアー東京公演が、5月2日(金)日本武道館で開催された。
ソールドアウトとなった本公演、会場には年齢層も様々なファンで溢れ、「あの曲はどうだ」「大阪ではこうだった」と開演前のお楽しみを満喫している様子。バッファロー・スプリングフィールドやレア・アースといった渋めのBGMが流れる中、ほぼ開演予定時刻通りに客電が落ち、バンドメンバーと共にジョン・メイヤーがステージに現れる。アコースティックギターを手にした彼は「ヒサシブリデス、トウキョウ、コンバンワ!」と日本語で挨拶し、「クイーン・オブ・カリフォルニア」からスタート。70年代のカヴァー曲かと思えるような優しいアコースティックサウンドで会場の空気を創り上げる。
この日は黒縁メガネをかけ、襟が折り返しのデザインになったGジャンにカーキのパンツというスタイル。楽曲と同じくリラックスっぷりを発揮している。ストラストキャスターに持ち替えた彼はペダルスチールと絡んだスペーシーなギターソロを披露。声帯の病から復活し、高音は使わないものの、その歌声に不安な部分は無く、こちらもひたすら優しく観客の心を掴んでいく。数曲を終えて、ヴァン・モリソンの「アンド・イット・ストーンド・ミー」カヴァーを披露。今度は彼のオリジナル曲と思えてしまう。彼の愛する音楽が彼の音楽を生み出すことを証明しているようだ。
先日のインタビューでも語っていたように前作『ボーン・アンド・レイズド』と新作『パラダイス・バレー』のアルバム2枚に基づいた構成で進むが、歌詞に“TOKYO”や“JAPAN”を織り交ぜて喜ばせてくれたり、バンドメンバーの去ったソロタイムには観客からのリクエストに応えて「ネオン」をプレイしてくれたりと武道館クラスの会場でも客席とステージの距離が近いのが嬉しい。もちろん現代の3大ギタリストを呼ばれる彼のギタープレイもブルージーなソロから絶妙なカッティングまで存分に楽しめる。年配のおじさま方は曲にノッているというよりも、そのプレイに頷いていたのも面白い。
優しい楽曲からヘヴィな部分まで緩急のついたセットはアンコールを含み2時間強の大満足な内容となった。そして東京公演はソールドアウトとなったことを受け追加公演が実施。どの公演も異なった内容にすると宣言しているだけあり、明日5月3日はどのようなステージが待っているのか楽しみだ。チケットは現在発売中。
Photo:田浦ボン
◎来日公演情報
【黒澤楽器店 MARTIN GUITAR Presents JOHN MAYER LIVE IN CONCERT】
2014年4月30日(水)大阪・大阪城ホール
2014年5月2日(金)東京・日本武道館
2014年5月3日(土・祝)東京・日本武道館 ※追加公演
スタンディング 9,000円 / アリーナ 8,000円
INFO: http://udo.jp/
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