2011/05/24 00:00
LADY GAGAのアルバム『BORN THIS WAY』は、世界的スーパースターとしての、そして何らかの理由でメインストリームに当てはまらないアウトサイダーたち、すなわち「リトル・モンスターズ」軍団の女王としての、彼女にとって初のアルバムとなる。
これはどんな大金持ちのポップ・スターにとっても大変な地位だが、GAGAのファンもアーティスト本人もそんな矛盾は気にしていないようだ。そして、『BORN THIS WAY』はもっとフワフワしていた『THE FAME』とは違って、ポップな衣装の下に左翼的な印を隠している。宗教的な比喩を何度も使ったり、イエスの名前を繰り返し出してきたり、先祖返り的ユーロ・ダンス・サウンドを圧倒的な女性ロックのメロディと合体させてみたり、BONNIE TYLERやLITA FORD風だったり、ゲイ・フレンドリーで、祝福的から略奪的まで幅広い自己肯定のアンセムが並ぶ。
まとめてしまうと、全然筋は通っていない。しかし、彼女の破壊的ヒーローとしての正統性を維持するためには、筋なんて通るはずがないのだ。『BORN THIS WAY』は良くも悪くもそれを証明している。GAGAは独自の羅針盤に導かれている。時にそれは彼女をラジオ受けのする完璧なポップ・ヒット(「HAIR」)だったり、不気味だったり(「BLOODY MARY」)する方向に連れて行く。しかし、にもかかわらず、これは自分の究極の歓びを追い求めるアーティストそのものなのだ。いや、GAGAの場合、彼女のミッションと言うべきか。
『BORN THIS WAY』のどの曲がGAGAの最新の音楽的勝利だろうか?
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