2024/05/13 13:30
デイヴ・グロールが、エンジニア/プロデューサーでノイズ・ロックのパイオニアだった故スティーヴ・アルビニを追悼した。現地時間2024年5月9日に米ノースカロライナ州シャーロットで行われたフー・ファイターズのコンサートで、彼はバンドのヒット曲「My Hero」を、5月7日に61歳で亡くなったアルビニに捧げた。
グロールは、「今夜、この曲を先日失った友人に捧げたい。彼とは長い長い付き合いだった。そしてあまりにも早く私たちのもとを去ってしまった。彼はきっとみんなの人生に影響を与えたと思う。スティーヴ・アルビニのことを言っている。知っている人は知っている。知らない人は、とにかくスティーヴ・アルビニという名前を覚えておいてほしい。だから彼のためにこれを歌おう」と観客に語りかけた。
グロールが、米シカゴ在住のエンジニア/プロデューサーだったアルビニと初めて仕事をしたのは、1993年のニルヴァーナのアルバム『イン・ユーテロ』のレコーディングだった。二人は2014年にフー・ファイターズの米HBOシリーズ『ソニック・ハイウェイズ』で再会した。このエピソードで、フー・ファイターズはシカゴにあるアルビニのスタジオ、エレクトリック・オーディオ・レコーディングスで「Something From Nothing」をレコーディングした。
昨年、グロールとニルヴァーナのベーシストだったクリス・ノヴォセリック、そしてアルビニの3人は、コナン・オブライエンのポッドキャスト『Conan O'Brien Needs a Friend』でインタビューに応じ、『イン・ユーテロ』の制作について語った。
アルビニが突然の心臓発作で亡くなってから、ピクシーズ、PJハーヴェイ、フェイリュア、ザ・ブリーダーズ、アージ・オーバーキル、ジャーヴィス・コッカー、スーパーチャンク、ブッチ・ヴィグなど、数多くのアーティストが彼を追悼した。
シェラックやビッグ・ブラックのフロントマンも務めていたアルビニは、『イン・ユーテロ』に加え、ピクシーズの1988年の人気アルバム『サーファー・ローザ』や、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、モグワイ、フロッギング・モリー、ザ・ブリーダーズ、ジョアンナ・ニューサム、ザ・ストゥージズなどのプロジェクトを多数手がけていた。
シェラックは、今週10年ぶりとなるアルバム『トゥ・オール・トレインズ』をリリースし、6月に英国での一連の公演を経て、7月にシカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスでの米公演を開催予定だった。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
Billboard JAPAN 2025年年間チャート発表、Mrs. GREEN APPLE/Snow Manが首位
3
【ビルボード 2025年 年間Hot Shot Songs】米津玄師「IRIS OUT」が首位、HANA 5曲入り
4
【ビルボード 2025年 年間Download Albums】Mrs. GREEN APPLE『10』大差で1位、Number_i/サザンが続く
5
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



スティーヴ・アルビニが61歳で死去、ニルヴァーナやピクシーズの伝説的エンジニア/プロデューサー
デイヴ・グロール、困難な時期にフー・ファイターズを支えてくれたファンに感謝「いつも一緒にやってきた」
フー・ファイターズのデイヴ・グロール、米LAのホームレスにバーベキューを提供
フー・ファイターズ、両A面シングル『ザ・グラス』でH.E.R.とタッグ
ボーイジーニアス、デイヴ・グロールとのスタジオ・セッションが実現しなかった理由を明かす 










