2010/10/20 00:00
下の前歯に新たなダイアモンドの装飾を施したラッパーのKANYE WESTが、10/19(火)にテレビの人気トークショー『ELLEN DeGENERES SHOW』に出演し、2009年にMTV VIDEO MUSIC AWARDSで受賞スピーチ中のTAYLOR SWIFTからマイクを奪って大バッシングを浴びた“マイク強奪事件”について語った。
司会のDeGENERESは、この話題に触れるにあたって、まず事件の影響でマスコミからの攻撃を受けて身を潜めることになった経緯について質問し、WESTは「日本へ行った後、ローマへ渡って暫く滞在した。そして、その後ハワイへ飛んで4作目となるアルバム『MY BEAUTIFUL DARK TWISTED FANTASY』の制作を始めた」と話した。また、この間の休暇は、昨年に母親が亡くなって以来初めての活動ペースダウンだったそうで、「何が起こったのか、僕はキチンと現実を受け入れる努力をしていなかった。でも人間として、クリエイターとして、あそこで休暇をとってじっくり自分に向き合うことは絶好のタイミングだったと思っている」とコメントした。
また、WESTは自分のことを“カルチャー戦士(soldier of culture)”と形容し、優れた文化的作品が無視されることに我慢ができず、マイクを奪って自らの主張を展開するという非難される行動を取ってしまったと説明。そしてWESTは、「あの経験から、自分は授賞式関連には一切出るべきではないと感じた」とコメントした。
これに対して司会のDeGENERESは、「あなたは、この業界にはとても重要な存在。誰もがステージに立つあなたを見たいと思ってるのよ」と考えを改めるよう優しく促していた。
WESTの行動は軽率だったかもしれないが、DeGENERESの意見には我々も賛同する。KANYEがいない授賞式セレモニーなんて考えられないからだ。彼が自分自身のマイクを手にすれば、それで完璧なのだ。
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