2022/12/09 04:00
2022年の年間Billboard JAPAN作曲家チャート“TOP Composers”で、Ayaseが2年連続で1位に輝いた。
本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”にチャートインした楽曲を作曲家別にランキング化したものだ。指標別に見てみると、Ayaseはストリーミングで首位を獲得しているほか、ダウンロード3位、動画4位、CDセールスは100位圏外と、デジタルに非常に強い作曲家であることが分かる。Ayaseが所属するユニットのYOASOBIは、年間のストリーミング・チャートで8曲、ダウンロード・ソング・チャートで6曲、ダウンロード・アルバム・チャートでは3作品が100位以内にチャートイン。ストリーミングで最も順位が高かった「夜に駆ける」は、リリースから2年弱が経過しているが、今もなお、彼らの代表曲として聞かれていることが分かる。なお、Ayaseは、YOASOBIの作品以外に、IDOLiSH7「WONDER LiGHT」、Vivid BAD SQUAD「シネマ」などでチャートポイントを獲得している。
続く2位は昨年に続き藤原聡がチャートイン。指標別に見ると、ラジオ1位、ダウンロード、ストリーミング、動画で2位、カラオケで3位と、年間を通じて幅広い聴取方法で楽しまれたことがわかる結果となった。2022年は、藤原がボーカル、キーボードを務めるOfficial髭男dismの作品が、“HOT 100”に6曲チャートイン。2018年リリースの「115万キロのフィルム」、2019年リリースの「Pretender」から、2022年リリースの「ミックスナッツ」「Subtitle」まで、新旧織り交ざった楽曲がチャートインしている。
そして3位は、昨年より1ランクアップの優里が獲得。ストリーミング3位、動画5位、ダウンロード6位を獲得したほか、カラオケで1位を記録している。楽曲毎に見てみると、カラオケではトップ10内に「ドライフラワー」と「ベテルギウス」の2曲がチャートインするという、強さを見せた。
Ayase、藤原聡、優里、Vaundy、常田大希、清水依与吏、あいみょん、米津玄師の8人が昨年から引き続き、トップ10入りを果たした一方、8位にSaucy Dog、9位に大森元貴がチャートイン。特にSaucy Dogは73位から8位へと大きくランクアップし、自身初のトップ10入りを果たした。
Text:Naoko Takashima
◎【Billboard JAPAN TOP Composers of the Year 2022】トップ10
1位 Ayase(YOASOBI「夜に駆ける」「群青」「怪物」)
2位 藤原聡(Official髭男dism「ミックスナッツ」「Cry Baby」「Pretender」)
3位 優里(優里「ベテルギウス」「ドライフラワー」「シャッター」)
4位 Vaundy(Vaundy「踊り子」「怪獣の花唄」、Ado「逆光 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」)
5位 常田大希(King Gnu「一途」「逆夢」「カメレオン」)
6位 清水依与吏(back number「水平線」「高嶺の花子さん」「クリスマスソング」)
7位 あいみょん(あいみょん「ハート」「マリーゴールド」、DISH//「猫」)
8位 Saucy Dog(Saucy Dog「シンデレラボーイ」「いつか」「結」)
9位 大森元貴(Ado「私は最強 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」、Mrs. GREEN APPLE「ダンスホール」「点描の唄 feat. 井上苑子」)
10位 米津玄師(米津玄師「KICK BACK」「M八七」「Lemon」)
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