2021/10/15 11:30
現地時間2021年10月14日、コールドプレイのクリス・マーティンとジョニー・バックランドが、米ラジオ番組『Elvis Duran and the Morning Show』にZoom出演し、ニュー・アルバム『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』に収録されているシングル「My Universe」で、BTSとのコラボが実現した経緯について語った。
「18か月前、“BTSが一緒に曲をやりたいそうだよ”と言われたんだ」とマーティンは振り返り、BTSの音楽が好きだったものの、彼らとコラボ曲することが理にかなっているのかわからなかったそうだ。「絶対にうまくいかない、バカバカしい考えだ」と当時思っていたマーティンだが、『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』を制作する中で「My Universe」が誕生した。“境界を超えなければならない困難な愛”についての曲だと説明した彼は、「これが僕らとBTSが一緒にやるべき曲だと感じた」と続けた。
そして、この2組の“風変わりなバンド”によるコラボが始まると、マーティン曰く「とても自然で素晴らしい体験だった」そうで、「彼らのことを心から愛している」と話した。現在は、新型コロナウイルスの影響で移動規制があるが、バックランドは“いつか”BTSと一緒に「My Universe」を生で披露したいと話した。
するとマーティンは、メンバー全員が20代のBTSと同じステージに立ったら、40代のバンドである自分たちが、彼らの“変わった叔父さん”のように見られ、年寄りになった気分になるのではと冗談を飛ばした。「きっと彼らにダンス・レッスンを受けに来た人々のように見えるだろう」と話した彼は、「不思議なビジュアルだよね。若くて素敵な7人の男性と……あの歴代の大統領の顔が彫られている岩はなんて言うんだっけ?BTSが、柔らかい岩で出来たラシュモア山の前に立ってる感じだよ」と続けた。
先週、コールドプレイは「My Universe」で、2008年の「Viva La Vida(美しき生命)」以来13年3か月ぶりとなる米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”首位を獲得した。前回の1位獲得からのブランクとしては、シェールが1999年に「ビリーブ」で約25年ぶりに首位に輝いて以来の最長記録となる。なお、BTSにとっては2021年で3曲目、2020年9月に「Dynamite」で初首位をマークしてから通算6曲目のNo.1ソングとなった。
コールドプレイの『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』は、10月15日にリリースされた。アルバム発売を記念して、“The Atmospheres”(ザ・アトモスフィアーズ)と題した没入型体験イベントを東京、英ロンドン、米ニューヨーク、独ベルリンで行ったバンドは、今作を引っさげた2022年のワールド・ツアーの日程を発表したばかりだ。
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