2020/11/15 14:00
2020年11月16日付のBillboard JAPAN “Top Albums Sales”で、嵐の『This is 嵐』が713,381枚を売り上げ首位を獲得した(集計期間2020年11月2日~2020年11月8日)。
本作は、前作『「untitled」』から3年ぶりとなる嵐の17作目のオリジナルアルバム。日本テレビ系ラグビー2019 イメージソングに起用された「BRAVE」、NHK2020ソング「カイト」などが収録されている。
嵐はもともと実店舗での売上が大きいアーティストなのだが、売上チャネルに着目して過去2作から本作『This is 嵐』まで、初週のチャネル別売上がどう変化してきたかをSoundScan Japanのセールスデータを使用して比較してみた。グラフ1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/94252/2 )に結果を示す。『Are You Happy?』では実店舗504,048枚に対しEC146,304枚と圧倒的に実店舗の売上が大きかったのが『「untitled」』では実店舗437,632枚に対しEC252,985枚と、ECの割合が増加し、『This is 嵐』では実店舗349,044枚に対しEC364,337枚となり、ついに実店舗よりもECの方が大きくなっている。といってもこれは嵐のファン層が変わった訳ではない。
グラフ2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/94252/3 )に『Are You Happy?』が発売された2016年、『「untitled」』が発売された2017年と2020年についてアルバム全体の実店舗とECの比率の変化を示す通り、少しずつECの比率が上がっている。2020年についてはコロナ禍の影響で実店舗での買い物をなるべく避けてECを利用する人が多いとみられ、ECへの移行が一段と加速している。
これを踏まえて改めて嵐のアルバムの販売チャネルの変化を見ると、アルバム全体の動向とリンクしつつも、アルバム全体では実店舗の売上が36.9%に落ち込む中で『This is 嵐』は実店舗が49%を占めており、その時々の消費行動の変化やコロナ禍の影響は受けつつもなお実店舗での売上が大きいアーティストと言えるだろう。
前作、前々作の初週売上を超える好スタートを切った『This is 嵐』。幅広いファン層を持つ彼らの作品はこれからまだ売り上げを伸ばすことが予想され、今後の動向に注目したい。
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