2020/09/09 13:30
BTSの「Dynamite」が全米No.1を獲得した背景を、ジャスティン・ビーバーが解説している動画をE!ニュースが公開した。米国におけるBTSの活躍が約2分弱にまとめられた映像に、ジャスティンのナレーションがつけられているもので、何故彼がこの解説を録音したのかは不明だが、全米チャートの常連ならではの視点からBTSの成功への軌跡を紐解いている。
「BTSは、歴史に残るということを誰よりも知っている。このK-POPグループは、世界中の音楽業界で複数の記録を粉砕し続けている」と語り始めたジャスティンは、「Dynamite」のミュージック・ビデオがYouTubeの初日視聴記録を更新したことなどを例に挙げつつ、「タイムズ・スクエアで新年を迎えたり、ジェームズ・コーデンと“Carpool Karaoke”をしたり、“トゥナイト・ショー”でグランド・セントラル・ステーションでパフォーマンスを披露したり、今年のヴァーチャル“VMAs”で魅了した」などと、BTSのここ数年の米国メディアでの活躍を羅列し、全米No.1を獲得する機が十分熟していたと示唆している。
さらにジャスティンは、「Dynamite」が全編英語で歌われていることが有利に働いたと話している。「Boy With Luv」や「On」などの韓国語楽曲と比較すると、「Dynamite」が全米のラジオで多く流されていることを指摘し、「過去の例では、英語ではない楽曲は(米国の)ラジオでかけてもらうことが難しいため、米ビルボード・チャートの頂点に至ることは稀だ」と、彼はラジオ・エアプレイの重要性について語っている。ただ、BTSがこの成功に味をしめ、今後全ての楽曲を英語にすることはないだろうとも話しており、母国語に忠実であり続けることが彼らの芸術とアイデンティティーの大きな部分を占めていることや、ファンに届くために自分たちを変える必要がないことを理解しているなどと述べている。
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