2019/01/10 16:00
ビリー・アイリッシュが、アルフォンソ・キュアロン監督による最新作『ROMA/ローマ』にインスパイアされた新曲「When I Was Older」を公開した。
1970年代のメキシコ・シティに暮らす中流階級の家族とその家政婦の日常をモノクロで綴った『ROMA/ローマ』は、先日【第76回ゴールデン・グローブ賞】で<外国語映画賞>と<監督賞>を受賞した。
曲は、ビリーが「私が年をとった時/私は大海原で航海士だった/でも今私は水面下にいる/そして私の肌は本来あるべきよりずっと白い」とゆっくりと歌うオープニングから、徐々にアップテンポなエレクトロニックスが加わり、彼女らしい不穏なサウンドスケープが展開されている。
ビリーは、映画のストーリーと印象に残ったシーンを思い浮かべながら、兄のフィニアス・オコネルとともに曲を作詞・作曲したそうで「曲のいかなる部分も映画なしでは存在しない」と話し、そこが曲の気に入っているところだと述べている。
また、映画で実際使われた音が、曲のプロダクションに起用されていると話し、「たとえば“記憶は山火事のように燃えゆく”という詞には、(映画の中で)家の外の木が燃えている音を合わせてる。コーラスには、海の音がオーヴァーレイされている。そして、曲にドライヴをかける手助けをしているリズミカルでパーカッシッヴな要素に、学生たちが抗議をしている声や(映画の中で一家が買っている犬)ボラスが吠える音を使っている」ことを明かしている。
曲は、ソニー・ミュージック・マスターワークスから発売されるアルバム『ミュージック・インスパイアード・バイ・ローマ』からの先行トラックとなる。アルバムには、キュアロン監督がセレクトしたアーティストが、映画のシーンや効果音をもとに制作した楽曲が収録される。リリース日は、今のところ明らかになっている。
◎「When I Was Older」音源
https://youtu.be/0I4fD49Gbck
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