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2016/05/10 18:27

サイモン・ラトル&ベルリンフィル来日記者会見「ベートーヴェンを指揮することは自分を鏡で見るようなもの」

 サイモン・ラトルらが、5月11日から始まるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の公演のために来日し、5月10日に都内で記者会見を行った。

 今回のプログラムはベートーヴェンの交響曲全曲。5日間にわたり、全9曲が演奏される。サイモン・ラトルは「5日かけて、私達は9つの曲の旅路に出ます。(ベートーヴェンの交響曲は)それ以降の音楽を全て予期できるような音楽であり、過去の何百年もの音楽が込められた作品でもある。そのような音楽的であり精神的な旅路に皆様と一緒に歩めることを楽しみにしています」と挨拶した。そして、「ベートーヴェンを指揮するということは、音楽家としての自分を見るような恐ろしい体験でもあり、見透かされているような気持ちになる」と述べ、ベルリン・フィルについては「ベートーヴェンが“山から飛び降りろ”と書いていたら、喜んで飛び降りるようなオーケストラ。自分たちの細胞全てを音楽に費やす彼らの熱意、知性を楽しんで」と続けた。

 また今回の来日公演にあわせ、2015年10月にベルリンで開催されたベートーヴェン交響曲全曲公演のライブ録音がリリースされる。本作にはCD5枚と、ブルーレイ3枚が収められており、ブルーレイはコンサート映像に加え、ベルリン公演を追ったドキュメンタリーや、ラトルが約50分にわたってベート―ヴェンについて語ったイントロダクションが収められている。ベルリン・フィル・メディアのローベルト・ツィンマーマンは、「芸術的な側面から見ても、リハーサル段階から全て記録できたのは大きな幸運と言える」と述べ、作品を紹介した。また、本作のジャケットには、イサ・ゲンツケンの「Fenster」という作品が使われている。起用した理由についてツィンマーマンは「イサ・ゲンツケンはこの作品について“誰にも自分の窓がある“と述べている。それにならって、誰にもその人なりのベートーヴェンに対する窓があると解釈した」と述べた。サイモン・ラトルとベルリン・フィルハーモニーは5月11日から15日まで、東京・サントリーホールにてベートーヴェンの交響曲全曲を演奏する。

◎公演情報
【TDK創立80周年スペシャル TDKオーケストラコンサート2016 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演 指揮サイモン・ラトル】
会場:サントリーホール
日程:
2016年5月11日(水)ベートーヴェン:交響曲第1番、第3番「英雄」
2016年5月12日(木)ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第1番、交響曲第2番、第5番「運命」
2016年5月13日(金)ベートーヴェン:交響曲第8番、第6番「田園」
2016年5月14日(土)ベートーヴェン:交響曲第4番、第7番
2016年5月15日(日) ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
出演:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)
サイモン・ラトル(指揮)
イヴォナ・ソボトカ(ソプラノ)※5/15のみ
エヴァ・フォーゲル(メゾ・ソプラノ)※5/15のみ
クリスティアン・エルスナー(テノール)※5/15のみ
ドミートリ・イワシェンコ(バス)※5/15のみ
新国立劇場合唱団(合唱)<合唱指揮:三澤洋史>※5/15のみ

◎リリース情報『ラトル&ベルリン・フィル2015年10月ライヴ~ベートーヴェン交響曲全集』
2016/5/11 RELEASE
5CD+Blu-ray Audio+2Blu-ray Disc
KKC-9151 13,000円(tax out)

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