2011/05/11 00:00
当初希望していた音楽サービスのためすべてのメジャー・レーベルとの合意に至ることができないとわかったGOOGLEは、AMAZONから撤退し、なんのライセンス契約もなくデジタル音楽ロッカー・サービスを5月10日にサンフランシスコで行なわれる1/0コンファレンスの基調演説で発表すると、GOOGLEの重役がBILLBOARDに語った。
GOOGLEがミュージック・ベータと呼ぶサービスは、ユーザーが個人のオンライン貯蔵ロッカーに自分の音楽ライブラリーをアップロードすることができ、そこからストリームしたり、インターネットでつながったデバイスからファイルをダウンロードしたりすることができる。
これは事実上AMAZONのクラウド・ドライブと同じだ。サービスは招待オンリーのアメリカのユーザーに限られる。サービスを使いたい人は、GOOGLEに招待を依頼しなくてはならない。また、音楽ロッカーにアップロードできる歌の数も2万に限られる。現段階では無料だが、将来的にどのような料金体勢になるのかは発表されていない。
ハッキリ言って、これはGOOGLEが提供したいと臨んでいたやり方の音楽サービスではない。メジャー・レーベルとの話し合いをしていたGOOGLE のディレクターは、次のように語っている。
「私たちはさまざまな内容のために業界と話し合いを続けていましたが、結果はまちまちでした。いくつかのメジャー・レーベルは改革に消極的で、非現実的かつ持続性のないビジネスのやり方を要求してきました」
情報筋によると、ソニー・ミュージックとユニバーサル・ミュージックがネックになっていたらしい。GOOGLEはそれぞれのユーザーがひとつのロッカーに同じ曲のいくつもの違ったコピーをアップロードせずに済むよう、スキャンしてマッチさせるスタイルのロッカー・サービスを提供することを望んでいた。サービスはユーザーのライブラリーをスキャンし、彼らが中央のサーバーに所有する歌とマッチさせ、それぞれのストリームに対し権利所有者に支払いをすることになっていた。それをする権利なしにやるのだから、GOOGLEのメッセージは明らかだ。参加するか、置いてきぼりにされるか、なのである。
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