2026/02/27 14:00
桜木紫乃が長編小説『異常に非ず』を、4月22日に新潮社より刊行する。
本作では、親と子、男女を描きつづけてきた桜木が、昭和期に発生した三菱銀行立て籠もり事件を題材に、事件の背景にある人間模様と“真実”に迫る。
物語は、1979年1月に大阪市内の銀行支店で発生した立て籠もり事件を軸に展開する。犯人・花川清史は行員と客およそ30人を人質に取り、翌日、大阪府警は母・カヨを現地に呼び寄せ説得を試みるが、母は現場到着までの間に姿を消す。その後、花川は母との会話を拒み、事件は射殺という結末を迎える。犯行の詳細や花川の発言が明らかになるなか、毎報新聞のデスク・近藤は事件報道に違和感を抱き、独自に取材を開始する。
本作は、いわゆる「未解決」とも評される同事件をモチーフに、事実の背後に潜む人間の心理と社会の構造を描く長編小説となっている。
◎桜木紫乃 コメント
ラストにさしかかったあたりで、どんな賢者も犯罪者も等しく女から生まれる、という事実に突き当たりました。そこからは、ひとりの人間、ひとりの母として改めて己の来し方を振り返る時間となったように思います。
◎書籍情報
『異常に非ず』著:桜木紫乃
2026年4月22日(水)発売
2,750 円(tax in.)
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