2025/12/04 19:15
2025年12月4日公開分(集計期間:2025年11月24日~11月30日)の経済書籍チャート“Billboard JAPAN Hot Economy Books”で、両@リベ大学長の『本当の自由を手に入れるお金の大学』が1位に輝いた。
本チャートは、紙書籍・電子書籍・図書館貸出を統合した総合書籍チャート“Billboard JAPAN Book Hot 100”をもとに、日本図書コード(Cコード)を参照したジャンル情報から政治・経済関連を抽出し、順位化したチャートだ(抽出ジャンル:「ビジネス」「政治」「社会思想・社会学」「社会問題」)。
当週は、前週2位だった『本当の自由を手に入れるお金の大学』が首位に返り咲いた。イラストやデータを用いながら、「お金に困らないための“5つの力”(貯める/増やす/稼ぐ/使う/守る)」を解説するノウハウ本は、本チャートで3度目のトップに。
続く2位は、刊行から42年、300万部を突破した外山滋比古の『思考の整理学』。「AI時代に読まれるワケ」としてNHK『おはよう日本』で取り上げられ、再び注目を集め、前週11位からジャンプアップした。英文学者や文学博士の肩書を持つ外山が東京大学で行った講義「思考の整理学を語る」を書面化し、2002年8月~2025年7月(大学事業連合調べ)に東大や京大、早慶など全国44の大学で1位を記録した“知のバイブル”だ。
前週トップだった安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』、前週5位から順位をひとつあげた越川慎司『世界の一流は「休日」に何をしているのか』が続く。そして、トップ10の中でも前週から大きく順位アップしたのが、8位の宇都宮直子『渇愛』だ。頂き女子りりちゃんを題材にしたノンフィクション作品で、今年7月に発売、【第31回小学館ノンフィクション大賞】を受賞した本作は前週30位に入っていた。
◎【Hot Economy Books】トップ10
1位『本当の自由を手に入れるお金の大学』両@リベ大学長
2位『思考の整理学』外山滋比古
3位『頭のいい人が話す前に考えていること』安達裕哉
4位『世界の一流は「休日」に何をしているのか』越川慎司
5位『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』今井むつみ
6位『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』エマニュエル・トッド/大野舞
7位『こうやって頭のなかを言語化する。』荒木俊哉
8位『渇愛』宇都宮直子
9位『生きる言葉』俵万智
10位『市長たじたじ日記』清水聖士
※記事初出時、内容に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
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