シリーズ名:文春文庫(いー114ー4)
出版社:文藝春秋
価格:本体価格750 円
発行年月:2026年10月
判型:文庫
ISBN:9784167925642
関ケ原の戦いから3年。
鈴木右近は、九度山に流された真田昌幸・信繁(幸村)父子のもとへ、年に2度、米と金子を届けている。
慶長10(1605)年、家康から3日限りの許しを得た主君・信之に従い、犬伏以来5年ぶりの父子再会に立ち会った右近。ところがその帰り道、ささいな行き違いから信之の怒りを買い、手柄を挙げるか善行を積むまで帰って来るなと突き放されてしまう。
向かったのは伊吹山。左手の小指と薬指のない大男が、山賊の頭目として麓の村々を荒らしているという。両親の仇・中山九兵衛に違いない。
聞き込みを重ねた右近は、病の床に伏す女ノブと、その膝にすがる3歳の娘に会う。娘の父は、ノブを山にさらった頭目だった。小さな腕や足には、折檻の痕が赤黒く残っている。この子は右近の従妹であり、九兵衛の娘なのだ――。
背負うのは、師・柳生宗章から授かった刀身四尺八寸(約145㎝)の野太刀。真田信之がただ一人殉死を認めたとされる家臣・鈴木右近、その若き日の「純情」が最も揺れる第4弾!
第15回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞(井原戦国三部作)
関連書籍
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像