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ベニー・シングス オランダを代表するポップの才人に迫る

ベニー・シングス 『The Best Of Benny Sings』

 バート・バカラック、スティーリー・ダン、ギルバート・オサリバンなどの音を彷彿とさせる、オランダのポップ・マエストロ、ベニー・シングス。父親が家で聴いていたビートルズやスティーヴィー・ワンダーなどを幼い頃から自然と耳にし、グランジ・ロックのブームに触発されて15歳の時に初めてバンドを結成。その後ソウル・ミュージック、ジャズ、ヒップホップ、エレクトロニカへと興味が広がり、コンピューターでの音楽制作をスタートする。後に、自身のスタジオを構え、ウーター・ヘメル、ジョヴァンカなどのプロデュースを手掛ける傍ら、ソロとしては4枚のオリジナル・アルバムを制作。9月19日には、過去の作品から人気曲を中心に選曲されたベスト・アルバム『The Best Of Benny Sings』をリリースする。抜群のポップ・センスで世界を虜にする彼と彼を取り巻くアーティスト達を、彼自身の言葉や縁のあるアーティストによる言葉によって探求する。

ベニー・シングスによる『The Best Of Benny Sings』解説
01. TWIST YOU AROUND
「ベニー・シングスとして初めて書いた曲。アーティストとしての僕を表現できるサウンドと雰囲気を見つけることが出来て、興奮したよ。」

03. CHAMPAGNE PEOPLE
「自分の声を8回レイヤーした"グループ・シンギング"という手法を発見した曲。コーラスは、僕の姉妹が歌っていて、より特別な曲になったね。」

04. LITTLE DONNA
「初めてライブ・バンドと作った曲。メローな音楽に加え、"ヨット・ロック"よりの新しいスタイルを確立出来たと感じた。」※1970年~1980年に渡ってラジオ・チャートを席巻したメロウなでスムースなAOR

06. MAKE A RAINBOW
「この曲では、友人みんながコーラスを歌ってくれて、とっても素敵なハプニングだったよ。」

10. BIG BROWN EYES
「これは、あまりハッピーじゃなかった時に書いた曲。でも、曲を書いたことでコーラスをテープに録音出来ないほどに、心を動かされたんだ。」

12. CAN YOU BELIEVE IT'S MAGIC
「これは前作『Art』のアメリカ盤にボーナス・トラックとして収録された曲。レコーディング後は、一人でエレクトロなショーを主にやっていたんだけど、そのリハーサルをしている時に突如としてできた。既に、日本盤とベネルクス盤はリリース済みだったけど、是非アルバムに載せたかったんだ。」

15. REBUILDING THE OMEGA MAN
「次回作の為の一番最初の実験。サンプルなしで、ライブ・ミュージシャンと作り上げた初めての曲なんだ。まだ完成形ではないけれど、みんなに制作過程と進化が見せれればと思った。」

16. FAKE LOVE
「この曲も同じく次回作の為に書いた曲。一人スタジオで作り込んでいった『Art』とは打って変って、また生のミュージシャンとレコーディングするのが、とても楽しいんだ。」

17. ON CHRISTMAS MORNING by BENNY SINGS & CLARA HILL
「この曲は、ジャザノヴァが運営している僕の前のレーベルSonar Kollektivへのクリスマス・プレゼントとして作った。好きなクリスマス・ソングを選んでって言われてね。Sonar Kollektivのオフィスにいるみんなが歌っているんだよ。後は、もちろん所属アーティストのClara Hillもね。」

来日公演へ向けてのメッセージ

 「僕と素晴らしいミュージシャン2人によるシンプルなセッティングのステージになるよ。僕の曲を本来の形で楽しむことが出来ると思うんだ。派手ではないけど、ダンスして、笑って、泣けるようなシンプルな音楽。僕は、基本的に自分が安心できるスタジオに籠るタイプだから、ライブをすることによって外の世界と触れあういい機会になるんだ。笑。日本へまた行くことが出来てとても光栄だよ。みんなの為に演奏するのは、いつでも楽しいからね。See you soon!」

ベニーがセレクトした秋にぴったりなプレイリスト♪
「Walk Between Raindrops」ドナルド・フェイゲン
「You Have Lived In Autumn」ブロッサム・ディアリー
「A Forest」ザ・キュアー
「Soon It's Gonna Rain」フランク・カニモンド・トリオ Introducing リン・マリノ
「Dreams (Thunder Only Happens When It's Raining)」フリートウッド・マック
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ベニー・シングスが手掛けたアーティスト達
WOUTER HAMEL / ウーター・へメル

 「シルクの声を持つジャズ界のプリンス」「新世代のフランク・シナトラ」と称されるウーター・へメル。2007年のデビュー・アルバム『へメル』では、ヴォーカリスト/シンガーソング・ライターとしてのウーターの才能を稀有なポップ・センスで彩り、彼のブレイクに寄与する。続く2ndアルバム『ノーバディーズ・チューン』でも再びタッグを組み「ワン・モア・タイム・オン・ザ・メリーゴーラウンド」などのヒットを生んだ。日本では、2007年の初来日公演を含む過去2回、ベニーとステージを共にしている。

 「ウーターと出会ったのは、彼がプロデューサーを探していて、僕も誰かプロデュースをするアーティストを探していた時で、レーベル・オーナーのバートが紹介してくれたんだ。彼は稀に見る"質"のいいシンガーだしソングライターだよね。最近のトレンドには流されず、彼の曲は力強く、芯が通っていてインテリジェント。とても才能があるアーティストだと思うよ。」ーベニー・シングス

ウーターがセレクトした秋にぴったりなプレイリスト♪
「Glad Man Singing」アイアン・アンド・ワイン
「September in the Rain」ダイナ・ワシントン
「The Dangerous Return」ガブリエル・リオス
「When Seasons Change」カーティス・メイフィールド
「Can We Try」ベニー・シングス

GIOVANCA / ジョヴァンカ

 スーパーモデル並みの容姿とミニー・リパートンを彷彿させるキュートな歌声を持つ"奇跡のシンガー"ジョヴァンカ。彼女の魅力に惚れ込み、極上のサウンドで支えた都会的でありながら心地よいデビュー・アルバム『サブウェイ・サイレンス』が、2008年にリリース。そして2010年には、曲作りに積極的に参加したジョヴァンカの個性をプロデューサーとして最大限に生かした2ndアルバム『ホワイル・アイム・アウェイク』が発売された。彼女もまた、2008年の日本での初公演の際にベニーとステージを共にしている。

 「ベニーは根っからの天才ね。私が天才だと思う人は、内向的で、ちょっとクレイジーで、非凡なものを作ってる。アーティスト気質だし。彼は"天才"というラベルのすべてに当てはまる、本当のクラシカルな天才ね。」
 「彼と音楽を作ることは、いつでもとても刺激的。長い間一緒に音楽を作ってきているから、私のことをとてもよく理解してくれる。私以外のアーティストにもとてもいい影響与えていると思うわ。」ージョヴァンカ

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ベニー・シングス「ザ・ベスト・オブ・ベニー・シングス」

ザ・ベスト・オブ・ベニー・シングス

2012/09/19 RELEASE
VICP-70181 ¥ 2,750(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.ツイスト・ユー・アラウンド
  2. 02.スタイル・ビーツ・リべレーション・フロンツ
  3. 03.シャンペン・ピープル
  4. 04.リトル・ドナ
  5. 05.ゲット・ゼア
  6. 06.メイク・ア・レインボウ
  7. 07.ココナット
  8. 08.レット・ミー・イン
  9. 09.アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ
  10. 10.ビッグ・ブラウン・アイズ 〔オリジナル・ヴァージョン〕
  11. 11.オール・ウィ・ドゥ・フォー・ラヴ
  12. 12.キャン・ユー・ビリーヴ・イッツ・マジック
  13. 13.サム・デイ 〔ベニーズ・ヴァージョン〕
  14. 14.リトル・シングス
  15. 15.リビルディング・ジ・オメガ・マン (ボーナス・トラック)
  16. 16.フェイク・ラヴ (ボーナス・トラック)
  17. 17.オン・クリスマス・モーニング (日本盤ボーナス・トラック)
  18. 18.ワンⅡ 〔アレクサンダー・バーク(ジャザノヴァ)リミックス〕 (日本盤ボーナス・トラック)

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