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アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー



アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー

そんな、ただただ生きてるだけじゃつまんないですよ!
「ハロー!プロジェクトは凄いんだよ」ってことを今一度示したい

 新シングル『上手く言えない/愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間/忘れてあげる』を発売し、そのリリースイベント(http://bit.ly/2e3GGzk)時に行われたメディアによる囲み取材で「打倒、モーニング娘。」を掲げたアンジュルム。ハロー!プロジェクトの顔でも伝統でもあるモーニング娘。への挑発は、当然ながら双方のファンを大きく刺激したが、実はこの出来事の少し前、アンジュルムのリーダー・和田彩花は、もっと刺激的でセンセーショナルで革命宣言とも受け取れる話を満面の笑みで語っていた。

 一度は「私、居る意味あるかな?」とまで考えてしまったという彼女が、いつしかブログに記していた「ハローがアイドルで1番だと思ってます。それをみんなに知ってほしいです。そして、アンジュルムが1番だということも示したい!だから、私はアンジュルムにいる!」の具現化の為、自ら概念を覆して切り開いた前代未聞のストーリー。ハロー!プロジェクトへの愛情とアンジュルムとの出逢いが導いたひとつのアンサー。

 あのニンマリ顔を思い浮かべながら、その言葉ひとつひとつに思いっきりドキドキワクワクしてもらいたい。

「卒業してもお互い何も変わらないんだなって」田村芽実の存在

--こうしてインタビューさせて頂くのは、田村芽実さんの卒業(http://bit.ly/1qYQGgX)タイミング以来になります。もう5ヶ月前の出来事になりますが、5月30日【アンジュルム コンサートツアー 2016春『九位一体』~田村芽実卒業スペシャル~】は和田さんにとってどんな公演になりました?

アンジュルム 田村芽実 卒業メモリアル
アンジュルム 田村芽実 卒業メモリアル

和田彩花:あの9人のアンジュルムにとっての最後のステージ(http://bit.ly/1sKdhPx)だったんですけど、あの9人での最高の形を見せられたなってすごく思うんですよ。なので、めいめい(田村芽実)のこともきちんと送り出せたなって。アンジュルムらしい形で上手く送り出せたと思いますし、そこですごく寂しくなったりする訳でもなく、今もあれからの流れを上手く引き継げている感じがします。もちろん、めいめいが抜けることでちょっと不安はありましたけど、でもそこから勢いが落ちることなく進めてる。だからあの公演はすごく意味があったと思います。

--今振り返ると、田村芽実はメンバーとしてどんな存在だったと思いますか?

和田彩花:卒業してからすごく思ったのは、お仕事の話が出来るメンバーだったし、人間としての感覚もすごく似てたから、そこの部分で想像以上に「私のことを支えてくれてたんだな」ってヒシヒシ感じて。お仕事に対する意識がめいめいは全く同じレベルであったというか、私と一緒にずっとグループを支えてきてくれて、いろんな話も聞いてくれて、いろんな面で助けてくれて。そういう意味では、すごく大きい存在だったなと感じました!

--卒業後も田村さんとは仲良くされてるんですよね?

和田彩花:はい!

--アンジュルムの話もするんですか?

和田彩花:します! この前の舞台(演劇女子部【モード】)も観に来てくれたし、あとはMVを観て感想送ってくれたり、すごく純粋にアンジュルムを楽しんでるんですよ。「MV、格好良い!」「自分もこの前までいたじゃん!?」みたいな(笑)。でも卒業してそういう風に観てるんだなーって。嬉しいですけど、「あ、そうだよなー」って少し寂しさも感じますね。でも逆にめいめいが今やっていることの話を聞いたりすると、「楽しそうだな」と思ったり、「卒業してからもやっぱりいろんな悩みってあるもんなんだな」と思って、そういうときに私がちょっと話してあげると「すごくラクになった!」って言ってくれるんですよ。私も私でめいめいに話してラクになるときもあるし、そこは卒業してもお互い何も変わらないんだなって。

--先日行われていた舞台、演劇女子部【モード】。どう演じていいか困っていた和田さんに田村さんがアドバイスしてくれたそうですが、具体的にはどんな話をしたんですか?

アンジュルム主演 演劇女子部『MODE(モード)』告知
アンジュルム主演 演劇女子部『MODE(モード)』告知

和田彩花:今回の【モード】で演じた役がどんなにやってもなかなかやり切った感じがしなかったんですよ。今までだったら演じれば演じるほど心がどーん!って沈んだり、浮き上がったりしたから、すごくその役に入ってるって感じやすかったんですけど、そういうのが一切なくて。周りのキャラが濃くて、その中をひとり突き進んでいくような役は初めてで、その状況に多分馴れてなかったんですよ。だからやってもやっても私が印象に残らないような気がして……でもその悩みをめいめいに言ったら、彼女は専門家だからどうしてそうなるのか分かるんですよ! 演劇のシステム上、みんなを引っ張っていくような役の周りは絶対キャラが濃いらしいんです。それは典型的な例だから「もうそういうもんなんだと思ってやればいい」って言われて、「あ、そういうものなのか!」と思ったらすごくラクになって!

--その直後の公演を観させて頂いたんですが、堂々とみんなを引っ張りながら演じている和田さんが印象的でした。自分にとってはどんな舞台になったと感じてますか?

和田彩花:今話した役の在り方みたいなものは今回の弥生を通して学べたし、男社会の中で力強く戦っていく女性たちの話だったので、どこかしら自分と重なる部分もあって。そういう部分ではすごく勇気をもらえたし、やっててすごく楽しかったです。あと、各メンバーが演じていたそれぞれの役がその子のキャラと被る部分もあって!

--あいあい(相川茉穂)なんてそのまんまでしたもんね。

和田彩花:そのまんまだった(笑)!

--個人的には、上國料萌衣さんの歌声の素晴らしさに気付けた舞台になりました。和田さんは今の彼女をどんな風に評価されていますか?

和田彩花:稽古中、毎日泣いてたんですよ。演技はまだまだ出来ない部分は当然あると思うんですけど、実は歌にすごく苦戦してたんです。今までと勝手が違ったので、稽古で歌っても歌っても感情が入らなかったみたいで。先生とか演出家の方に「もっと感情を入れて歌ってほしい」と言われてもサラーっと歌ってしまう。でも本番に入ったらその部分がどんどん良くなって。かみこ(上國料萌衣)は自分でいろんなことをやっては失敗して学んでいくタイプなんですよ。だから何か言ったところですぐ変われる訳ではない。でも逆に自ら経験していってどんどん変わっていくタイプだから、今回の舞台もすごく良い経験になったんじゃないかなって思います。

--また、上國料さんの後に新メンバーとして加入した笠原桃奈さんも良い味を出してます。和田さんはどんなメンバーだなと感じていますか?

和田彩花:かっさー(笠原桃奈)ですか! うーん……おかしいことには変わりないんですけど(笑)。これまで通り、またおかしいメンバーが入ってきたんですけど……まだ見せてない部分がいっぱいあると思うんですよね。最初は大人しいイメージだったけど、最近はどんどん話すようになったし、これからどんどん変わっていくと思います。あと、歌とダンスに関してはすごく勢いがあるので、しかもすごく堂々としてるんですよ。加入時のかみこは下向いてキョロキョロしてるタイプだったんですけど、かっさーは逆に初めてのツアーから上を向いて堂々としてる。なので、そのまんま行ってほしいですね。

--今回のシングル『上手く言えない/愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間/忘れてあげる』も今の9人それぞれの魅力が詰まったシングルになっていますよね。この3曲にはそれぞれどんな感想を持たれていますか?

アンジュルム『愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間』(Promotion Edit)
アンジュルム『愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間』(Promotion Edit)

和田彩花:「上手く言えない」は、まさしくアンジュルムって感じ。ワチャワチャした感じと、でも上手く言えないムシャクシャした感じが、悪ガキっぽいファンキーなムードを出してて、それがアンジュルムらしいなって。「忘れてあげる」は、大人っぽい失恋ソング。曲調は異国風な感じ。ヨガとか始まりそうな(笑)。そして「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」は個人的にもとっても好きで、すごく新しいことをしてるなって思うんですよ。曲調だけでは分からないかもしれないんですけど、歌詞を読むとすごく意味深いんです。すごく考えさせられるような歌詞が並んでいるので、ファンの人もいろんな解釈をして楽しんでるんですよ。私自身もいろんなことを考えて……ここで言っていいんですか?

--もちろん良いですよ?

和田彩花:この曲について語り出すと長くなっちゃうんですけど……(笑)いろいろとどんどん進化してきている現代の中で、実は進化しているようで退化しているものもあったり。でもそんな中でも、この曲の歌詞にあるように「始発電車 動き出さなくては… 逢いにいけないよ」ってなるんですよ。ボタンひとつで何でも出来る世界なのに、直接逢いに行きたいと求めてしまうということは、結局、人間の心は古代からずっと変わらない。いくら便利になっても変わらないものなんだなと思ったり。でもファンの皆さんはまた違う解釈をして、それをブログのコメントに書いてくれているんですけど、そういう反応が新しくて面白いなって。あと、パフォーマンスにおけるメンバーそれぞれの役割がハッキリしてて、まず最初にみんなで人造人間のかっさーを作ってるんですよ。で、私が指示すると、かっさーが動き出してAメロを歌い出す。サビまではずっとそのロボット感を出しつつも「サビになったら人間らしさを出していい」と言われたんですよ。で、間奏になったら、最近のアンジュルムにあるような戦闘的なイメージ。獲物を捕らえるようなイメージが先生にはあるみたいで、それを表現したいというのでああいうダンスになってるんです。なので、ロボットだけじゃない良さがある。獲物を捕らえるときは、佐々木莉佳子ちゃんを先頭にしたりとか(笑)、要所要所でいろんなメンバーの見せ場があるので、そういうところも楽しんでもらいたいと思います。

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アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー


今後のハロプロ「……ちょっと作戦がある」~和田彩花が語る各グループ

--そんな新作にも注目してもらいたいアンジュルム。今後の話も伺いたいのですが、ハロプロから衝撃的なニュースが今年の夏に発表されました。来年6月をもって℃-uteが解散。初めて知ったときはどんな気持ちになりました?

℃-ute『夢幻クライマックス』(℃-ute[Dreamlike Climax])(Promotion Edit)
℃-ute『夢幻クライマックス』(℃-ute[Dreamlike Climax])(Promotion Edit)

和田彩花:……いよいよこういう時期になったんだなって。想像していた訳ではないけど、いつかこういう日が来ることにはなっちゃうじゃないですか。だから「あ、こういうタイミングで、この時期なんだな」って。でも最初は素直に驚きました。勝手なイメージですけど、いつでもあの5人が観られると思っていたから「寂しいな」と思いましたし、やっぱり私は単純にハロー!プロジェクトが好きなので、先輩がいなくなっていく寂しさと悲しさはあります。

--和田さんにとって℃-uteはどんな存在だったんですか?

和田彩花:年齢的には全然変わらないですけど、やっぱり偉大な先輩なんですよ。小さい頃から℃-uteさんのCDはずっと聴いてたし、自分がハロプロエッグに入っててもずっと聴いたり観てたりしてたし、そこは普通にファンの方と変わらない感覚で(笑)。ハロコンなどで結構長いこと一緒に踊ってたりするんですけど、それでも近い距離にはならないというか、私の中では常にいつでも偉大な先輩。あと、初めて℃-uteさんと話したのが、私が研修生のときのハロコンで。そこで℃-uteさんに振り付けを教えてもらったんですよ。でも嬉し過ぎて全く振りが覚えられなくて!

--(笑)

和田彩花:℃-uteさんが教えてくれるんですけど、℃-uteさんがいるから全く覚えられない(笑)。でもそれぐらい嬉しくて、そういう感覚は今でも変わらないままです。

--ハロー!プロジェクトには、モーニング娘。'16、アンジュルム、Juice=Juiceなど上昇志向がとにかく強いグループばかり揃ってますけど、℃-uteが解散するといよいよどこが上とか下とか無くなっていきそうですよね?

アンジュルム『ドンデンガエシ』(ANGERME[A Complete Turnover])(Promotion Edit)
アンジュルム『ドンデンガエシ』(ANGERME[A Complete Turnover])(Promotion Edit)

和田彩花:そうですね。でも逆にチャンスだなとは思ってて、私はアンジュルムにしか出来ないことがいっぱいあると思ってるので、それをもっとどんどんやっていきたいです。アンジュルムはどんどんどんどん攻めていきたいし、メンバーもそういうタイプというか、そういう風に考えていたりするので、いろんな話をしながら……ちょっと作戦があるので、それが出来ればいいなと思ってます。まだ言えないんですけど!

--何か企んでいるんですね。

和田彩花:そう! で、そうやっていろんなことをメンバーで考えながら、大人の方たちとも協力しながら、ハロー!プロジェクトの先頭を切ってアンジュルムがいろいろやっていければいいなと思います。

--和田さんは以前「ハローがアイドルで1番だと思ってます。それをみんなに知ってほしいです」とブログに書かれていましたが、そんな和田さんから見て今のハロー!プロジェクトはどんな風に映ってますか?

和田彩花:ずっと変わらないのは、パフォーマンスにみんな力を入れてる。ダンスとかフォーメーションとかもどんどん昔より難しくなってきてたり、そういうところはずっと拘ってきてるところだなって思います。でも変わらないものだけじゃなく、そこから飛び出して変わっていくことも大事だと思っていて、もうみんなある程度いろんなことが出来るし、もうちょっと新しいことが必要だと思いますね。良いところはすごくあるし、それが伝統になっている訳ですけど、でも守っているだけではどうにもならないこともあるので、やっぱり攻めていかなきゃなって思います。

--最近はどのグループも着々と存在感を増してきていて、どこがハロー!プロジェクトの顔になってもおかしくない状況になっていますよね。そこで和田さんに今の各グループの印象について聞きたいんですが、1組ずつよろしいですか?

こぶしファクトリー『サンバ!こぶしジャネイロ』(Magnolia Factory [Samba! Kobushi Janeiro]) (Promotion Edit)
こぶしファクトリー『サンバ!こぶしジャネイロ』(Magnolia Factory [Samba! Kobushi Janeiro]) (Promotion Edit)

和田彩花:はい(笑)。

--では、つばきファクトリー。

和田彩花:つばきファクトリーは、早くも新メンバーが加入したり大変そうだなと思うんですけど、やっぱりまだみんなぎこちないところがあると思うので、とりあえずみんなで力を合わせて頑張る。まだまだ若いので、いろんなことをみんなで協力してやっていければ良いんじゃないかと思います。

--続いて、こぶしファクトリー。

和田彩花:こぶしファクトリーは、完全に私たちと似てるんですけど(笑)、ワイワイガチャガチャしてて、いつもみんなでケラケラ笑ってる。メンバーの年齢層が近いので、グループ全体が若くてフレッシュだし、そこはアンジュルムとも違うところだなと思うし、観てて楽しいし、元気になります。

--続いて、カントリー・ガールズ。

カントリー・ガールズ『どーだっていいの』(Country Girls [I Don’t Really Care]) (Promotion Edit)
カントリー・ガールズ『どーだっていいの』(Country Girls [I Don’t Really Care]) (Promotion Edit)

和田彩花:カントリー・ガールズは……私、ハロー!プロジェクトにいるんですけど、ファンの方とそんなに感覚が変わらないんですよ。なので、ただただ可愛いなって思う(笑)。でもハロー!プロジェクトにそういうグループが少なくなってきてるから、年齢が上がるごとに大変になりそうな印象もありますけど、嗣永さん(嗣永桃子/ももち)という大きい存在に向かってみんな頑張っていけば大丈夫なんじゃないかな。

--和田さんにとってももちはどんな存在なんですか?

和田彩花:え、偉大な先輩です! 自分がいたグループ(Berryz工房)が無期限活動休止になって、それでもアイドルを続けて、しかもそれまで全く関わり合いのなかった新メンバーたちとグループを組んだ訳じゃないですか。まずそこに入っていく勇気が凄いなと思うし、私は2期とずっと一緒にいたからそこに新しいメンバーが入ってきても平気でしたけど、嗣永さんは近くにそういう存在がいる訳でもないし、みんな年齢も離れてる。それでもアイドルとしてカントリー・ガールズを引っ張っていってるのは凄いと思うし、嗣永さんの考えていることがちゃんとメンバーに反映されてるから、それも凄いなと思って見てます。

--続いて、Juice=Juice。

Juice=Juice『KEEP ON 上昇志向!!』(Juice=Juice [KEEP ON: The Ambition to Succeed!!])(Promotion Edit)
Juice=Juice『KEEP ON 上昇志向!!』(Juice=Juice [KEEP ON: The Ambition to Succeed!!])(Promotion Edit)

和田彩花:スマイレージのときに、スマイレージ/Juice=Juiceって感じでいつも一緒にいたので、なんかいつでも一緒な感じはしてたんですけど、武道館も決まったり、ドラマをやったりとか、いろんなことにチャレンジしているのを見てると、「あ、追い抜かれないように頑張らなくちゃな」と感じます。だから後輩という感覚より、同じような立場にいるグループとして見てますね。

--Juice=Juiceって「いつかトップになる」みたいな野望とかあんまり語らないけど、ひたすらパフォーマンス力を鍛え続けて、気付いたら先輩たちを追い抜いてそうな怖さを感じるんですけど。

和田彩花:たしかに! そう言われてみればそうですね! アンジュルムはそういうことをすぐ口に出しちゃうからダメなんですよね(笑)。

--ダメではないですよ(笑)。そこが痛快で良いところですし。

和田彩花:そうですよね! 在り方の話ですもんね。ただ、Juice=Juiceはそういうこと言わないじゃないですか。言わないけど、確実にメラメラしてる。武道館はすごく大きなポイントになるだろうし、Juice=Juiceとは同じ立場で一生懸命頑張ってる感覚なので、抜かれないように……まぁグループのカラーが全然違うからアレなんですけど(笑)。おんなじハロー!プロジェクト同士、いろんなものを一緒に作っていけたらいいかなと思います。

--和田さんにとっても日本武道館は大きなターニングポイントだった?

和田彩花:私の場合は、スマイレージで武道館に立って(http://bit.ly/1r60vX3)まもなくアンジュルムに変わってしまったので……ただ、武道館でコンサートをやるということで、いろんな人が改めて観てくれたのはすごく大きかった。スマイレージで武道館に立ててなかったら、武道館でちゃんとしたものを観せられてなかったら、きっとアンジュルムも無かったと思うので、Juice=Juiceにも武道館に集中して頑張ってほしいなって思います。

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モーニング娘。の存在~アイドルの常識を覆すハロプロ革命宣言!?

--続いて、モーニング娘。'16。

モーニング娘。'16『セクシーキャットの演説』(MORNING MUSUME ‘16[Sexy Cat’s Speech])(Promotion Edit)
モーニング娘。'16『セクシーキャットの演説』(MORNING MUSUME ‘16[Sexy Cat’s Speech])(Promotion Edit)

和田彩花:私自身もモーニング娘。は大好きですし、他のグループにはない「伝統」というものがずっとある訳じゃないですか。それによって出来ないこともあるだろうけど、それによって出来ることもたくさんあるだろうし、そこはおそらくアンジュルムと全く違うところ。だから逆に「どっちが勝つか?」とかじゃなく、お互いに全然違うことをしていったら楽しいだろうなって。

--それぞれの道を突き進んでいけば、ハロー!プロジェクトにもいろんな意味での広がりが生まれるでしょうし、それは観ている側にとっても面白いですよね。

和田彩花:でも一般的に見たら、やっぱりハロー!プロジェクト=モーニング娘。なんですよね。そこはちょっとどうにかしたい(笑)。アンジュルムもやってやろうとは思ってますけれども、まぁでもグループとして全然違うものなので、お互いに違う良いものをどんどん作っていけたら面白いなって思います。

--プラチナ期のモーニング娘。を観てアイドルとして覚醒し、だからあの頃のモーニング娘。に追いつくまでは卒業できないと、過去に語ってくれましたけど、憧れていたグループのメンバーが全員自分の後輩になってる。これは不思議な感覚ではあるんですか?

コンサートツアー2010秋~ライバル サバイバル~ そうだ!We're ALIVE
コンサートツアー2010秋~ライバル サバイバル~ そうだ!We're ALIVE

和田彩花:それはすごく不思議でした。「え、みんな後輩なんだ?」って。今は後輩というイメージのほうが強くなってますけど……でもやっぱり彼女たちは「モーニング娘。」という大きなものを守っているので、凄いなと思います。私には出来ない。

--そこには敬意があるんですね。

和田彩花:あと、私、問題発言が多いからそういうグループには入れない(笑)。多分、追い出されちゃう! だからアンジュルムが合ってる!

--続いて、℃-ute。

℃-ute『Singing~あの頃のように~』(℃-ute[Singing ?Just Like Back In The Day?])(Promotion Edit)
℃-ute『Singing~あの頃のように~』(℃-ute[Singing ?Just Like Back In The Day?])(Promotion Edit)

和田彩花:℃-uteさんの凄いところって、もうずーっと10年以上一緒にいる訳じゃないですか。その中でどんどんどんどんパフォーマンスのレベルが上がってる。歌やダンスって長くやってるから上手くなるってもんじゃないんですよ。ハロー!プロジェクトはすごく環境は良いんですけど、ちゃんと自分でも頑張らないと上手くもならないし、上達もしない。そういう部分では、凄い努力をされてああなってるんだろうし、スマイレージがデビューしたときに「凄い焦った」って言ってたんですけど、新しいグループが入ってきて「フレッシュ」とは言えなくなっちゃって、そこで凄い壁にぶち当たったって。でも5人でそれも乗り越えて、だから今のあのパフォーマンスがあるし、大人にならないと出来ないパフォーマンスもしているので、そういうのも格好良いなって思います。

--では、アンジュルムは、今のハロー!プロジェクトの中でどんなグループになっていると思いますか?

アンジュルム『忘れてあげる』(ANGERME[I’ll Forget Everything For You])(Promotion Edit)
アンジュルム『忘れてあげる』(ANGERME[I’ll Forget Everything For You])(Promotion Edit)

和田彩花:……面白いと思うんですけど、その「面白い」もまだちょっと不安定。そんなにガッシリ方向が決まってる訳でもないし、逆にそれは「いろんなことが出来る」という意味で良いことでもあるんですけど。でも他のグループになくて凄いなと思うのは、私みたいなずっといる人と、かっさーみたいな入って3ヶ月みたいなメンバーが一緒にやって、それがパワーになるって凄いなと思って。年齢も入った時期も全く違うグループなんて普通はバラバラじゃないですか? でもアンジュルムはそれをパワーに出来てる。そこが凄いなと思って、それをもっと使っていけたら楽しいだろうなって思ってます。あと、アンジュルムは個性もバラバラで、それぞれに凄い。そこもパフォーマンスに活かせたら良いなって思います。

--スマイレージからアンジュルムになった時点で、モーニング娘。と同様に卒業/加入を繰り返しながらいつまでも続いていくグループを目指すことになった訳ですけど、そのアンジュルムの雰囲気やキャラクターが今後延々と継承されていったら……

和田彩花:(笑)

--10年後、20年後のメンバーもこの感じだったらヤバいですよね(笑)。

和田彩花:ヤバいですね! で、多分変わんないと思う(笑)!

--今、アンジュルムとして生きてる皆さんのイズムが基盤となり、継承されていくわけですからね。ちなみに、今のアンジュルムで和田さんがやっていきたいことは何ですか?

アンジュルム『次々続々』(ANGERME[One by One, One after Another])(Promotion Edit)
アンジュルム『次々続々』(ANGERME[One by One, One after Another])(Promotion Edit)

和田彩花:もちろん「大きいところでコンサートがしたい」とか、あとアンジュルムはまだ海外公演をやったことがないので実現したいし、単純にそういう目標はあるんですけれども、それが私にとってすべてではないと言うか、もっと面白いことをしていきたい。やっぱりお仕事ってなったときに、私たちはまだまだ子供だから、大人の方に与えられて出来ているものがほとんどじゃないですか。でも私たちにもいろんな個性や考えがあるので「メンバーと大人の方が一緒になっていろんなものを作っていけたら楽しいな」って。それで今までにないようなパフォーマンスとか音楽とか作っていって、そういう「面白いことをずっと続けていけたらいいな」っていう想いが私の中にはあります。でもそれはまだまだ全然出来ないので、これからちょっとずつそういう風になっていけたら良いなと思いますし、今、その為の計画を立ててるんです(ニンマリ)。

--アイドルって元々「偶像」から来てる訳ですけど、そのアイドルがちゃんと自分達の個性と意思でもって物事を動かし出したら、それを大衆が面白いと思って応援するようになったら、これはもうちょっとした革命ですし、今までの流れを変えられそうな話ですよね。

和田彩花:たしかに、今までないですよね。でもアンジュルムをやってて思うのは、これだけ人数がいて、みんなバラバラな考えがあって、それが面白いからもっと活かしていきたいし、そこを上手くパフォーマンスに反映させていかないと、他のアイドルグループと変わらないと思われてしまう。でもいろんなことが出来るのがアンジュルムなので、そういうこともどんどんやっていきたい!

--そういう意味での逸材がせっかくこれだけ揃っている訳ですからね。

和田彩花:そう! これだけおかしな女の子ばっかり集めるのも大変ですよ? 普通、こんなに集まらない(笑)。

--固形石鹸を削るのが趣味のメンバーなんて他にいないですからね。

アンジュルム 佐々木莉佳子 バースデーDVD 2016
アンジュルム 佐々木莉佳子 バースデーDVD 2016

和田彩花:いない(笑)。でもそういうところが面白い。なので、もちろん今までと変わらないものもずっとやりつつなんですけど、今までと全然違うようなものもやりたい。そういうことが出来たら楽しいと思うし、いつかはメンバーで全部プロデュースしたCDとかも出したい。でもただただ「自由にやりたい」って言うんじゃなく、ちゃんとテーマを設けて「この曲はこういう意味を込めて」とか自分たちで考えなきゃいけないし、ちゃんとクリエイティヴできるようになれたらいいなと思います。

--それが評価されたら勝ちですよね。

和田彩花:そしたらみんなももっと「こうしたい」「ああしたい」って考えるようになるだろうし、グループ自体も面白くなっていくと思うんですよね。そこまで行くのが大変なのは分かっているので、まだまだこれからの話なんですけど。

--先のブログの続きですが、和田さんは「ハローがアイドルで1番だと思ってます。それをみんなに知ってほしいです」の後に「そして、アンジュルムが1番だということも示したい!だから、私はアンジュルムにいる!」とも記されています。やはりアンジュルムを名実共にナンバーワンのグループにしたい想いは強い?

和田彩花:うん。面白いと思うので、外から見てて。あ、中にいるんですけど! あと、一般的なアイドルのイメージって「可愛い」とか、ネガティブに見てる方からすれば「ダサい」とかあると思うんですけど、でもアンジュルムは全然そうじゃなく、むしろ「可愛い」って感じは全然ないし、言ってしまえば「小学生の男子」みたいな感覚なので(笑)。でもだからこそアンジュルムといるとみんなが幸せな気持ちになれる。それって凄いことだなって思うんですよ。ファンの方とか「なんでそんなに楽しそうにするかな?」って思うぐらい楽しそうにしてるし、それをどんどん広めていけたらいいなって思います。

--今日の話の節々を捉えると、アンジュルムがハロー!プロジェクトの歴史を変えるということにも繋がりますよね。ただ、和田さんもいろんな歴史に詳しいから分かると思いますが、歴史を変えるということは様々な弊害も付き物じゃないですか。それも覚悟の上で「アンジュルムが1番だということも示したい」と思っているんでしょうか?

和田彩花:はい! でもそうやって付いてきちゃったほうが逆に良いです。楽しいですよ、きっと。何十年か経ったときに「あ、あの人たちは楽しかったんだな」って思ってもらえたら勝ちだなと思いますし。なんか人生って……みたいな話になっちゃうんですけど(笑)!

--ぜひ語ってください。

和田彩花:そんな、ただただ生きてるだけじゃつまんないですよ! しかもせっかく変人が集まってて(笑)、アンジュルムっていうグループがあるんだから、その中でもっと楽しいことが出来たらいいなって思います。

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アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー


「私、居る意味あるかな?」概念を覆して切り開いた前代未聞のストーリー

--和田さんが書かれた『美術でめぐる日本再発見』にも記されてますけど、今、世界中で評価されている浮世絵ってほとんど異端児が描いたものじゃないですか。「え、そんなことしちゃっていいの?」に楽しげに挑戦していった結果ですよね。極端な例えかもしれませんが、和田彩花やアンジュルムが目指すのもそこなのかなと、今の話からも感じました。

アンジュルム『上手く言えない』(ANGERME[I Can’t Describe It])(Promotion Edit)
アンジュルム『上手く言えない』(ANGERME[I Can’t Describe It])(Promotion Edit)

和田彩花:ただ、ハロー!プロジェクトにいる時点でちょっと難しいかなとは思うんですよ(笑)。そこから変えなきゃいけないし、大人という高い壁もあるんですよ!

--でも大人がそこを面白がってくれたら完璧ですよね。

和田彩花:そうですね!

--あと、ハロー!プロジェクトでやるのは難しいかもしれないけど、ハロー!プロジェクトでやるから面白い訳ですよね?

和田彩花:そうです! で、それが出来るのは「アンジュルムしかいない」ってみんなどこかで気付いてるんじゃないかな(笑)。

--アンジュルムが一番似合うというか……

和田彩花:それをやっても害がない(笑)。

--「アンジュルム、また怒られてるよ」で済みそう(笑)。

和田彩花:多分それで済むじゃないですか。でもモーニング娘。がやったら大変ですよ!

--何が和田さんをそこまで革命児気質にしたんですかね?

和田彩花:メンバーに恵まれたからです。「こんなに面白い人たちがいるのにな」って思ったら「もっとこういう面白いことをやりたいな」って自然と考えるようになりますし、アイドルは「大体これぐらいの年齢になったら卒業」とかありますけど、私はそこにも拘ってはいないので、とにかく面白いことを続けていきたいんです。そして一番は「ハロー!プロジェクトは凄いんだよ」ってことを今一度示したい。その為には、そういったアプローチも必要だろうなって。

--℃-ute解散が発表された際のブログでは「私自身、20歳すぎてからのアイドル像を見出していましたが、続けることって簡単ではないし、これからもっともっとそれを感じると思います。アンジュにいる私なら、私ならではのやり方なら、可能なのでは? そんな思いとともにやってやるぞって気持ちが芽生えていることは否めません」と書かれていました。これはどんなことを想って書かれたものだったんでしょうか?

和田彩花:当時はアイドルを続けていくことの厳しさを感じていたんですよ。でもここ最近、そうやってやりたいことをどんどん出していったら「やるしかないな!」と思って。そしたら寿命が延びたというか……やっぱり新しいメンバーが入ってくればグループもどんどん若くなるし、正直に言ってしまえば「私、居る意味あるかな?」って思い始めていたし、同時に「ここじゃ出来ない事をやりたいな」とも思っていたんですよ。やっぱりどんどん「もっとこういうこと出来るのにな」って自分の考えが出来ちゃうと、今の状況に物足りなくなる時期がやってくるんですよね。でも私の場合は「ここじゃ出来ない事をやりたいな」を「いや、アンジュルムでやっちゃおう」ってなっちゃったので(笑)。

--凄い、自ら概念を覆した(笑)!

アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Dance promotion edit)
アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Dance promotion edit)

和田彩花:やる気になっちゃいました! で、私の考えをメンバーに話したんですよ。まずりなぷー(勝田里奈)と何故か意気投合しちゃって「こういうことやったら面白くない?」「やりましょう!」みたいな。で、最終的にみんな「やりましょう!」って。

--幕末みたいな展開(笑)。でもすごくハッピーな話じゃないですか。

和田彩花:ハッピーです! でもやりたいことを実現していくのは大変。だから頑張りたいと思います。

--和田彩花、今後のアイドル人生はそこに費やしていく感じになるんですかね? どう生きていこうと思ってます?

和田彩花:今話したようなことをやりたいと思ってから変わったんですけど、私としては……可能だったらいつまでもアンジュルムというグループにいたい。個々で活動していても良いと思うし、でもまた集まれる場所がそこにある。それが私の夢だけど、それはきっと叶わないんですよ。でも私としてはそれもアリだと思うし、むしろアイドルとかそういうものに捕らわれず、いろんなことが出来たら良いなと思います。

--どんな形であれ、アンジュルムにずっと関わっていきたいんですね。

和田彩花:はい!

--ただ、ハロー!プロジェクトには、必ずいつか卒業するという美学とも言える絶対的概念が存在しますよね。大きく言えば、女の子のアイドルはみんなそうだと思うんですけど。

和田彩花:その中にずっと私だけいたら変ですよね? 流れがおかしくなっちゃう(笑)。

--まぁでも「それもアリだよね」って思えたらいろんなことが変わっていきますよね。「和田さんは30歳超えてますけど、まだハロプロですよね?」みたいな前例が出来ることによって、新しい何かは生まれていく。

和田彩花:というか、すでに勝手にメンバーが「え、和田さん、30歳までいるから大丈夫だよ」って言っちゃってるんです(笑)。私はそんなこと言った覚えはないんですけど、なんとなくそうメンバーに決められてるから「大丈夫、大丈夫」って私も言ってるんです。

--少なくともあと8年(笑)。でも8年あればある程度のことは実現できますよ。あと、℃-uteの解散後、アンジュルムはもちろん、ハロー!プロジェクトを背負っていくことも求められる可能性はありますよね? そこはどう考えてるんですか?

和田彩花:ハロー!プロジェクトのリーダーになるかどうかの話になりますよね(笑)。でも私はそこもアンジュルムとして引っ張っていければと思ってます。

アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー

--かつては写真一枚撮られるのも嫌がっていた女の子が、ここまで高い意識を持ってハロー!プロジェクトの歴史すら変えようとしている。驚きます。自分でもやはり変わったなと思いますか?

和田彩花:思わないです! 私、子供の頃からおかしいんで(笑)。最近まで自分ではおかしいと思わなかったんですけど、この前あいあいに「和田さん、変人ですよ」って言われて気付いたんですよ。「え! 私っておかしいんだ?」って。それでネットで「変人」って調べたら、「あれ? あてはまる」と思って。

一同:(笑)

和田彩花:そこで気付きました。でもアンジュルムの中にいると、変人の集まりだから分からないんですよ(笑)。

--そんな愉快な仲間たちとどんどん面白い事を仕掛けていってほしいと思うんですが、その結果として、ハロー!プロジェクト、そしてアンジュルムがナンバーワン。これを知らしめることが和田さんのこれからの最大のミッションになりそう?

アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー

和田彩花:そこはすっごく大きい壁だと思うんですよ。……うん、結構大きい壁だと思う。けど、アンジュルムにいると何故か出来ると思っちゃうんですよねぇ。そうさせてくれるのはきっとメンバーのみんななんだろうなって思うし、実際にみんな「やっちゃえ、やっちゃえ!」みたいなタイプなので、そこは本当に恵まれてるし、嬉しいなと思います。

--いやー、今日は期待値が上がる話しか出てこなかったです。

和田彩花:私たちがなんかおかしいことしたら……

--アンジュルムの乱が始まったと?

和田彩花:「あ、アレだな」って思って下さい(笑)。

Interviewer:平賀哲雄

アンジュルム『上手く言えない』(ANGERME[I Can’t Describe It])(Promotion Edit)
インタビュー写真

アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー アンジュルム和田彩花(リーダー)単独インタビュー

アンジュルム「上手く言えない/愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間/忘れてあげる」

上手く言えない/愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間/忘れてあげる

2016/10/19 RELEASE
HKCN-50501 ¥ 1,760(税込)

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Disc01
  1. 01.上手く言えない
  2. 02.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
  3. 03.忘れてあげる
  4. 04.上手く言えない (Instrumental)
  5. 05.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間 (Instrumental)
  6. 06.忘れてあげる (Instrumental)

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