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【再掲】J Dilla aka Jay Dee特集 – Special Selection by DJ Mitsu The Beats

 スラム・ヴィレッジの一員として活躍、ファーサイド、デ・ラ・ソウル、ア・トライブ・コールド・クエストらのヒット曲を生み出し、ヒップホップ・シーンにおいて最もリスペクトを受けるプロデューサー、J Dilla。2006年2月10日のあまりに早すぎる死から今年で10年。「自身の音楽人生で最も影響を受けたプロデューサー」と語り、先日J Dillaに捧げるアルバム『Celebration of Jay』をリリースしたDJ MITSU THE BEATSが、J Dillaが携わった数多の作品の中から、最重要なものを5枚ピックアップ。アメリカのみならず、ここ日本でも大きな影響を与え、HIP HOP史にその名を刻んだJ Dilla aka Jay Deeの功績を振り返る。

CV

Slum Village
『Fantastic Vol.2』

 J Dillaが地元デトロイトの仲間のT3、Baatin と結成したグループ、スラム・ヴィレッジの2ndアルバム。Q-Tip、ディ・アンジェロ、バスタ・ライムス、ピート・ロックら錚々たるアーティストもフィーチャーされている。



 Jay Dee(敢えて)を語る上で絶対外してはいけない一作。発売されてから今までずっとレコードバッグに入りっぱなしです。おすすめは全曲!!中でも「I Don’t Know」「Climax(Girl Shit) 」「Forth And Back」,「 Untitled / Fantastic」辺りは現在も現役でプレイしています。浮遊感や独特のフィルター感のある上物、かっちりとしたドラムワークスを堪能できる一枚と言えるでしょう。



CV

Jay Dee
『Welcome 2 Detroit』


Jay Dee aka J Dilla初のソロアルバム。老舗レーベルBBEの人気シリーズ 『Beat Generation』の第一弾として2001年にリリースされた。




 これが真のNo.1アルバム。これに全て詰まってると言えます。本当は説明不要なんで説明したくないんですが…。2001年発売当時に衝撃を受けたことを今でもはっきりと覚えています。それまでのサンプリングしたドラムから生ドラムも使用し積極的に生楽器も刺していく姿勢。カヴァーする楽曲のセンス、全てがクリエイティヴでした。その後に発売されたインストアルバムにはただのインストではなく、なんの表記も無く別テイクを納めている所にも彼の美学を感じました。今でも迷った時には通して聴いています。無人島に持っていく一枚。




CV

J-88
『BEST KEPT SECRET』


ドイツのGroove Attackから2000年にリリースされたSlum Villageの変名ユニット=J-88名義の唯一のアルバム。




 なぜ変名で出したのか今でも謎ですが、” The Look of Love PT.1 “の破壊力たるや未だ健在です。MADLIBによる” Get It Together “のリミックスも素晴らしい本作、最近は” The Things You Do ”をプレイすることが多いです。初期Jay Deeワークスを堪能できる一枚です!




CV

J DILLA aka JAY DEE
『DONUTS』


J Dillaが生前最後にSTONES THROWからリリースした、31曲に及ぶインスト・アルバム。後に本作の元ネタ集がリリースされるなど、J Dillaのセンスとスキルが凝縮された一枚。




 初めてこの作品を聴いた時、今までの作風との違い(大胆なワンループやソウルサンプル)に戸惑いを隠せない自分がいました。しかしその作品が出来た背景を知り、改めて聴きこむ度に新たな発見があり今では自分の好きなJay Deeワークスで重要な作品となっています。 ドーナッツが大好きだった彼にとっても重要な作品であったことは間違いありません。JAY DEEが笑ってる” SMILE “ジャケを出したストーンズスロウも素晴らしい。





CV

The Pharcyde
『Labcabincalifornia』


イマーニ、ファット・リップ、ブーティ・ブラウン、スリム・キッド・トゥレの4MCで結成された西海岸のグループ、ファーサイドの1995年の作品。




 J Dillaが大半の楽曲をプロデュースしたThe Pharcydeのセカンドアルバム。当時この感じでアルバム出してる人って全然居なくて強烈に印象に残っています。ヒップホップの歴史に残る名曲” Runnin’ " もこのアルバムに収録。その他” Drop ”や” She Said “等名曲揃い。個人的には” Bullshit ”や” Groupie Therapy “もプレイしました。 後に出たインストアルバムも重宝しています。





2016年ファーサイド公演 オープニングDJ プレイリスト

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