初のビルボードライブは、とても緊張しました

▲ 「しもた」 MV

??ティーナ・カリーナさんは、ビルボードライブは9ヶ月ぶり、2度目の出演となります。前回、ステージに立ってみて、いかがでしたか？

ティーナ・カリーナ：ファーストツアーでビルボードライブという事もあり、とても緊張していたのですが、ステージからお客さんの顔を見た瞬間そういう気持ちは吹っ飛びました。想像していたよりもお客さんとの距離が近くて反応がダイレクトに伝わるので、会場が一つになって歌っていて楽しかったです。ライブ後は、またここで歌いたい！！と強く思いました。今年中にもう一度ビルボードライブ公演が実現できてとても嬉しいです。

??ファンの方たちの反応は、いかがでした？

ティーナ・カリーナ：ライブ後のアンケートを沢山の方に書いて頂いたのですが、ファーストツアーを心待ちにしてくれていたファンの皆様、そして初めて見てくれたお客さんも、またライブに行きたいと言ってくださっていました。初めてビルボードに来た！という方もいて、楽しんで頂けたようです。

??ビルボードライブ大阪は、ティーナ・カリーナさんの地元です。お友達や、ご家族もいらしてたんですか？

ティーナ・カリーナ：両親や友達、そして普段はなかなかライブに来られない祖父や、前の職場の方も駆けつけてくれました。祖父は同じテーブルになったファンの方に、「ティーナ・カリーナのおじいちゃんやで」と自慢していたみたいです（笑）。

??大阪から仙台は遠いので、なかなか歌っている姿は見てもらえないですもんね。おじいちゃん孝行ができて、良かったですね。

ティーナ・カリーナ：いつも私の歌に厳しい母も、この時は「よく頑張ったね、お疲れさま！」と言ってくれました。あとは、「気を抜かずに、またビルボードで歌えるように頑張りなさい！」とも言われました。

世代を超えて音楽を楽しむきっかけになれば

▲ 「いつかきっと-Unplugged-」 MV

??新しい試みとして、9月から12月にかけて、大人が楽しめる昭和歌謡エンターテインメント「ひとり昭和歌謡祭」というワンマンショーも開催されています。昔から、昭和歌謡は好きだったんですか？

ティーナ・カリーナ：小さい頃、両親の車で笠置シヅ子さんのCDを良く聞いてたんです。強烈な歌詞とメロディーで、弟と一緒に大熱唱していました。中学校に入学して吹奏楽部に入り、「ブルー・シャトウ」や、「シーサイド・バウンド」などグループサウンズのメドレーを演奏したり、両親のCDラックからピンクレディーやハイ・ファイ・セットなども聞いていました。

??ご両親の影響だったんですね。

ティーナ・カリーナ：そうなんです。今年でデビュー2年目に入るので、もっと表現の幅を広げたいという思いから、昭和歌謡のカバーをやってみよう！という事になりました。「ひとり昭和歌謡祭」は大人の方だけでなく、小さなお子さんや、若い世代の方も一緒に楽しんでくださっています。私が両親から色んな曲を教えてもらったように、このコンサートが世代を超えて音楽を楽しむきっかけになればいいなと思っています。

??たしかに、ティーナ・カリーナさんのファンの方って、若い方から年配の方まで幅広いですもんね。親子で一緒に楽しめるライブって、素敵ですね。

ティーナ・カリーナ：歌ってみて改めて感じたのですが、世代を越えて沢山の人に愛されてきた歌にはパワーがあります。時代を切り取った歌詞。言葉の使い方、イントロ、メロディーの斬新さ。歌えば歌うほど、味わい深い世界が広がっています。その一方で、たとえ時代が変わっても、人を愛しく思う気持ちや、家族への思いなど、本当に大切な物は今も昔も変わらない。そういう事を昭和歌謡から学んでいます。 自分もそういう曲を作って歌っていけたらいいなと思います。

??特に、好きな曲を3曲挙げるとしたら？

ティーナ・カリーナ：難しいですねー！素敵な曲はいっぱいありますが、笠置シヅ子さんの「買物ブギー」、石川ひとみさんの「まちぶせ」、ちあきなおみさんの「喝采」は大好きです。

会場に来てくださった皆様一人一人と
「繋がり」を感じられるツアーにしたい

▲ 「あんた」 MV

??今回のツアーですが、タイトルに「TSUNAGU」という言葉が入っています。これは、どんな意味が込められているんですか？

ティーナ・カリーナ：今、私は縁あって故郷の大阪を離れ仙台で暮らしています。東日本大震災で大きな被害を受けた東北に移り住み感じた事、家族と離れて暮らしてみて分かった事等、宮城と東京と大阪。距離を越えて今感じている思いを「繋ぐ」こと。そして、私の生まれる前から時代を越えて「繋がる」歌がある事。そして、会場に来てくださった皆様一人一人と「繋がり」を感じられるツアーにしたいと言う想いを込めています。

??今回は、前回と違って1stステージがティーナ・カリーナさん、2ndステージにはRakeさんが登場されます。今まで、Rakeさんと、同じステージに立ったことってあるんですか？

ティーナ・カリーナ：実はデビュー前に一度、Rakeさんのイベントで歌わせて頂いた事があるんです。それが私の仙台初ライブでした。

??そうだったんですね！

ティーナ・カリーナ：デビュー後も、ツアーのオープニングアクトで歌わせていただいたり、「Around The Home」という震災で被害のあった地域でのRakeさんのライブツアーの南三陸町公演にゲスト出演させていただいたりと、とてもお世話になっています。

▲ 「あかん」 MV

??Rakeさんとお会いして、どんな印象を受けましたか？

ティーナ・カリーナ：Rakeさんは音楽に対して、とても熱くてストイック。そして日本離れしたグルーヴをお持ちです！まじめな反面、楽屋で私が緊張していたら、冗談を言って空気を和ませてくれたり、お茶目な一面もあります。そしてライブが楽しい！しっとりとしたラブソングから、ファンキーなナンバーまで幅広い表現力でいつも聞き惚れてしまいます。

??楽しみですね。では、ティーナ・カリーナさんは今回のライブ、どんなライブにしたいですか？

ティーナ・カリーナ：今回はじっくり歌を味わって頂けるような、アコースティック編成でお届けします。 前回の初ツアーから進化した姿を見て頂きたいです。オリジナル曲を中心に、私のルーツでもある昭和歌謡も歌います。ずっと応援してくださっているファンの方も、初めて私の歌を聞きにきてくださる方も楽しめるようなライブにしたいです。

??ライブが終わって、年が明けたらティーナ・カリーナさんは29歳のお誕生日を迎えられます。20代最後に、挑戦してみたいことはありますか？

ティーナ・カリーナ：二十歳になる時は10代のうちに何かしなきゃ！と焦ってオーディションを沢山受けた記憶がありますが、30代を迎える心の準備は不思議とできています。自分の周りに素敵な30代の方が沢山いるからかな。それよりも今は一年一年が勝負。失敗を恐れずに自分の可能性を広げたいと思っています。ライブパフォーマンスに対してもそうですし、曲作り対しても。個人的にはミュージカルにも挑戦してみたいです。

??では、最後にビルボードライブの公演に来てくれるファンの皆様へ、一言お願いします。

ティーナ・カリーナ：2回目のビルボードライブ公演、ティーナ・カリーナの新たな一面をお届けしたいと思います。ビルボードライブという特別な空間で皆さんと素敵な時間を過ごせるのを楽しみにしています。家族と、友達と、大切な人と、もちろんお一人様でも、皆さん是非お越し下さい！