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2020/06/02

米ビルボード、全米音楽業界が人種差別に抗議する“Blackout Tuesday”に参加

 ジョージ・フロイドの殺害が発端となった全国規模の抗議行動への賛同を示すため、全米の音楽業界が現地時間の2020年6月2日火曜日に実施するストライキ“Blackout Tuesday” (ブラックアウト・チューズデー)への参加を米ビルボードも表明した。

 #TheShowMustBePausedのタグを掲げるこのキャンペーンは、フロイドをはじめ、3月に自宅で警察に殺害された救急救命士Breonna Taylor、2月にジョギング中に殺害されたAhmaud Arberyなど、多数の黒人市民が警察や白人によるヘイト・クライムの犠牲になる事件が絶えないことへの抗議表明としてビジネスを中断し、じっくり考えながら学ぶ時間にしてほしいと、米音楽業界幹部のJamila ThomasとBrianna Agyemangが発起人になって呼びかけた。

 イニシアチブのウェブサイトには、月曜ではなく火曜に実施する理由について、「平日の勤務をあえて中断させることを意図しています」と説明されており、「月曜では三連休を連想させてしまい、何かが変わることを金曜まで待つことはできません。一瞬止まり、黒人コミュニティーを共同でサポートするためにどんな行動が必要なのか、誠実で、思慮深く、生産性のある会話を交わす日にします」と記載されている。

 声明は、「私たちは疲れ、そして一人では何も変えられません」と続き、「その一方で、私たちの黒人の友人たちや家族へ:あなたと、あなたの心の健康のために時間を取ってください。私たちのアライ(協力者)たちへ:家族、友人、同僚たちと難しい会話を交わすのは今です」と呼びかけている。

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