2019/06/12 12:00
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのバックロットで2008年に起きた大規模火災により、当時公表されていたよりも多くの貴重なマスター音源が焼失していたと伝えている。
同紙が入手した法的文書や内部文書によると、ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)は、敷地内のビルディング6197に保管されていた音源のうち12万本弱が焼失したと見積もっていた。だがUMGで保管管理を統括していた元専務理事のランディー・アロンソンは、正しくは17.5万本だったとNYTに話しており、約50万曲が失われたと社内では推定されていた。
これらのマスター音源は、Decca、MCA、ABC、Chessなどさまざまなレーベルのものが混在し、アーティストはジャズの巨匠ルイ・アームストロング、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、ロック界の伝説チャック・ベリー、そして“クイーン・オブ・ソウル”アレサ・フランクリンの初期作なども含まれていた。
また、バディ・ホリーやインパルス時代のジョン・コルトレーンのほとんどのマスターが焼失したほか、B.B.キング、ジョニ・ミッチェル、イギー・ポップ、トム・ペティ、ソニック・ユース、ノー・ダウト、スヌープ・ドッグ、サウンドガーデン、ザ・ルーツなど、ジャンルや世代を超えたアーティストたちの音源が破壊された。
今回明らかになった数字は当時公表されていたものと矛盾している。ユニバーサルの広報担当者は当時米ビルボードに対し、「失われたものはない」と断言した上で、バックロットに保管されていた“ほとんど”の資料を最近別の施設に移していたとコメントしていた。当時の声明では、失われたものがあったものの、そのすべてのデジタル・コピーがすでに作成されていたとの趣旨の説明がなされていた。
NYTの報道を受け、UMGは声明で、“制約”のため火災の詳細をすべて公表することはできないとした上で、「これらの音楽的資源を保存、保護し、カタログ・レコーディングのデジタル化と、その後の一般供給を加速させるため」の投資を行ったとコメントした。
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